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公開番号
2025013261
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024110492
出願日
2024-07-09
発明の名称
学習モデル、予測方法、及び情報処理装置
出願人
小林製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G16C
20/70 20190101AFI20250117BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】薬剤の防腐性の予測技術を改善する。
【解決手段】製剤に関する説明変数に基づいて、前記製剤の物性に関する目的変数を出力するようにコンピュータを機能させるための学習モデルであって、説明変数は、製剤に配合された防腐剤、防腐助剤、及び防腐性低下剤に関する特徴量を含み、目的変数は、前記製剤の防腐性を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
製剤に関する説明変数に基づいて、前記製剤の物性に関する目的変数を出力するようにコンピュータを機能させるための学習モデルであって、
前記説明変数は、前記製剤に配合された防腐剤、防腐助剤、及び防腐性低下剤に関する特徴量を含み、
前記目的変数は、前記製剤の防腐性を含む、学習モデル。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記特徴量は、前記製剤に配合された防腐剤、防腐助剤、及び防腐性低下剤のうち、所定の防腐剤及び所定の防腐助剤の水相濃度を含む、請求項1に記載の学習モデル。
【請求項3】
前記防腐剤は、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、2-フェノキシエタノール、2-イソプロピル-5-メチルフェノール、安息香酸、サリチル酸、及びソルビン酸の少なくともいずれかを含む、請求項1に記載の学習モデル。
【請求項4】
前記所定の防腐剤は、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、2-フェノキシエタノール、及び2-イソプロピル-5-メチルフェノールの少なくともいずれかを含む、請求項2に記載の学習モデル。
【請求項5】
前記防腐助剤は、プロパンジオール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2-ペンタンジオール、エタノール、酸化亜鉛、香料、及びキレート剤の少なくともいずれかを含む、請求項1に記載の学習モデル。
【請求項6】
前記所定の防腐助剤は、プロパンジオール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2-ペンタンジオール、及びエタノールの少なくともいずれかを含む、請求項2に記載の学習モデル。
【請求項7】
前記防腐性低下剤は、2価アルコール以外の多価アルコール、ポリサッカライド、及びエキス類の少なくともいずれかを含む請求項1に記載の学習モデル。
【請求項8】
前記目的変数は、合格又は不合格の二値である、請求項1に記載の学習モデル。
【請求項9】
前記目的変数は、黄色ブドウ球菌の残存率に基づき定められる値である、請求項1に記載の学習モデル。
【請求項10】
情報処理装置が実行する、製剤に関する説明変数に基づいて前記製剤の物性に関する目的変数を出力する予測方法であって、
前記製剤に関する説明変数を学習モデルに入力することと、
前記学習モデルに基づき、前記製剤の物性に関する目的変数を出力することと、
を含み、
前記説明変数は、前記製剤に配合された防腐剤、防腐助剤、及び防腐性低下剤に関する特徴量を含み、
前記目的変数は、前記製剤の防腐性を含む、予測方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、学習モデル、予測方法、及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
化粧品、医薬部外品及び医薬品(以下、薬剤ともいう。)の製造、流通、開封後から使い切りまでのライフサイクルにおいて微生物汚染を防止することが製造販売業者に求められている。薬剤の多くは非無菌環境下で製造され、かつ、使い切り包装でない場合が多いことから、製品の製造段階、及び開封後の使用段階において混入する微生物を増殖させないことが必要不可欠である。混入微生物を制御するためには、製品特性に応じて処方に適切な防腐性を付与することが必要である。処方の防腐性は主として防腐剤により発現するが、防腐剤はヒトの皮膚等にも影響を及ぼすため、安全性の問題を起こさないよう、製品に配合可能な防腐剤の種類と濃度は各国において規制されている(例えば非特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
H Araki, S Hamada, Y Toshima, Y Kawazoe, M Otani, R Suzuki, J Usukura, M Ookawa. Cosmetics&Toiletries, “An Offensive Defense: Minimizing Preservatives, Maximizing Protection and Resources” Allured Business Media, 2018
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
処方開発者及び防腐防黴担当者は、限られた種類の防腐剤を可能な限り低濃度で使用することで、防腐性と安全性を両立した処方設計を行う必要がある。適切な防腐設計を行うため、防腐剤の作用機序に関する研究が行われている。製品処方においては、防腐剤の微生物への作用のみならず、防腐剤以外の各種配合成分が防腐剤及び微生物に対して影響を及ぼす。この事が処方の防腐設計及び防腐性予測の技術的難易度を高くする原因となっている。処方の防腐性の評価は一般的に、製品開発段階に保存効力試験により実施されるが、試験には通常約1か月の長期間を要することから、試験不合格となった場合に製品開発の遅延等につながる可能性がある。そのため、薬剤メーカーにおいては、保存効力試験の迅速法、代替法、及び計算による防腐効果の予測法の開発が進められている。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、薬剤の防腐性の予測技術を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の一実施形態に係る学習モデルは、製剤に関する説明変数に基づいて、前記製剤の物性に関する目的変数を出力するようにコンピュータを機能させるための学習モデルであって、
前記説明変数は、前記製剤に配合された防腐剤、防腐助剤、及び防腐性低下剤に関する特徴量を含み、
前記目的変数は、前記製剤の防腐性を含む。
【0007】
(2)本開示の一実施形態に係る学習モデルは、(1)の学習モデルであって、
前記特徴量は、前記製剤に配合された防腐剤、防腐助剤、及び防腐性低下剤のうち、所定の防腐剤及び所定の防腐助剤の水相濃度を含む。
【0008】
(3)本開示の一実施形態に係る学習モデルは、(1)又は(2)の学習モデルであって、
前記防腐剤は、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、2-フェノキシエタノール、2-イソプロピル-5-メチルフェノール、安息香酸、サリチル酸、及びソルビン酸の少なくともいずれかを含む。
【0009】
(4)本開示の一実施形態に係る学習モデルは、(1)乃至(3)の何れか一項に記載の学習モデルであって、
前記所定の防腐剤は、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、2-フェノキシエタノール、及び2-イソプロピル-5-メチルフェノールの少なくともいずれかを含む。
【0010】
(5)本開示の一実施形態に係る学習モデルは、(1)乃至(4)の何れか一項に記載の学習モデルであって、
前記防腐助剤は、プロパンジオール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2-ペンタンジオール、エタノール、酸化亜鉛、香料、及びキレート剤の少なくともいずれかを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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