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公開番号2025010590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-22
出願番号2024184402,2020104567
出願日2024-10-18,2020-06-17
発明の名称消臭剤
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61L 9/01 20060101AFI20250115BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、ヒドラジド化合物を含み、消臭効果の持続性に優れた消臭剤を提供することである。
【解決手段】ヒドラジド化合物及び水と共に、消臭成分及び水と共に、多価アルコール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種と、緩衝剤とを含む消臭剤は、乾燥状態になった後にも消臭効果を奏させることができ、ヒドラジド化合物による消臭効果の持続性が飛躍的に向上する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)ヒドラジド化合物、(B)多価アルコール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種、(C)緩衝剤、並びに(D)水を含む、消臭剤。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
更に、(E)亜硫酸及び/又はその塩を含む、請求項1に記載の消臭剤。
【請求項3】
吸液性部材に吸液させて使用される、請求項1又は2に記載の消臭剤。
【請求項4】
消臭が求められる空間の壁に噴霧又は塗布して使用される、請求項1~3のいずれかに記載の消臭剤。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の消臭剤を用いて消臭を行う、消臭方法。
【請求項6】
請求項1~3のいずれかに記載の消臭剤を収容している消臭剤収容部と、
前記消臭剤収容部から供給された前記消臭剤を吸液し、空間の消臭を行う消臭剤吸液部
と、
を有する、消臭装置。
【請求項7】
更に、前記消臭剤収容部から供給された消臭剤を貯留する消臭剤貯留部を有し、
前記消臭剤吸液部が、前記消臭剤貯留部から消臭剤を吸い上げて消臭剤を吸液するように構成されている、請求項6に記載の消臭装置。
【請求項8】
消臭が求められる空間内に請求項6又は7に記載の消臭装置を設置する、消臭方法。
【請求項9】
前記消臭剤吸液部が乾燥した状態になっても継続使用する、請求項8に記載の消臭方法。
【請求項10】
ヒドラジド化合物を含む消臭剤の消臭効果の持続性向上方法であって、消臭剤に、(A)ヒドラジド化合物、(B)多価アルコール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種、(C)緩衝剤、並びに(D)水を配合する、持続性向上方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒドラジド化合物を含み、消臭効果の持続性に優れた消臭剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、生活の快適性への要求の高まりと共に、生活空間を快適にする臭気対策のニーズも高まっている。従来、日常生活における臭気対策としては、スプレー型、エアゾール型、据え置き型等の消臭剤を使用して、空間に噴霧したり、揮散させたりする手法が知られている。このような消臭剤では、消臭成分として、ジヒドラジド化合物、ポリアミン化合物等の有機系消臭成分や、ポリフェノール等の植物抽出物が使用されている。
【0003】
これらの消臭成分の中でも、ヒドラジド化合物は、アルデヒド系やアンモニア系の悪臭に対する消臭効果が優れており、ヒドラジド化合物を含む消臭剤が種々検討されている。例えば、特許文献1には、ヒドラジド化合物、アデニン硫酸塩、及び陽イオン性アミノ変性シリコーンを含む消臭剤は、常温だけでなく高温の環境下でもアルデヒド系及びアンモニア系の悪臭成分の除去に優れるだけでなく、除去した悪臭成分の再放出が少ないことが報告されている。また、特許文献2には、ヒドラジド化合物と共に、硫酸ヒドロキシルアミン、スメクタイト、及び水を含む消臭剤は、アルデヒドとアンモニアの双方に対して優れた消臭効果を奏し得ることが報告されている。しかしながら、特許文献1及び2では、ヒドラジド化合物による消臭効果の持続性の向上に関しては検討されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-19872号公報
特開2010-5093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の臭気対策では、消臭が求められる空間に消臭剤を噴霧したり、臭気が付着した物品に消臭剤を噴霧又は塗布したりすることにより、噴霧又は塗布された消臭剤が臭気に直接接触するように使用されている。このように臭気に対して直接噴霧又は塗布される消臭剤では、消臭効果自体が高いことが重要であるが、消臭効果が持続することも望ましい。
【0006】
一方、臭気対策として、消臭が求められる空間(室内空間、車内空間等)に消臭液を据え置いて使用することにより、空間内の臭気を除去又は緩和する手法も有効である。また、消臭が求められる空間(室内空間、車内空間等)の構造体(壁、床、天井、ドア等)や当該空間内の製品(カーテン、ソファー等)に消臭液を付着させて、当該構造体や製品に消臭機能を付加することにより、空間内の臭気を除去又は緩和する手法も有効である。このような方法で空間内の臭気の除去又は緩和を行う場合には、消臭液が空間内の臭気に対して直接噴霧されないため、消臭成分による消臭効果が持続することが重視される。
【0007】
このように、消臭剤(特に、空間内に据え置いて使用したり、空間の構造体や空間内の製品に付着させて使用したりする消臭剤)では消臭効果が持続的に奏されることが求められる。
【0008】
そこで、本発明者は、ヒドラジド化合物を含む消臭剤の持続性について検討を行ったところ、従来のヒドラジド化合物を含む消臭剤では、噴霧又は塗布の直後では優れた消臭効果を奏するものの、時間の経過と共に乾燥した状態になると消臭効果が消失し、消臭効果を持続できないことを知見した。
【0009】
そこで、本発明は、ヒドラジド化合物を含み、消臭効果の持続性に優れた消臭剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、ヒドラジド化合物及び水と共に、消臭成分及び水と共に、多価アルコール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種と、緩衝剤とを含む消臭剤は、乾燥状態になった後にも消臭効果を奏させることができ、ヒドラジド化合物による消臭効果の持続性(乾燥状態でも消臭効果を持続させる特性)が飛躍的に向上することを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
(【0011】以降は省略されています)

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