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公開番号
2024180678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2024185672,2020113493
出願日
2024-10-22,2020-06-30
発明の名称
点眼型洗眼用組成物
出願人
小林製薬株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
A61K
47/22 20060101AFI20241219BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】滴下数が視認によって把握しやすい点眼型洗眼用組成物を提供することを目的とする。また滴下数が視認によって把握しやすいとともに、防腐保存性に優れた点眼型洗眼用組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】点眼型洗眼用組成物を着色された澄明な水溶液として調製する。着色化合物を配合することで、点眼型洗眼用組成物に視認性に加えて、防腐保存力を付与することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
着色された澄明な水溶液である点眼型洗眼組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、点眼型洗眼用組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、洗眼用カップ(アイカップ)を用いた洗眼方法が知られており、該方法の一例として、洗眼用カップに洗眼液を適量(例えば5mL程)注ぎ、次いで、該カップを片側の眼周辺に押し当てて該カップ内の洗眼液と眼とを接触させ、数回まばたきを行うことにより洗眼する方法が挙げられる。しかし、該方法は、洗眼用カップが必須であり、携帯性に欠けるといった問題がある。
【0003】
また、前記方法とは異なる洗眼方法として、洗眼液を眼に直接点眼して洗眼する方法が知られている(例えば、特許文献1)。当該点眼様式による洗眼は、通常、点眼薬よりも多い滴下回数、例えば、1眼あたり1回3~12滴程度の点眼液を眼球に滴下することで行われる。しかし、点眼型の洗眼液は、通常の点眼薬よりも1回の滴下数が多く、また液滴下の間隔が短くなることに加えて、通常、眼鏡やコンタクトレンズを外して適用されるため、滴下数が把握しにくいという問題がある。特に、介護者が被介護者の洗眼に使用する場面では、介護者が目視により容易に滴下数を把握できることが好ましく、その必要性は高い。このように点眼型洗眼用組成物は、その滴下数が視認によって把握しやすいことが求められる。
【0004】
一方、点眼型洗眼用組成物は、洗眼用カップが不要であるため携帯性に優れているというメリットがある。このため、外出先で使用する場面が多く、汚染するリスクも高い。汚染リスクを低減するために、塩化ベンザルコニウムなどの第4級アンモニウム系の防腐剤を配合することも可能であるが、角膜への影響やコンタクトレンズへの吸着が懸念されるため、当該防腐剤の配合は好ましくない。このため、第4級アンモニウム系化合物を始めとする防腐剤を配合しなくても、防腐保存性に優れた点眼型洗眼用組成物が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-210265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、滴下数が視認によって把握しやすい点眼型洗眼用組成物を提供することを目的とする。また、本発明は、滴下数が視認によって把握しやすいとともに、防腐保存性に優れた点眼型洗眼用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記課題に鑑み鋭意検討を行ったところ、黄色、黄赤色または赤色を呈した点眼型洗眼用組成物が、目視により滴下液を認識把握しやすいことを確認し、さらに、着色化合物として、シアノコバラミン、ベルベリン、それらの塩、及びそれらの水和物からなる群より選択される少なくとも1種を配合すると、着色に加えて、同時に点眼型洗眼用組成物に防腐力を付与ないし向上することができることを見出した。本発明は当該知見に基づき更に検討を重ねた結果、完成されたものである。本発明には、次に掲げる実施形態が包含される。
【0008】
項1.着色された澄明な水溶液である点眼型洗眼組成物。
項2.点眼型洗眼用組成物に着色と同時に防腐力を付与するための製造方法であって、点眼型洗眼用組成物に、着色化合物を配合する工程を有する、前記方法。
項3.点眼型洗眼用組成物に着色化合物を配合することにより、前記点眼型洗眼用組成物を着色すると同時に当該組成物に防腐作用を付与することを特徴とする、着色化合物の使用方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、洗眼時における点眼様式による点眼型洗眼用組成物の滴下数を容易に視認することができる。このため、眼鏡やコンタクトを外した状態でも、また被介護者に点眼する介護者においても、3~8滴という適切な量の点眼液を用いて洗眼を行うことができる。また、本発明によれば、前記効果に加えて、第4級アンモニウム系化合物を始めとする防腐剤を配合しなくとも、すぐれた保存防腐性を発揮することができる。このため、従来の防腐剤の、例えば角膜への影響やコンタクトレンズへの吸着といった問題が抑制された、点眼型洗眼用組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、着色された澄明な水溶液である点眼型洗眼用組成物を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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