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公開番号
2025004445
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104137
出願日
2023-06-26
発明の名称
掘削方法、この方法に用いるバケットおよびこの方法に用いる掘削箇所拘束治具
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
主分類
E02F
5/02 20060101AFI20250107BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】バケットで表層の土を掘削するときに、掘削部分の外側の縁部分である肩部分が剥がれるのを抑制できる掘削方法、バケットおよび掘削箇所拘束治具を提供する。
【解決手段】掘削方法は、基礎梁1となる時間経過で硬化する硬化体が投入される溝部2を地盤3の表層に対する掘削により形成する掘削方法であって、短辺側端部および長辺側直線縁部を有するガイドレール5を、当該ガイドレール5の上記長辺側直線縁部が上記基礎梁1の両縁箇所となる予定線の外側に沿うように配置する工程と、ガイドレール5を地盤3の表層に固定する工程と、上記両縁箇所となる予定線上のガイドレール間5,5の土を、重機のアーム部8に装着されるバケット7を操作して溝部2を形成する工程と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
基礎梁となる硬化体が投入される溝部を地盤の表層に対する掘削により形成する掘削方法であって、短辺側端部および長辺側直線縁部を有するガイドレールを、当該ガイドレールの上記長辺側直線縁部が上記基礎梁の両縁箇所となる予定線の外側に沿うように配置する工程と、上記ガイドレールを上記地盤の表層に固定する工程と、上記両縁箇所となる予定線上の上記ガイドレール間の土を、重機のアーム部に装着されるバケットを操作して掘削し溝部を形成する工程と、を含むことを特徴とする掘削方法。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の掘削方法において、上記地盤の表層を硬化させる表層改良を行い、掘削を行っても表層が自立できる程度の表層強度を発現させてから、上記ガイドレール間の土を掘削することを特徴とする掘削方法。
【請求項3】
請求項1に記載の掘削方法において、上記ガイドレールを上記地盤の表層に釘状留め部材を用いて固定することを特徴とする掘削方法。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の掘削方法に用いるバケットであって、上記溝部の立上面を形成する両側の側板部の外側であって、上記溝部の底面を形成するすくい先端部に対して一定距離離間した位置に、上記ガイドレールの上面に当たる突出部を備えることを特徴とするバケット。
【請求項5】
請求項4に記載のバケットにおいて、上記突出部は、上記の両側板部から突出する突出棒部と、この突出棒部を軸芯にして回転自在に設けられた円筒状周囲部材と、を備えることを特徴とするバケット。
【請求項6】
請求項4に記載のバケットにおいて、上記突出部が装着される装着部を、上記の両側板部に、上記一定距離として任意の距離を選択可能とするように複数備えることを特徴とするバケット。
【請求項7】
請求項4に記載のバケットにおいて、上記の両側板部間の幅が、上記すくい先端部側ほど狭くされたことを特徴とするバケット。
【請求項8】
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の掘削方法に用いる掘削箇所拘束治具であって、短辺側端部および長辺側直線縁部を有するガイドレールと、2本のガイドレールの離間幅を当該2本のガイドレールに係合する係合幅が可変である係合部によって調整する間隔調整部材と、を備えることを特徴とする掘削箇所拘束治具。
【請求項9】
請求項8に記載の掘削箇所拘束治具において、上記ガイドレールは、上記長辺側直線縁部の外側に突出して地盤に接する板部材を備えることを特徴とする掘削箇所拘束治具。
【請求項10】
請求項8に記載の掘削箇所拘束治具において、上記2本のガイドレール同士がジョイントによって互いの短辺側端部で接続されることを特徴とする掘削箇所拘束治具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、基礎梁となる硬化体が投入される溝部を掘削する掘削方法、この方法に用いるバケットおよびこの方法に用いる掘削箇所拘束治具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、基礎梁となるコンクリートが投入される溝部を表層改良地盤の表層を掘削することにより形成することが開示されている。また、上記掘削は、アーム部の先端にバケットが装着されたバックホーを用いて行うが、上記バケットを引いて土を掘るときに、掘削された溝部の立上面の上縁部分である肩部分が上記バケットによる土の引きや土の持ち上げによってブロック状に剥がれ、上記溝部を矩形にできないことがある。そこで、上記掘削部分を肩部分から切り離すために、上記掘削部分と上記肩部分の境界線上にダイヤモンドカッターを入れる作業を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第717505号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の方法では、上記掘削部分と上記肩部分の境界線上にダイヤモンドカッターを入れる作業の時間および上記表層の硬化に要する期間によって、工期が長くなる欠点がある。また、上記バックホーで上記バケットを水平に引くことは難しく、設計深さ通りに掘削するには、慎重な重機操作が要求され、これに起因しても掘削に要する時間が長くなる。一方、設計上の深さよりも深く掘削してしまうと、必要以上のコンクリートを使用してしまう。
【0005】
この発明は、上記の事情に鑑み、バケットで表層の土を掘削するときに、掘削部分の外側の縁部分である肩部分が引かれて剥がれるのを抑制できる掘削方法、設計上の深さよりも深く掘削することを防止できるバケット、バケットで表層の土を掘るときに、上記剥がれの抑制に寄与できる掘削箇所拘束治具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る掘削方法は、上記課題を解決するために、基礎梁となる硬化体が投入される溝部を地盤の表層に対する掘削により形成する掘削方法であって、短辺側端部および長辺側直線縁部を有するガイドレールを、当該ガイドレールの上記長辺側直線縁部が上記基礎梁の両縁箇所となる予定線の外側に沿うように配置する工程と、上記ガイドレールを上記地盤の表層に固定する工程と、上記両縁箇所となる予定線上の上記ガイドレール間の土を、重機のアーム部に装着されるバケットを操作して掘削し溝部を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
【0007】
上記方法であれば、溝部の立上面の上縁部分である肩部分が上記ガイドレールによって上から拘束されるので、上記バケットで表層を掘削するときに、上記肩部分が剥がれるのを抑制することができる。
【0008】
上記掘削方法において、上記地盤の表層を硬化させる表層改良を行い、掘削を行っても表層が自立できる程度の表層強度を発現させてから、上記ガイドレール間の土を掘削してもよい。このように表層改良を実施する場合でも、ダイヤモンドカッターを入れる作業が不要になり、比較的短い工期で掘削することができる。
【0009】
上記掘削方法において、上記ガイドレールを上記地盤の表層に釘状留め部材を用いて固定してもよい。これによれば、上記ガイドレールを上記地盤の表層に簡単に固定することができる。
【0010】
この発明に係るバケットは、上記掘削方法に用いられるバケットであって、上記溝部の立上面を形成する両側の側板部の外側であって、上記溝部の底面を形成するすくい先端部に対して一定距離離間した位置に、上記ガイドレールの上面に当たる突出部が装着されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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