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公開番号2025004423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104108
出願日2023-06-26
発明の名称中継コネクタ装置
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/6591 20110101AFI20250107BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コスト高及び伝送特性の劣化を抑制することができる中継コネクタ装置を提供する。
【解決手段】中継コネクタ装置100は、筐体110と、筐体110の内部に配置されたプリント板120と、筐体110の内部に配置されたシェル接続用バネ部品130と、を備え、導電性シェル210を有するコネクタ200を筐体110の一方側に嵌合させ、導電性シェル310を有するコネクタ300を筐体110の他方側に嵌合させ、少なくともプリント板120の一方側の端部は、コネクタ200に挿入する接点128を有し、シェル接続用バネ部品130は、コネクタ200の嵌合操作に伴って、コネクタ200に押されて、プリント板120に近づく方向に移動するバネ接点P1を有し、コネクタ200を筐体110の一方側に嵌合させると、バネ接点P1が導電性シェル210に接触するので、導電性シェル210と導電性シェル310とが導通する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内部に配置されたプリント板と、
前記筐体の内部に配置されたシェル接続用バネ部品と、
を備え、
第1導電性シェルを有する第1コネクタを前記筐体の一方側に嵌合させ、第2導電性シェルを有する第2コネクタを前記筐体の他方側に嵌合させる中継コネクタ装置であって、
少なくとも前記プリント板の前記一方側の端部は、前記第1コネクタに挿入する第1接点を有し、
前記シェル接続用バネ部品は、前記第1コネクタの嵌合操作に伴って、前記第1コネクタに押されて、前記プリント板に近づく方向に移動する第1バネ接点を有し、
前記第1コネクタを前記筐体の前記一方側に嵌合させると、前記第1バネ接点が前記第1導電性シェルに接触するので、前記第1導電性シェルと前記第2導電性シェルとが導通する
ことを特徴とする中継コネクタ装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記シェル接続用バネ部品は、
前記プリント板の板面とは斜めに交差する方向に延びる部分を含む片持ち梁型のバネ片と、
本体部と、
を有し、
前記バネ片の一端は、前記第1バネ接点を含み、
前記バネ片の他端は、前記本体部に固定された支点を含み、
前記一端と前記他端との間の部分は、前記第1コネクタによって、前記板面と平行な嵌合方向に押される力点を含み、
前記第1コネクタの嵌合操作に伴って、前記第1コネクタは、前記力点を押すので、前記第1バネ接点は、前記プリント板に近づく方向に移動する
ことを特徴とする請求項1に記載の中継コネクタ装置。
【請求項3】
前記シェル接続用バネ部品は、
前記プリント板の板面とは斜めに交差する方向に延びる部分を含むシーソー型のバネ片と、
本体部と、
を有し、
前記バネ片の一端は、前記第1バネ接点を含み、
前記バネ片の他端は、前記第1コネクタによって、前記板面と平行な嵌合方向に押される力点を含み、
前記一端と前記他端との間の部分は、前記本体部に固定された支点を含み、
前記第1コネクタの嵌合操作に伴って、前記第1コネクタは、前記力点を押すので、前記第1バネ接点は、前記プリント板に近づく方向に移動する
ことを特徴とする請求項1に記載の中継コネクタ装置。
【請求項4】
前記バネ片における前記力点を含む部分は、前記嵌合方向と直交する方向に折り曲げられている
ことを特徴とする請求項3に記載の中継コネクタ装置。
【請求項5】
前記シェル接続用バネ部品は、金属板の曲げ加工により一体成形された
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の中継コネクタ装置。
【請求項6】
前記筐体に内蔵される前記プリント板は、部品を搭載する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の中継コネクタ装置。
【請求項7】
前記プリント板の前記他方側の端部は、前記第2コネクタに挿入する第2接点を有し、
前記シェル接続用バネ部品は、前記第2コネクタの嵌合操作に伴って、前記第2コネクタに押されて、前記プリント板に近づく方向に移動する第2バネ接点を有し、
前記第2コネクタを前記筐体の前記他方側に嵌合させると、前記第2バネ接点が前記第2導電性シェルに接触するので、前記第1導電性シェルと前記第2導電性シェルとが導通する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の中継コネクタ装置。
【請求項8】
前記第1コネクタは、
ハーネスが接続されたフードの端面から突出した筒状の前記第1導電性シェルと、
前記第1導電性シェルの内部に配置されたプラグであって、前記第1接点が挿入する前記プラグと、
を有し、
前記第1導電性シェル及び前記第2導電性シェルは、金属製である
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の中継コネクタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、中継コネクタ装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、中継コネクタ装置が開示されている。例えば、図14に示すように、中継コネクタ装置5の両側に嵌合するコネクタ1、2は、それぞれ、凸形状及び凹形状の複数のコンタクトを絶縁体に収容する。さらに、コネクタ1、2は、そうした複数のコンタクトを金属シェルで包囲させた嵌合部14、25を有する。中継コネクタ装置5は、装置側のコネクタ1に嵌合するコネクタ部6と、ケーブル側のコネクタ2に嵌合するコネクタ部7と、両コネクタ部が搭載されるプリント板8と、を金属製の筐体9に収容させている。プリント板8には、コネクタ部6、7間を伝達する信号に重畳した雑音成分を阻止するフィルタ素子83が実装されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-273476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図14に示す中継コネクタ装置5では、プリント板8を内蔵した筐体9の両端にコネクタ部6、7を取り付けて、コネクタ1、2をコネクタ部6、7に嵌合させる構造となっている。
【0005】
しかしながら、中継コネクタ装置5のコネクタ部6、7は、もともと、コネクタ1、2と嵌合可能な既製品のコネクタである。よって、中継コネクタ装置5の部品として、既製品のコネクタを用いることは、コスト高を招く。また、既製品のコネクタは、コネクタ部6、7の内部でインピーダンスの不整合を生じさせる場合がある。したがって、図14に示す中継コネクタ装置5は、高速信号伝送において、伝送特性を劣化させるという課題を有する。
【0006】
本開示の目的は、このような課題を解決するためになされたものであり、コネクタ部に起因するコスト高及び伝送特性の劣化を抑制することができる中継コネクタ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願開示の観点によれば、中継コネクタ装置は、筐体と、前記筐体の内部に配置されたプリント板と、前記筐体の内部に配置されたシェル接続用バネ部品と、を備え、第1導電性シェルを有する第1コネクタを前記筐体の一方側に嵌合させ、第2導電性シェルを有する第2コネクタを前記筐体の他方側に嵌合させる中継コネクタ装置であって、少なくとも前記プリント板の前記一方側の端部は、前記第1コネクタに挿入する第1接点を有し、前記シェル接続用バネ部品は、前記第1コネクタの嵌合操作に伴って、前記第1コネクタに押されて、前記プリント板に近づく方向に移動する第1バネ接点を有し、前記第1コネクタを前記筐体の前記一方側に嵌合させると、前記第1バネ接点が前記第1導電性シェルに接触するので、前記第1導電性シェルと前記第2導電性シェルとが導通する。
【0008】
上記中継コネクタ装置では、前記シェル接続用バネ部品は、前記プリント板の板面とは斜めに交差する方向に延びる部分を含む片持ち梁型のバネ片と、本体部と、を有し、前記バネ片の一端は、前記第1バネ接点を含み、前記バネ片の他端は、前記本体部に固定された支点を含み、前記一端と前記他端との間の部分は、前記第1コネクタによって、前記板面と平行な嵌合方向に押される力点を含み、前記第1コネクタの嵌合操作に伴って、前記第1コネクタは、前記力点を押すので、前記第1バネ接点は、前記プリント板に近づく方向に移動してもよい。
【0009】
上記中継コネクタ装置では、前記シェル接続用バネ部品は、前記プリント板の板面とは斜めに交差する方向に延びる部分を含むシーソー型のバネ片と、本体部と、を有し、前記バネ片の一端は、前記第1バネ接点を含み、前記バネ片の他端は、前記第1コネクタによって、前記板面と平行な嵌合方向に押される力点を含み、前記一端と前記他端との間の部分は、前記本体部に固定された支点を含み、前記第1コネクタの嵌合操作に伴って、前記第1コネクタは、前記力点を押すので、前記第1バネ接点は、前記プリント板に近づく方向に移動してもよい。
【0010】
上記中継コネクタ装置では、前記バネ片における前記力点を含む部分は、前記嵌合方向と直交する方向に折り曲げられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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