TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025004139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-14
出願番号2024175258,2020016492
出願日2024-10-04,2020-02-03
発明の名称通信装置、制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 74/0816 20240101AFI20250106BHJP(電気通信技術)
要約【課題】マルチプライマリチャネル(M-PCH)を指定する能力情報を通知する通信装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】IEEE802.11シリーズに準拠した通信を行う通信装置は、アイドル状態の特定のプライマリチャネルと結合して使用することが想定された複数のチャネル候補のうちから選択された少なくとも1つのチャネルであって、特定のプライマリチャネルがビジー状態となる場合でも、チャネルアクセスして通信に使用することが許容される少なくとも1つのチャネルを特定するための能力情報を含むMACフレームを送信し、特定のプライマリチャネルがビジー状態であることが検出され、尚且つ、選択された少なくとも1つのチャネルがアイドル状態であることが検出された場合は、アイドル状態であることが検出された少なくとも1つのチャネルを介して他の通信装置に対するフレームの通信を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
IEEE802.11シリーズに準拠した通信を行う通信装置であって、
アイドル状態の特定のプライマリチャネルと結合して使用することが想定された複数のチャネル候補のうちから選択された少なくとも1つのチャネルであって、前記特定のプライマリチャネルがビジー状態となる場合でも、チャネルアクセスして通信に使用することが許容される少なくとも1つのチャネルを特定するための能力情報を含むMACフレームを送信する第1の送信制御手段と、
前記特定のプライマリチャネルがビジー状態であることが検出され、尚且つ、前記選択された少なくとも1つのチャネルがアイドル状態であることが検出された場合は、前記アイドル状態であることが検出された少なくとも1つのチャネルを介して他の通信装置に対するフレームの通信を行う第2の送信制御手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第2の送信制御手段は、前記アイドル状態であることが検出された1つのチャネルと隣接するチャネルとを結合した20MHzの帯域幅より大きいボンディングチャネルを用いて他の通信装置とフレームの通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記通信装置はアクセスポイントとして機能し、
前記第1の送信制御手段は、前記通信装置が形成するネットワーク接続するステーションの台数に基づき、1)前記能力情報を前記MACフレームに含めて送信するか、2)前記能力情報を含まず前記能力情報とは異なる情報が格納された別の能力情報であって、特定の通信機能をサポートしないことを示す情報を含むが、前記特定のプライマリチャネルがビジー状態となる場合でも、チャネルアクセスして通信に使用することが許容されるチャネルを特定する情報を含まない前記別の能力情報を前記MACフレームに含めて送信するかを異ならせ、
前記能力情報には、前記特定の通信機能をサポートすることを示す情報がさらに含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記第1の送信制御手段は、前記通信装置が形成するネットワーク接続するステーションの台数に基づき、前記特定の通信機能を使用するかどうかを決定する決定手段を更に有し、
前記決定手段で前記特定の機能を使用すると決定した場合に、前記第1の送信制御手段は、前記能力情報を含まず前記能力情報とは異なる情報が格納された別の能力情報を前記MACフレームに含めて送信するよう制御し、
前記決定手段で前記特定の機能を使用しないと決定した場合、前記通信装置は、前記特定のプライマリチャネルを含まず、尚且つ、当該特定のプライマリチャネルと結合して使用することが想定された前記複数のチャネル候補のチャネルからのみ構成されるチャネルのみを用いての他の通信装置に対するフレームの通信を行わないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項5】
IEEE802.11シリーズに準拠した通信を行う通信装置によって実行される制御方法であって、
アイドル状態の特定のプライマリチャネルと結合して使用することが想定された複数のチャネル候補のうちから選択された少なくとも1つのチャネルであって、前記特定のプライマリチャネルがビジー状態となる場合でも、チャネルアクセスして通信に使用することが許容される少なくとも1つのチャネルを特定するための能力情報を含むMACフレームを送信することと、
前記特定のプライマリチャネルがビジー状態であることが検出され、尚且つ、前記選択された少なくとも1つのチャネルがアイドル状態であることが検出された場合は、前記アイドル状態であることが検出された少なくとも1つのチャネルを介して他の通信装置に対するフレームの通信を行うことと、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項6】
IEEE802.11シリーズに準拠した通信を行う通信装置のコンピュータを、
アイドル状態の特定のプライマリチャネルと結合して使用することが想定された複数のチャネル候補のうちから選択された少なくとも1つのチャネルであって、前記特定のプライマリチャネルがビジー状態となる場合でも、チャネルアクセスして通信に使用することが許容される少なくとも1つのチャネルを特定するための能力情報を含むMACフレームを送信する第1の送信制御手段と、
前記特定のプライマリチャネルがビジー状態であることが検出され、尚且つ、前記選択された少なくとも1つのチャネルがアイドル状態であることが検出された場合は、前記アイドル状態であることが検出された少なくとも1つのチャネルを介して他の通信装置に対するフレームの通信を行う第2の送信制御手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線LANの通信制御に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、情報通信技術の発展とともにインターネット使用量が年々増加しており、需要の増加に応えるべく様々な通信技術の開発が進められている。中でも無線LAN(ローカルエリアネットワーク(以下、WLAN))技術は、公共の場をはじめ、家庭や工場といったプライベートな空間において携帯端末機によるパケットデータ、音声、ビデオなどのインターネット通信におけるスループットの向上を実現している。
【0003】
WLAN技術の発展は、標準化機構であるIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802による数多くの標準化作業が、重要な役割を果たしている。標準WLAN通信規格の一つとしてIEEE802.11が知られており、IEEE802.11a/b/g/n/acまた、最新の標準規格のIEEE802.11axのドラフト規格が公開され、現在も様々な技術開発が盛んに行われている(特許文献1)。
【0004】
2018年にさらなるスループット向上、高信頼、低遅延のためにIEEE802.11axの後継規格として、IEEE802.11be Task Group(TG)が発足した。IEEE802.11beのTGの目標の一つに、高信頼で低遅延(Reliable Low-Latency:RLL)な通信(RLL通信)があり、特に産業用ロボットの遠隔操作や拡張現実/仮想現実、ゲーム、ドローン等のリアルタイム性の高いアプリケーションへの応用が期待されている。このようなユースケースでは、環境によって信頼性と遅延の条件が変化するが、遅延に関するオーダーは、1~10ms、また信頼性(伝送成功率)については、99.9999%を満たす事が要件とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-50133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
RLL通信を実現するために、通信リソースを有効に使用して、無線LANのチャネル・アクセスの遅延を低減させることが必要になる。しかしながら、例えば複数のBSS(Basic Service Set)がオーバーラップするOBSS(Overrapping BSS)の環境下では、チャネルの占有や空きチャネルの確保が容易ではないため、RLL通信の実現が容易ではない。そのため、複数のチャネル/帯域で散在する未使用リソースを活用するための、複数のプライマリチャネル(マルチプライマリチャネル(M-PCH))を利用したチャネル・アクセス技術が、IEEE802.11beにおいて検討されている。
【0007】
しかし、これまでに、マルチプライマリチャネル(M-PCH)を指定する能力情報を通知するための仕組みが提案されていなかった。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、マルチプライマリチャネル(M-PCH)を指定する能力情報を通知できる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための一手段として、本発明の通信装置は、IEEE802.11シリーズに準拠した通信を行う通信装置であって、
アイドル状態の特定のプライマリチャネルと結合して使用することが想定された複数のチャネル候補のうちから選択された少なくとも1つのチャネルであって、前記特定のプライマリチャネルがビジー状態となる場合でも、チャネルアクセスして通信に使用することが許容される少なくとも1つのチャネルを特定するための能力情報を含むMACフレームを送信する第1の送信制御手段と、
前記特定のプライマリチャネルがビジー状態であることが検出され、尚且つ、前記選択された少なくとも1つのチャネルがアイドル状態であることが検出された場合は、前記アイドル状態であることが検出された少なくとも1つのチャネルを介して他の通信装置に対するフレームの通信を行う第2の送信制御手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、マルチプライマリチャネル(M-PCH)を指定する能力情報を通知するための仕組みが提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
液体吐出装置
6日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
撮像システム
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
6日前
キヤノン株式会社
プロセスカートリッジ
6日前
キヤノン株式会社
記録装置及び記録方法
6日前
キヤノン株式会社
露光装置及び画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、画像処理方法
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置、画像形成方法
7日前
キヤノン株式会社
印刷サーバ及びその制御方法
6日前
キヤノン株式会社
走査光学装置及び画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
シート給送装置及び画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像診断システム、画像診断方法
6日前
キヤノン株式会社
基板接合体および液体吐出ヘッド
6日前
キヤノン株式会社
モータ制御装置及び画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
収容容器及び収容容器の製造方法
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置、画像形成システム
7日前
キヤノン株式会社
シート給送装置及び画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
冷却構造、光学装置および撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
光学装置及びそれを有する撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
表示装置、制御方法及びプログラム
6日前
キヤノン株式会社
画像表示装置および画像表示システム
6日前
キヤノン株式会社
送風装置、制御方法およびプログラム
6日前
キヤノン株式会社
通信装置、通信方法、及びプログラム
6日前
キヤノン株式会社
通信装置、通信方法、およびプログラム
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置及びプロセスカートリッジ
7日前
続きを見る