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公開番号2025003717
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2024190140,2023111170
出願日2024-10-29,2019-03-28
発明の名称クリーンルームシステム及び空気循環方法
出願人高砂熱学工業株式会社
代理人弁理士法人ITOH
主分類F24F 7/007 20060101AFI20241226BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】クリーンルームにおけるエネルギーの使用量を少なくする。
【解決手段】クリーンルームに設置されるクリーンルームシステムであって、前記クリーンルームの室内へ空気を送風する送風部と、前記送風部の上に設置され、前記空気を吸い込む吸引部と、前記クリーンルームの室内における湿度を計測する湿度計測部と、前記クリーンルームの室内における清浄度を計測する清浄度計測部と、前記湿度及び前記清浄度に基づいて、前記空気を送風するか否か、又は、前記空気の量である送風量を判定する判定部と、前記判定部による判定結果に基づいて、前記送風部を制御する送風制御部と、を含み、前記クリーンルームをエリアに区切り、前記判定部は、前記エリアごとに判定し、前記送風制御部は、前記エリアごとに制御し、前記吸引部は、吸い込んだ前記空気を前記送風部に送る排気ファンを備えるクリーンルームシステム。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
クリーンルームに設置されるクリーンルームシステムであって、
前記クリーンルームの室内へ空気を送風する送風部と、
前記送風部の上に設置され、前記空気を吸い込む吸引部と、
前記クリーンルームの室内における湿度を計測する湿度計測部と、
前記クリーンルームの室内における清浄度を計測する清浄度計測部と、
前記湿度及び前記清浄度に基づいて、前記空気を送風するか否か、又は、前記空気の量である送風量を判定する判定部と、
前記判定部による判定結果に基づいて、前記送風部を制御する送風制御部と
を含み、
前記クリーンルームをエリアに区切り、
前記判定部は、前記エリアごとに判定し、
前記送風制御部は、前記エリアごとに制御し、
前記吸引部は、吸い込んだ前記空気を前記送風部に送る排気ファンを備える、
クリーンルームシステム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記送風部は、
前記クリーンルームへ送り込む空気が、送り込む方向に対して回転する成分となる旋回成分を含むように送風する
請求項1に記載のクリーンルームシステム。
【請求項3】
前記判定部による判定結果に基づいて、前記空気の温度を水で調整する調整部を更に含み、
前記送風部は、前記調整部が調整した空気を送風する
請求項1又は請求項2のいずれかに記載のクリーンルームシステム。
【請求項4】
前記送風部は、フィルタを有し、
前記送風部が前記フィルタに送風する第1空気の第1気圧と、前記フィルタから前記クリーンルームの室内へ送風される第2空気の第2気圧との気圧差を計測する差圧計測部と、
前記第1空気の風速を計測する風速計測部と
を更に含み、
前記気圧差及び前記風速に基づいて、前記フィルタの寿命を判定又は予測する
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のクリーンルームシステム。
【請求項5】
前記気圧差の平方根を前記風速で除算した記録値を記録し、
前記記録値が閾値以上になると、前記フィルタが寿命であると判定する、又は、前記記録値に基づく予測点が閾値以上になると、前記フィルタが寿命になると予測する
請求項4に記載のクリーンルームシステム。
【請求項6】
エリアに区切られたクリーンルームの室内へ空気を送風する送風部及び上記送風部の上に設置され、吸い込んだ前記空気を前記送風部に送る排気ファンを備え、前記空気を吸い込む吸引部を含み、かつ、前記クリーンルームに設置されるクリーンルームシステムが行う空気循環方法であって、
クリーンルームシステムが、前記クリーンルームの室内における湿度を計測する湿度計測手順と、
クリーンルームシステムが、前記クリーンルームの室内における清浄度を計測する清浄度計測手順と、
クリーンルームシステムが、前記湿度及び前記清浄度に基づいて、前記空気を送風するか否か、又は、前記空気の量である送風量を前記エリアごとに判定する判定手順と、
クリーンルームシステムが、前記判定手順による判定結果に基づいて、前記送風部を前記エリアごとに制御する送風制御手順と
を含む空気循環方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーンルームシステム及び空気循環方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、クリーンルームの室内に、低温であり、かつ、清浄度の高い領域を形成する方法が知られている。
【0003】
例えば、まず、空調機から空調を行う空間へ空気を送風するのに用いられるダクトに、風量を調整するダンパを設ける。このようにして、適量の風量に調整する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-184900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の方法では、空調機等から送風される空気の風量が一定である場合が多い。すなわち、空気をあまり送風しなくてもよい状態であっても、そうでない状態のいずれの状態でも風量が一定であるため、空気をあまり送風しなくてもよい状態等に、風量が過剰になり、エネルギーが無駄になる場合がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、クリーンルームにおけるエネルギーの使用量を少なくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の各実施形態に係るクリーンルームシステム(例えば、図1に示すクリーンルームシステム10等である。)等は、
前記クリーンルームの室内へ空気を送風する送風部(例えば、図1に示す第1空調機11及び第2空調機12等である。)と、
前記クリーンルームの室内における温度を計測する温度計測部(例えば、図1に示す温度センサSER1等である。)と、
前記クリーンルームの室内における清浄度を計測する清浄度計測部(例えば、図1に示すパーティクルカウンタSER2等である。)と、
前記温度及び前記清浄度に基づいて、前記空気を送風するか否か、又は、前記空気の量である送風量を判定する判定部(例えば、図1に示すPLC100等である。)と、
前記判定部による判定結果に基づいて、前記送風部を制御する送風制御部(例えば、図1に示すPLC100等である。)と
を含む。
【0008】
以上のような構成により、クリーンルームシステムは、温度及び清浄度等を把握できる。そのため、クリーンルームシステムは、温度及び清浄度のいずれも考慮して、送風部で空気を送風するか否か、又は、送風部によって送風する送風量を判定することができる。このような判定により、送風をする、しないが切り替えられたり、又は、風量が適正に変更されたりすると、常に送風するような場合と比較して、送風に用いる電気等を少なくでも切る。ゆえに、クリーンルームにおけるエネルギーの使用量を少なくできる。
【0009】
また、前記温度計測部は、
複数の箇所で前記温度を計測し(例えば、図4等のように計測する。)、
前記温度のうち、最も高温となる最高温度(例えば、最高温度SR11等である。)と、前記温度のうち、最も低温となる最低温度(例えば、最低温度SR12等である。)とが抽出され、
前記判定部は、
前記最高温度と、前記最低温度との温度差(例えば、温度差SR1等である。)に基づいて判定される第1風量(例えば、図6に示す第1判定結果J1等である。)と、前記清浄度に基づいて定まる第2風量(例えば、図6に示す第2判定結果J2等である。)を判定し、
前記第1風量及び前記第2風量のうち、大きい方の風量を採用するように判定する(例えば、図6に示す判定結果J3等である。)。
【0010】
以上のような構成により、クリーンルームシステムは、温度及び清浄度の環境条件を満たすのに適正な風量が特定できる。それらのうち、最も大きい風量を採用すると、温度及び清浄度の環境条件を満たすのに、最も風量が必要な環境条件に合わせて風量を設定できる。
(【0011】以降は省略されています)

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