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公開番号
2025003342
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2024085362
出願日
2024-05-27
発明の名称
リグノセルロース系材料をリファイニングするためのリファイナ用ブレード、および少なくとも1枚のブレードを備えるリファイナ
出願人
バルメット・アー・ベー
代理人
弁理士法人川口國際特許事務所
主分類
D21D
1/30 20060101AFI20241226BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】所望の繊維品質を確保すると同時に、よりエネルギー効率の高いリファイナブレードを提供する。
【解決手段】リグノセルロース系材料をリファイニングするためのリファイナ用のブレードに関し、ブレード(10)は、内周(11)および外周(12)によって画定され、複数のリファイナバー(20)が配置されたリファイナ部分(14)を有するブレード表面(13)を備え、各リファイナバー(20)は、外側バー端部(21)から内側バー端部(22)まで延在し、ブレード(10)は、外側ダム端部(31)から内側ダム端部(32)まで延在し、少なくとも3つのリファイナバー(20)を接続する少なくとも1つのダム(30)をさらに備え、さらに、ダム(30)は、外側ダム端部(31)から内側ダム端部(32)へのダム延長部に沿った移動はまた第1の周方向(D)の移動であるように配置される。
【選択図】図1a
特許請求の範囲
【請求項1】
リグノセルロース系材料をリファイニングするためのリファイナ用ブレードであって、ブレード(10)は、内周(11)および外周(12)によって画定され、複数のリファイナバー(20)が配置されたリファイナ部分(14)を有するブレード表面(13)を備え、各リファイナバー(20)は、外側バー端部(21)から内側バー端部(22)まで延在し、複数のリファイナバー(20)は、リファイナバー(20)の外側バー端部(21)から内側バー端部(22)までのバー延長部に沿った移動が、第1の周方向(D)への移動でもあるように配置され、ブレード(10)は少なくとも1つのダム(30)をさらに備え、ダム(39)は、外側ダム端部(31)から内側ダム端部(32)まで延在し、少なくとも3つのリファイナバー(20)を接続し、さらに、ダム(30)は、外側ダム端部(31)から内側ダム端部(32)へのダム延長部に沿った移動が、第1の周方向(D)の移動でもあるように配置される、ブレード。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
少なくとも1つのダム(30)は、ダム(30)が交差するリファイナバー(20)の少なくとも1つのバー高さに実質的に等しいダム高さを有する、請求項1に記載のブレード。
【請求項3】
少なくとも1つのダム(30)は、前記ダム(30)が接続するリファイナバー(20)の少なくとも1つのバー高さの20~99%、好ましくは20~85%であるダム高さを有する、請求項1に記載のブレード。
【請求項4】
ブレードはまた、前記ダムが接続するリファイナバー(20)の少なくとも1つのバー高さの20~99%、好ましくは20~85%であるダム高さを有する少なくとも1つのダム(30)を備える、請求項2に記載のブレード。
【請求項5】
ブレードは、ダム(30)に沿って延在し、かつ、ダム(30)の外側(34)でダム(30)に隣接する溝(50)をさらに備え、前記外側(34)は、外周(12)に面する側である、請求項1~4のいずれか一項に記載のブレード。
【請求項6】
溝(50)は、内側ダム端部(32)に向かって増加する幅を有する、請求項5に記載のブレード。
【請求項7】
溝(50)は、ダム(30)の幅に少なくとも等しい上端部の幅を有する、請求項5または6に記載のブレード。
【請求項8】
溝(50)は、溝(50)に隣接するダム(30)のダム高さの半分に少なくとも等しい深さ(d)を有し、前記深さ(d)は、隣接するリファイナバー(20)の上端部からの深さである、請求項5~7のいずれか一項に記載のブレード。
【請求項9】
ブレードは、外側ダム端部(31)がリファイナバー(20)に接続される補強部分(33)をさらに備え、前記補強部分(33)は、内周に面するダム(30)の側に配置されている、請求項1~8のいずれか一項に記載のブレード。
【請求項10】
第1のダム(30)の外側ダム端部(31)および第2のダム(30’)の内側ダム端部(32’)は、各々、同じリファイナバー(20)に接続され、第2のダム(30’)の内側ダム端部(32’)は、第1のダム(30)の外側ダム端部(31)よりも内周(22)に近い、請求項1~9のいずれか一項に記載のブレード。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パルプの製造中にリグノセルロース系材料をリファイニングするためのリファイナ、および、そのようなリファイナのためのブレードに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ディスクリファイナは、紙および板紙などの繊維材料の製造に使用されるリグノセルロース系材料をリファインするために、パルプ産業内で一般的に使用されている。
【0003】
ディスクリファイナは、2つ以上の対向するリファイニング要素を備え、そのうちの少なくとも1つは回転可能である。回転リファイニング要素は、ロータまたはロータ側ブレードと呼ぶことができ、非回転または固定リファイニング要素は、ステータまたはステータ側ブレードと呼ぶことができる。リファイニング要素間にはリファイニング製間隙があり、リファインされる材料がリファイニング表面に対して粉砕される。リファイニング要素のリファイニング表面は、使用中にリグノセルロース系材料をリファインするのに役立つリファイナバーを備え、また、リファイナバーと交差し、リグノセルロース系材料をリファイニング間隙に向かって持ち上げて完全なリファイニングを確実にするダムも備える。
【0004】
リグノセルロース系材料のリファイニングは、所望の繊維品質に達するためにエネルギー消費が通常非常に高いため、費用がかかる。この領域内にはいくつかの改善が提案されているが、所望の繊維品質を確保すると同時に、よりエネルギー効率の高いリファイナブレードを提供するために、さらなる開発が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、上述の問題を排除するか、または少なくとも最小化することである。これは、リファイナ用のブレードによって、および添付の独立請求項によるそのようなブレードを備えるリファイナによって達成される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によるブレードは、内周および外周によって画定され、複数のリファイナバーが配置されたリファイナ部分を有するブレード表面を備える。各リファイナバーは、内側バー端部から外側バー端部まで延在し、複数のリファイナバーは、リファイナバーの外側バー端部から内側バー端部までのバー延長部に沿った移動も第1の周方向の移動であるように角度が付けられている。さらに、ブレードは少なくとも1つのダムを備え、ダムは内側ダム端部から外側ダム端部まで延在し、かつ、少なくとも3つのリファイナバーを接続し、ダムは、外側ダム端部から内側ダム端部までのダム延長部に沿った移動も第1の周方向の移動であるように角度が付けられている。
【0007】
それにより、ダムは、リグノセルロース系材料をリファイナ間隙内へ効率的に持ち上げ、同時に動作中のエネルギー消費が減少するように流れの制限を最小限に抑えるように構成される。これにより、ダムは、所望のリファイニング品質が達成されることを確実にするためにブレードに沿って外周に向かってリグノセルロース系材料を供給することができ、同時に、ダムは既知の従来技術の解決策よりも材料の流れを妨げないので、摩耗およびエネルギー消費を低減する。
【0008】
或る実施形態によれば、少なくとも1つのダムは、ダムが交差するバーのうちの少なくとも1つのバー高さに実質的に等しいダム高さを有する。これにより、ダムがリファイニング品質を向上させるために、リグノセルロース系材料をリファイニング間隙まで持ち上げることができることが保証される。
【0009】
他の実施形態によれば、少なくとも1つのダムは、前記ダムが接続するリファイナバーの少なくとも1つのバー高さの20~99%、好ましくは20~85%であるダム高さを有する。これにより、蒸気の流れを可能にし、ダムを横切る材料の流れも改善する表面下ダムが達成される。
【0010】
或る実施形態では、ブレードは、バー高さに実質的に等しいダム高さを有するダムを備え、前記ダムが接続するリファイナバーの少なくとも1つのバー高さの20~99%、好ましくは20~85%のダム高さを有する少なくとも1つのダムも備える。それにより、ダムおよび表面下ダムを所望に応じて組み合わせて、リグノセルロース系材料および蒸気の流れを改善すると同時に、高品質のリファイニングを可能にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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