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公開番号
2024144879
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057044
出願日
2023-03-31
発明の名称
記録用紙
出願人
株式会社ユポ・コーポレーション
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
D21H
19/82 20060101AFI20241004BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】良好な帯電防止性及び耐水性を有する記録用紙を提供する。
【解決手段】基材層と、帯電防止層と、印刷受容層と、がこの順に積層された記録用紙であって、前記帯電防止層が、カチオン性ポリマー及びシランカップリング剤の反応物、並びに帯電防止剤を含み、前記印刷受容層が顔料粒子及びバインダ樹脂を含み、前記印刷受容層の厚みが0.1μm以上3μm未満である、記録用紙。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材層と、帯電防止層と、印刷受容層と、がこの順に積層された記録用紙であって、
前記帯電防止層が、カチオン性ポリマー及びシランカップリング剤の反応物、並びに帯電防止剤を含み、
前記印刷受容層が顔料粒子及びバインダ樹脂を含み、
前記印刷受容層の厚みが0.1μm以上3μm未満である、記録用紙。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記カチオン性ポリマーが、第1級若しくは第2級のアミノ基、又は第1級若しくは第2級のアンモニウム塩構造を有する、請求項1に記載の記録用紙。
【請求項3】
前記バインダ樹脂が非水溶性である、請求項1又は2に記載の記録用紙。
【請求項4】
前記帯電防止層における前記帯電防止剤の含有量は、前記帯電防止層の全質量に対して、10~50質量%である、請求項1又は2に記載の記録用紙。
【請求項5】
前記帯電防止剤がジアリルジメチルアンモニウム塩を含む、請求項1又は2に記載の記録用紙。
【請求項6】
前記帯電防止層に無機粒子が含まれ、前記帯電防止層における前記無機粒子の含有量が、カチオン性ポリマー100質量部に対して9質量部以下である、請求項1又は2に記載の記録用紙。
【請求項7】
前記帯電防止層が熱可塑性樹脂粒子を含まない、請求項1又は2に記載の記録用紙。
【請求項8】
電子写真印刷に用いられる、請求項1又は2に記載の記録用紙。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録用紙に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、複写機、プリンタの進歩は目覚ましく、価格面のみならず、記録品質、記録速度等の性能面でも飛躍的に向上しつつある。これに併せて、印刷用紙、ポスター用紙、ラベル用紙、インクジェット記録紙、感熱記録紙、熱転写受容紙、感圧転写記録紙、電子写真記録紙等の各種記録用紙においても性能の向上が図られ、耐水性や、耐候性、耐久性に優れた様々な記録用紙が提案されている。
【0003】
例えば、電子写真印刷方式においては、上述した耐水性等の機能に加え、記録用紙の帯電防止性を向上させることができる技術が求められている。これは、電子写真印刷の場合、インキ乾燥時の加熱により印刷機内の湿度が低下し、静電気が発生しやすい環境になり、印刷用紙を束として揃える紙揃え性が著しく低下するためである。このような求めに対し、例えば、特許文献1では、印刷を施すためのトナー受容層に、ポリマー帯電防止剤を含有させることで、帯電防止性能を持たせた電子写真記録用紙が提案されている。また、特許文献1に記載の発明は、電子写真記録用紙のトナー受容層に特殊な脂溶性のポリマー帯電防止剤を用いることで、上述した帯電防止性能と併せて、耐水性を持たせることも目的としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-299017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の電子写真記録用紙においても、使用可能な帯電防止剤が限られているため、帯電防止性能において改善の余地があった。また、本発明者らの検討によれば、特許文献1に記載の記録用紙は、耐水性能についても改善の余地があることが判明した。
【0006】
したがって、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、良好な帯電防止性及び耐水性を有する記録用紙を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の問題を解決すべく、鋭意研究を行った。その結果、基材と、帯電防止性を有する帯電防止層と、所定の厚みを有する印刷受容層と、を有する記録用紙により、上記課題が解決されることを見出し、本発明の完成に至った。
【0008】
すなわち、上記諸目的は、下記の構成を有する本発明によって達成でき、本発明は、下記態様及び形態を包含する。
【0009】
本発明の一態様は、
1.基材層と、帯電防止層と、印刷受容層と、がこの順に積層された記録用紙であって、前記帯電防止層が、カチオン性ポリマー及びシランカップリング剤の反応物、並びに帯電防止剤を含み、前記印刷受容層が顔料粒子及びバインダ樹脂を含み、前記印刷受容層の厚みが0.1μm以上3μm未満である、記録用紙である。
【0010】
2.上記1.に記載の記録用紙において、前記カチオン性ポリマーが、第1級若しくは第2級のアミノ基、又は第1級若しくは第2級のアンモニウム塩構造を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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