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公開番号
2024152534
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023073820
出願日
2023-04-12
発明の名称
炭・竹パウダ-を使用した紙
出願人
個人
代理人
主分類
D21H
17/67 20060101AFI20241018BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】炭・竹パウダ-を混入したことを特徴とする紙、及びスパンボンド不織布を提供する。
【解決手段】和紙繊維に炭・竹パウダ-を抄紙過程で混入したことを特徴する炭・竹パウダ-を使用した紙とする。また、スパンボンド不織布に炭・竹パウダ-をウェブ形成工程で混入したことを特徴する炭・竹パウダ-を使用した不織布とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
和紙繊維に炭・竹パウダ-を抄紙過程で混入したことを特徴する炭・竹パウダ-を使用した紙。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
クラフトパルプ繊維に炭・竹パウダ-を抄紙過程で混入したことを特徴する炭・竹パウダ-を使用した紙。
【請求項3】
スパンボンド不織布に炭・竹パウダ-をウェブ形成工程で混入したことを特徴する炭・竹パウダ-を使用した不織布。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、従来、生産されている手漉き和紙繊維やクラフトパルプ繊維などの紙にない填料、「炭・竹パウダ-」に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、和紙の紙料繊維を手漉きや機械抄紙された紙、クラフトパレプ紙料繊維の紙に新たに填料、「炭・竹パウダ-」を使用した紙がない。
従来の紙(クラフトパルプ)紙料繊維を使用して商品化する製品は、押出し機でPP樹脂(ポリプロピレン)をフイルム状にラミネ-トした製品に、エンボス加工した製品(離型紙)がある。離型紙は何度も使用するため、紙の強度、耐熱性に優れておりポリプロピレンは薬品性・耐熱性、機械的強度に優れて表面の耐摩耗性も良好である。
製造方法はエンボス加工面に樹脂(ポリウレタン)を塗布し、人口皮革、不織布や動物の皮など、種々の素材に接着剤で貼り合わせ、保温室で何日間は熟成して商品化(合成皮革)してる。製品は日常の生活用品として、多種多様な製品に使用されている。
また、壁紙も離型紙と同様に使用する素材に多少の違いはあるが、同様な製造方法で生産されている。
JIS(日本工業規格)定義によると、「紙」とは「植物繊維その他繊維を膠着させて製造したもの。なお、広義には、素材として合成高分子物質を用いて製造した合成紙の他、繊維状無機材料を配合した紙も含む」とある。
【0003】
不織布の製造方法は、乾式法と湿紙法、また、長繊維タイプと短繊維タイプにわけられ、これに対して不織布の基布は、ウェブ形成(繊維をふんわりと重ね合わせたもの)して作り、繊維同士をシ-ト状に物理的・科学的に結合させる製造である。
ウェブを形成する方法として、エンドレスの長繊維を使用するスパンボンド法、短繊維をカ-ド機などで一定方向に並べてウェブ形成する乾式法、紙を作る場合と同じように利用して漉き上げる湿紙法がある。
製造方法の概要と日本不織布がもつ5つの製造ライン(スパンボンド、サ-マボンド、ケミカルボンド、ニ-ドルパンチ、ステッチボンド)などがある。
スパンボンド不織布の製法の製造ライン、乾式法によるスパンボンド不織布は長繊維をつくるとこるから不織布ができるところまで、1つの工程で行うことができるため非常に生産性が高く、数ある不織布の中でも最も生産性が多いとされている。
【0004】
1 紡糸は、最初に紡糸によってウェブを構成する繊維を作り、ここでの長繊維を主に合成繊維である場合が多いため、防糸方法は乾式の溶融紡糸が多いとされているが、一部再生繊維でつくられる場合もあり、その場合は湿紙紡糸となる。
【0005】
2 ウェブ形成には、紡糸工程によって作られた長繊維をシ-ト状にしていき、紡糸で得られた長繊維を広げてシ-ト状に集積していき次の熱圧着工程と進む。
再生繊維がつくられる場合は完全に凝固する前にウェブ形成することで自己接着しやすくする。
【0006】
3 最後にウェブを熱圧着によって結合させて不織布に仕上げていく。この熱圧着工程は金属ロ-ラ-で行われる場合が多く、表面に凹凸が無いロ-ラ-では全体的に溶融することで比較的硬めの不織布ができ、逆にエンボス加工のようにロ-ラ-表面凹凸がある場合は凸の部分のみ溶融することになるため比較的柔らかい不織布ができる。
【0007】
○スパンボンド不織布に使用される繊維として合成繊維と再生繊維の2種類がある。
スパンボンド不織布で圧倒的に多いのは合成繊維であり、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンがその代表例である。
合成繊維はリサイクルが可能なものが多く、また、原材料の一部は植物由来のもにするバイオマス化、さらに生分解性合成繊維するなどの環境配慮型にすることがあり注目を集めている。
また数として少ない再生繊維であるキュブラを使用したスパンボンド不織布もつくられている。吸湿性に富み、粉塵が少ないセルロ-ス不織布としてすみ分けて使用されている。 注目のセルロ-スナノファイバ-(CNF)
【0008】
○スパンボンド不織布の特徴は「低コスト」「小品種多量生産に向く」「高強度」「汎用性が高い」などが挙げられる。スパンボンド不織布は比較的、低コストであり生産性が高く大量生産が容易であり不織布の中でも最も生産性は多く、生産性の高いことが低コストである。
[低コスト]
スパンボンド不織布は比較的、低コストであり生産性が高く大量生産が容易である。
不織布の中でも最も生産性が多く、生産性の高いことが低コストである。
[小品種多量生産に向く]
スパンボンド不織布は小品種多量生産が高いため、価格、品質、量、納期などあらゆるメリットが得られる。
【0009】
[高強度]
スパンボンド不織布は比較的強度が高い不織布である。これは長繊維を使用しておりずっと連なっているので、そのため短繊維を使用する不織布より強度が高いといえます。また樹脂加工を施すことにより強度を高めことも可能である。
[汎用性が高い]
用途に応じた設計が可能であるということである。使用する繊維を合成繊維か再生繊維を選ぶことで、その上で繊維中にあらゆるものを練りこむことができ、着色や機能性を付与することが可能である。そして結合方法も熱圧着、接着、スパンボンドから選ぶことができ、その後に樹脂加工を施すことも可能である。
【0010】
湿紙法は紙繊維を作る場合と同じように短繊維(6mm以下)を水中に懸濁しネットで漉き上げウェブをつくり、脱水し加熱ドラムで乾燥させる。結合は熱や接着樹脂、紙と同じ繊維間水素結合などで行い、厚さが均一で、目付(単位面積当たりの質量)の変更が自由、紙に近い仕上がりができる。
○スパンレ-ス法(水流結合法)
湿紙法で極細、長極細でウェブを形成し、高圧水流をあて繊維同士を交結する。布のソフトな風合い、ドレ-プ性と紙の均質性を合わせ持った不織布ができる。
○メルトブロ-法
スパンボンド法の一種で原料樹脂チップを加熱し・溶融し、ノズルから押し出し直接防糸までは同じである。溶出されたエンドレスの長繊維に高温エア-を噴出させ繊維をさら細かくウェブ形成し、1~3μmの超極細のフイルタ-の不織布などが作られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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