TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025002952
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103363
出願日
2023-06-23
発明の名称
通信装置、通信システム、通信制御方法およびプログラム
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H04W
40/02 20090101AFI20241226BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】メッシュネットワークにおいてパケットのループが発生することを回避するための技術を提供する。
【解決手段】本開示に係る通信装置は、無線接続または有線接続によってメッシュネットワークを構成しうる通信装置であって、各々が無線接続または有線接続に対応する複数のインターフェイスと、メッシュネットワークが構成された場合に、送信者を識別するための送信者識別情報を含む経路管理パケットを受信して、メッシュネットワークにおけるパケットの伝送経路を制御する経路制御部とを備え、経路制御部は、送信者との通信のための通信インターフェイスが未学習の状態で複数のインターフェイスのうち経路管理パケットを最初に受信したインターフェイスを、上記通信インターフェイスとして学習する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
無線接続または有線接続によってメッシュネットワークを構成しうる通信装置であって、
各々が前記無線接続または前記有線接続に対応する複数のインターフェイスと、
前記メッシュネットワークが構成された場合に、送信者を識別するための送信者識別情報を含む経路管理パケットを受信して、前記メッシュネットワークにおけるパケットの伝送経路を制御する経路制御部とを備え、
前記経路制御部は、前記送信者との通信のための通信インターフェイスが未学習の状態で前記複数のインターフェイスのうち前記経路管理パケットを最初に受信したインターフェイスを、前記通信インターフェイスとして学習する、通信装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記経路制御部は、学習した前記通信インターフェイスを、前記送信者識別情報と対応付けてテーブルに登録し、受信したデータパケットに含まれる前記送信者識別情報と前記データパケットを受信したインターフェイスとの組み合わせが前記テーブルに登録された内容と一致する場合に、前記データパケットの中継を許可する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記経路制御部は、受信したデータパケットに含まれる前記送信者識別情報が前記通信装置自身が送信したと判別できる場合には、受信した前記データパケットを廃棄する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記経路制御部は、
スパニングツリープロトコルに従って、前記メッシュネットワークにおけるパケットのループを回避するように構成され、かつ、
前記通信インターフェイスを学習してから予め設定された保持時間の間は、前記通信インターフェイスの学習結果を保持するように構成され、
前記予め設定された保持時間は、前記スパニングツリープロトコルに従って定められた、新しい通信インターフェイスを有効にするための時間よりも短い、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項5】
無線接続または有線接続のためのインターフェイスを有し、かつ前記無線接続または前記有線接続によってメッシュネットワークを構成しうる複数の通信装置を備え、
前記通信装置の各々は、送信者を識別するための送信者識別情報を含む経路管理パケットを前記メッシュネットワークに送信し、前記送信者との通信のための通信インターフェイスが未学習の状態で前記経路管理パケットを最初に受信したインターフェイスを、前記通信インターフェイスとして学習する、通信システム。
【請求項6】
無線接続または有線接続のためのインターフェイスを有し、かつ前記無線接続または前記有線接続によってメッシュネットワークを構成しうる通信装置による通信制御方法であって、
前記メッシュネットワークが構成された場合に、送信者を識別するための送信者識別情報を含む経路管理パケットを受信するステップと、
受信した前記経路管理パケットに基づいて前記メッシュネットワークにおけるパケットの伝送経路を管理するステップとを備え、
前記管理するステップは、前記送信者との通信のための通信インターフェイスが未学習の状態で前記経路管理パケットを最初に受信したインターフェイスを、前記通信インターフェイスとして学習するステップを含む、通信制御方法。
【請求項7】
無線接続または有線接続のためのインターフェイスを有し、かつ前記無線接続または前記有線接続によってメッシュネットワークを構成しうる通信装置のコンピュータに通信制御方法を実行させる、プログラムであって、
前記通信制御方法は、
前記メッシュネットワークが構成された場合に、送信者を識別するための送信者識別情報を含む経路管理パケットを受信するステップと、
受信した前記経路管理パケットに基づいて前記メッシュネットワークにおけるパケットの伝送経路を管理するステップとを備え、
前記管理するステップは、前記送信者との通信のための通信インターフェイスが未学習の状態で前記経路管理パケットを最初に受信したインターフェイスを、前記通信インターフェイスとして学習するステップを含む、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置、通信システム、通信方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の無線通信装置によりメッシュ型に構成される無線ネットワークが広く用いられている。このような無線ネットワークにおいて、そのネットワークの構成あるいは動作条件により、あるノードから送信されたパケットが、1または複数のノードを経由してそのノードに戻ってくる状態(以下では、このような状態を「ループ」と呼ぶ)が生じる可能性がある。このため、ループを検出するための技術が提案されている。たとえば特開2016-139919号公報(特許文献1)は、受信フレームに含まれる特定のビットを利用したループ検出方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-139919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントあるいは中継機などの通信装置を利用してメッシュネットワークを構築するケースが増えつつある。たとえば、宅内にメッシュネットワークを導入することによって、宅内の通信可能エリアを拡大することができる。なお、このようなネットワークは「メッシュWi-Fi」と呼ばれることもあるが、本明細書では「メッシュネットワーク」との名称に統一する。
【0005】
メッシュネットワークを構築する際には、通信装置の設置の自由度の点から、通信装置どうしを無線で接続するのが一般的である。しかしながら、無線接続だけでなく、有線接続によってもメッシュネットワークを構成可能な通信装置も提案されている。したがってメッシュネットワークを構築する際に、無線接続と有線接続との両方が用いられる可能性がある。
【0006】
通常では、通信装置どうしがツリー構造を構成するようにメッシュネットワークを構築するので、ループの発生を回避できる。しかし、たとえばユーザがメッシュネットワーク上の2つのノードを有線で接続した場合には、パケットのループが生じうる。このように、メッシュネットワークにパケットのループが発生する場合が想定されるため、ループを回避するための技術が必要である。
【0007】
本開示の目的は、メッシュネットワークにおいてパケットのループが発生することを回避するための技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の通信装置は、無線接続または有線接続によってメッシュネットワークを構成しうる通信装置であって、各々が無線接続または有線接続に対応する複数のインターフェイスと、メッシュネットワークが構成された場合に、送信者を識別するための送信者識別情報を含む経路管理パケットを受信して、メッシュネットワークにおけるパケットの伝送経路を制御する経路制御部とを備え、経路制御部は、送信者との通信のための通信インターフェイスが未学習の状態で複数のインターフェイスのうち経路管理パケットを最初に受信したインターフェイスを、上記通信インターフェイスとして学習する。
【0009】
本開示の通信システムは、無線接続または有線接続のためのインターフェイスを有し、かつ無線接続または有線接続によってメッシュネットワークを構成しうる複数の通信装置を備え、通信装置の各々は、送信者を識別するための送信者識別情報を含む経路管理パケットをメッシュネットワークに送信し、送信者との通信のための通信インターフェイスが未学習の状態で経路管理パケットを最初に受信したインターフェイスを、上記通信インターフェイスとして学習する。
【0010】
本開示の通信制御方法は、無線接続または有線接続のためのインターフェイスを有し、かつ無線接続または有線接続によってメッシュネットワークを構成しうる通信装置による通信制御方法であって、メッシュネットワークが構成された場合に、送信者を識別するための送信者識別情報を含む経路管理パケットを受信するステップと、受信した経路管理パケットに基づいてメッシュネットワークにおけるパケットの伝送経路を管理するステップとを備え、管理するステップは、送信者との通信のための通信インターフェイスが未学習の状態で経路管理パケットを最初に受信したインターフェイスを、上記通信インターフェイスとして学習するステップを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
住友電気工業株式会社
光モジュール
2日前
住友電気工業株式会社
光モジュール
2日前
住友電気工業株式会社
半導体装置の製造方法
1日前
住友電気工業株式会社
光ファイバ用母材の製造方法
1日前
住友電気工業株式会社
検知用ケーブル、および検知システム
1日前
住友電気工業株式会社
画像生成方法、および多芯ケーブルの品質評価方法
15日前
住友電気工業株式会社
炭化珪素半導体装置および炭化珪素半導体装置の製造方法
15日前
住友電気工業株式会社
通信装置、通信システム、通信制御方法およびプログラム
1日前
住友電気工業株式会社
ウエハ保持体
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子金具
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
3日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
雌端子金具
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子ユニット
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
防水コネクタ
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子ユニット
1日前
住友電気工業株式会社
ケーブル布設構造の製造方法、ケーブル接続中間体、およびケーブル布設構造
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載用制御装置
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子モジュール
3日前
住友電気工業株式会社
蓄電システム、サーバコンピュータ、制御方法およびコンピュータプログラム
15日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
電気接点対および端子対
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
ワイヤハーネス取付ユニット
3日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置、プログラム及び情報処理方法
3日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載中継装置、中継方法および中継プログラム
15日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
回路基板
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
差動通信用端子、差動通信用導電路、差動通信用コネクタ
3日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ、及びコネクタ構成体
15日前
個人
挿耳装置
2か月前
個人
仮想アース
2か月前
個人
環境音制御方法
1か月前
日本無線株式会社
秘匿通信
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
ヘッドホンカバー
1日前
個人
押しボタン式側圧調整器
1か月前
個人
投げ銭管理システム
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る