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公開番号
2025002285
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102354
出願日
2023-06-22
発明の名称
防水コネクタ
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/52 20060101AFI20241226BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】外径の異なる複数種類の電線に対応可能な防水コネクタを提供する。
【解決手段】防水コネクタAは、複数の端子収容室12を有するハウジング10と、複数のシール孔32を有し、複数のシール孔32を複数の端子収容室12に整合させた状態でハウジング10の後端部に取り付けられたマットシール30と、マットシール30の後方に配置され、ハウジング10に対して保持部19によって取り付け状態に保持されたリヤ部材40と、を備え、保持部19は、ハウジング10に対するリヤ部材40の保持位置を前後方向において変更可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の端子収容室を有するハウジングと、
複数のシール孔を有し、前記複数のシール孔を前記複数の端子収容室に整合させた状態で前記ハウジングの後端部に取り付けられたマットシールと、
前記マットシールの後方に配置され、前記ハウジングに対して保持部によって取り付け状態に保持されたリヤ部材と、を備え、
前記保持部は、前記ハウジングに対する前記リヤ部材の保持位置を前後方向において変更可能である防水コネクタ。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記保持部は、前記リヤ部材を前側保持位置と、前記前側保持位置よりも後方の後側保持位置とに選択的に保持することが可能であり、
前記リヤ部材が前記後側保持位置に保持され、且つ前記シール孔に電線が挿通されていない状態では、前記リヤ部材の前面と前記マットシールの後面との間に、前記マットシールが後方に膨らむように弾性変形することを許容する変形許容空間が確保されている請求項1に記載の防水コネクタ。
【請求項3】
前記保持部は、前記ハウジングに形成した保持孔と、前記リヤ部材に形成され、前記保持孔に係止される弾性保持片とを含み、
前記保持孔が、前記ハウジングの外面に開口している請求項1又は請求項2に記載の防水コネクタ。
【請求項4】
前記保持部は、前記リヤ部材を前側保持位置と、前記前側保持位置よりも後方の後側保持位置とに選択的に保持することが可能であり、
前記保持孔は、前側保持孔と、前記前側保持孔よりも後方に位置する後側保持孔とを含み、
前記弾性保持片には、前側保持突起と、前記前側保持突起よりも後方に位置する後側保持突起とが形成され、
前記リヤ部材が前記前側保持位置に保持されている状態では、前記後側保持突起が前記前側保持孔に係止し、且つ前記前側保持突起が前記前側保持孔内に収容され、
前記リヤ部材が前記後側保持位置に保持されている状態では、前記前側保持突起が前記前側保持孔に係止し、且つ前記後側保持突起が前記後側保持孔に係止する請求項3に記載の防水コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、防水コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ハウジングの後端部に、複数の通路が形成された後部シールを取り付けたコネクタが開示されている。ケーブルに接続されたソケット端子は、後方から通路内を貫通し、ハウジング内のキャビティに挿入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-283692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のコネクタに、外径が異なる複数種類のケーブルを対応させようとした場合、次のような問題が生じる。通路の内径を細いケーブルに合わせて小さく設定すると、太いケーブルを通路に挿通させたときに、その通路と隣り合う未挿通の通路が、ハウジングのキャビティに対して位置ずれする。通路の内径を太いケーブルに合わせて大きく設定すると、細いケーブルを通路に挿通したときのシール性能が低下する。
【0005】
本開示のコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、外径の異なる複数種類の電線に対応可能な防水コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の防水コネクタは、
複数の端子収容室を有するハウジングと、
複数のシール孔を有し、前記複数のシール孔を前記複数の端子収容室に整合させた状態で前記ハウジングの後端部に取り付けられたマットシールと、
前記マットシールの後方に配置され、前記ハウジングに対して保持部によって取り付け状態に保持されたリヤ部材と、を備え、
前記保持部は、前記ハウジングに対する前記リヤ部材の保持位置を前後方向において変更可能である。
【発明の効果】
【0007】
本開示の防水コネクタは、外径の異なる複数種類の電線に対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1において、リヤ部材が後側保持位置に保持されている状態をあらわす斜視図である。
図2は、リヤ部材が前側保持位置に保持されている状態をあらわす斜視図である。
図3は、ハウジングの斜視図である。
図4は、マットシールの斜視図である。
図5は、リヤ部材の斜視図である。
図6は、リヤ部材が後側保持位置に保持され、ハウジングに第1導電路が取り付けられている状態をあらわす側断面図である。
図7は、リヤ部材が前側保持位置に保持され、ハウジングに第2導電路が取り付けられている状態をあらわす側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の実施形態を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
本開示の防水コネクタは、
(1)複数の端子収容室を有するハウジングと、複数のシール孔を有し、前記複数のシール孔を前記複数の端子収容室に整合させた状態で前記ハウジングの後端部に取り付けられたマットシールと、前記マットシールの後方に配置され、前記ハウジングに対して保持部によって取り付け状態に保持されたリヤ部材と、を備える。前記保持部は、前記ハウジングに対する前記リヤ部材の保持位置を前後方向において変更可能である。本開示の構成によれば、細い電線をシール孔に挿通させる場合には、リヤ部材の保持位置を前方に設定して、マットシールをハウジングとリヤ部材との間で挟み付けるようにする。これにより、電線の挿通時におけるシール孔の内径拡大が抑制されるので、良好なシール性能が担保される。太い電線をシール孔に挿通させる場合には、リヤ部材の保持位置をマットシールから後方へ離隔した後方位置に設定する。この場合は、電線の挿通時に、マットシールが前後方向に膨らむように弾性変形することによって、シール孔の内径が電線の外径に合わせて拡大する。これにより、太い電線を支障なくシール孔に挿通させることができる。よって、本開示の防水コネクタは、外径の異なる複数種類の電線に対応可能である。
【0010】
(2)前記保持部は、前記リヤ部材を前側保持位置と、前記前側保持位置よりも後方の後側保持位置とに選択的に保持することが可能であり、前記リヤ部材が前記後側保持位置に保持され、且つ前記シール孔に電線が挿通されていない状態では、前記リヤ部材の前面と前記マットシールの後面との間に、前記マットシールが後方に膨らむように弾性変形することを許容する変形許容空間が確保されていることが好ましい。この構成によれば、太い電線をシール孔に挿通する際に、マットシールが後方へ膨らむように弾性変形することができるので、太い電線を挿通させる際の抵抗が低減される。
(【0011】以降は省略されています)
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