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公開番号
2025000483
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023100359
出願日
2023-06-19
発明の名称
ワイヤハーネス取付ユニット
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
H02G
3/30 20060101AFI20241224BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】取付対象とワイヤハーネスの間の隙間を低減してスペース効率よくワイヤハーネスを取り付けることができるワイヤハーネス取付ユニットを開示する。
【解決手段】壁部16に設けられる保持部材18と、ワイヤハーネス12に装着される被保持部材20と、を備え、被保持部材20は、ワイヤハーネス12に固定される固定部38と固定部38から突出する連結突部40と連結突部40から広がる平板状の係合部42とを有し、保持部材18は、壁部16に対して係合部挿通隙間26を隔てて配置された前板部28と前板部28に設けられたスリット32とを有し、スリットの幅寸法Bが、連結突部40の幅寸法Dよりも大きく且つ係合部42の幅寸法Cより小さく設定されており、係合部挿通隙間26に対して被保持部材20の係合部42を挿通して配置すると共に、スリット32に連結突部40を挿通して配置することで、被保持部材20が保持部材18に組み付けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ワイヤハーネスが取り付けられる取付対象である壁部に設けられる保持部材と、
前記ワイヤハーネスに装着されて前記保持部材に保持される被保持部材と、を備え、
前記被保持部材は、前記ワイヤハーネスに固定される固定部と、前記固定部から前記ワイヤハーネスの径方向外方に突出する連結突部と、前記連結突部の突出端部に保持されて前記連結突部の外周側に広がる平板状の係合部と、を有し、
前記保持部材は、前記壁部に対して前記係合部が挿通可能な係合部挿通隙間を隔てて対向配置された前板部と、前記前板部に切欠状に設けられて前記前板部の第1端縁部に開口するスリットと、を有し、
前記スリットの前記第1端縁部への開口方向に直交する直交方向において、前記スリットの幅寸法が、前記連結突部の幅寸法よりも大きく且つ前記係合部の幅寸法より小さく設定されており、
前記前板部の前記第1端縁部側から前記保持部材の前記係合部挿通隙間に対して、前記被保持部材の前記係合部を挿通して配置すると共に、前記スリットに前記連結突部を挿通して配置することで、前記被保持部材が前記保持部材に組み付けられる、ワイヤハーネス取付ユニット。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記被保持部材の前記係合部の前記係合部挿通隙間への挿入端が、前記連結突部の前記スリットの底面への当接により規定されている、請求項1に記載のワイヤハーネス取付ユニット。
【請求項3】
前記壁部と前記前板部の少なくとも一方は、前記係合部挿通隙間に向かって突出して、前記係合部挿通隙間に配置された前記係合部に圧接する圧入リブを有している、請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス取付ユニット。
【請求項4】
前記係合部は、前記壁部および前記前板部の少なくとも一方に当接して前記係合部側に弾性変形可能な弾性圧接部を有している、請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス取付ユニット。
【請求項5】
前記保持部材は、前記前板部の両側縁部から前記壁部に向かって突出して平行に延びる一対の側板部を有し、
前記係合部は、前記連結突部の突出方向に交差する方向で対向する一対の平行外縁部を複数対有しており、
前記一対の側板部の対向方向の隙間は、各対の前記平行外縁部間の離隔距離よりも僅かに大きくされており、
前記複数対の平行外縁部の中から選択された前記一対の平行外縁部が前記保持部材の前記一対の側板部に平行になるような向きで前記係合部が前記係合部挿通隙間に配置される、請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス取付ユニット。
【請求項6】
前記被保持部材の前記係合部は、前記直交方向において前記連結突部の一方側へ突出する第1突出部と、前記第1突出部よりも大きい突出寸法で前記連結突部の他方側へ突出する第2突出部を有し、
前記係合部挿通隙間は、前記直交方向において前記スリットの一方側へ突出して前記第1突出部の突出寸法よりも大きく前記第2突出部の突出寸法よりも小さい幅寸法で広がる第1隙間と、前記スリットの他方側へ突出して前記第2突出部の突出寸法よりも大きな幅寸法で広がる第2隙間とを有している、請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス取付ユニット。
【請求項7】
前記被保持部材の前記係合部は、前記直交方向において前記連結突部の一方側へ突出する第1突出部と、前記第1突出部よりも大きい板厚寸法で前記連結突部の他方側へ突出する第2突出部を有し、
前記係合部挿通隙間は、前記直交方向において前記スリットの一方側へ突出して前記第1突出部の板厚寸法よりも大きく前記第2突出部の板厚寸法よりも小さい寸法で前記壁部と前記前板部を対向配置させる第1隙間と、前記スリットの他方側へ突出して前記第2突出部の板厚寸法よりも大きな寸法で前記壁部と前記前板部を対向配置させる第2隙間とを有している、請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス取付ユニット。
【請求項8】
前記保持部材が、前記壁部を構成する車載機器の壁部の内面に設けられており、前記スリットの開口方向が、前記車載機器の開口部に向けられており、
前記被保持部材の前記係合部は前記ワイヤハーネスの延出方向に沿って前記連結突部の両側に広がっている、請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス取付ユニット。
【請求項9】
複数の前記被保持部材を備え、
前記保持部材の前記係合部挿通隙間に対して、複数の前記被保持部材の前記係合部が、前記スリットの長さ方向で並んで配置されて取り付けられている、請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス取付ユニット。
【請求項10】
前記被保持部材が、前記ワイヤハーネスの延出方向に沿って延びる前記固定部と、前記固定部の長さ方向で相互に離隔した複数箇所にそれぞれ設けられた複数の前記連結突部と複数の前記係合部と、を有し、
前記壁部の相互に離隔した複数箇所に設けられた複数の前記保持部材を備え、
前記被保持部材の複数の前記係合部が、複数の前記保持部材の前記係合部挿通隙間にそれぞれ挿通されて配置されている、請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス取付ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネス取付ユニットに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両に搭載されるワイヤハーネスを車両内のパネル等の取付対象に設けられた取付孔に取り付けるために用いられる樹脂製のバンドクリップが開示されている。バンドクリップは、ワイヤハーネスに結束されるベルトおよびバックルと、バックルに突設された矢じり状のクリップ部を有している。そして、ワイヤハーネスに結束されたバンドクリップのクリップ部を、取付孔に対してパネルの厚さ方向に圧入すると、クリップ部が弾性変形して取付孔を挿通し、取付孔を挿通した後でクリップ部が弾性復帰することで、パネルの裏面側にクリップ部が係合する。これにより、クリップ部がパネルに嵌着されて、ワイヤハーネスをパネルの適所に固定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-52338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に記載のバンドクリップでは、ワイヤハーネスが取付対象であるパネルに設けられた取付孔に対して、クリップ部をパネルの厚さ方向に圧入する必要があることから、取付対象の取付孔よりも圧入方向の反対側に大きな作業スペースを確保する必要がある。それゆえ、例えば、ワイヤハーネスが電池パックやその他の設備の筐体内に配索されるものであり、ワイヤハーネスの取付対象が筐体の壁部である場合には、筐体の内部に大きなデッドスペースが生じてしまうという不具合があった。
【0005】
加えて、筐体の壁部に取付孔を貫設できない場合には、取付孔を構成する金具を筐体の壁部から内方に突設する一方、矢じり状のクリップ部を収容できるスペースを、金具の突出端面に貫設された取付孔と壁部の間に設ける必要があり、筐体の内部にさらに大きなデッドスペースが生じてしまうという問題が生じる可能性があった。
【0006】
そこで、取付対象とワイヤハーネスの間の隙間を低減してスペース効率よくワイヤハーネスを取り付けることができるワイヤハーネス取付ユニットを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のワイヤハーネス取付ユニットは、ワイヤハーネスが取り付けられる取付対象である壁部に設けられる保持部材と、前記ワイヤハーネスに装着されて前記保持部材に保持される被保持部材と、を備え、前記被保持部材は、前記ワイヤハーネスに固定される固定部と、前記固定部から前記ワイヤハーネスの径方向外方に突出する連結突部と、前記連結突部の突出端部に保持されて前記連結突部の外周側に広がる平板状の係合部と、を有し、前記保持部材は、前記壁部に対して前記係合部が挿通可能な係合部挿通隙間を隔てて対向配置された前板部と、前記前板部に切欠状に設けられて前記前板部の第1端縁部に開口するスリットと、を有し、前記スリットの前記第1端縁部への開口方向に直交する直交方向において、前記スリットの幅寸法が、前記連結突部の幅寸法よりも大きく且つ前記係合部の幅寸法より小さく設定されており、前記前板部の前記第1端縁部側から前記保持部材の前記係合部挿通隙間に対して、前記被保持部材の前記係合部を挿通して配置すると共に、前記スリットに前記連結突部を挿通して配置することで、前記被保持部材が前記保持部材に組み付けられる、ものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、取付対象とワイヤハーネスの間の隙間を低減してスペース効率よくワイヤハーネスを取り付けることができるワイヤハーネス取付ユニットを、提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1に係るワイヤハーネス取付ユニットを示す斜視図である。
図2は、図1に示されたワイヤハーネス取付ユニットにおける要部を拡大して示す斜視図である。
図3は、図1に示されたワイヤハーネス取付ユニットにおいて被保持部材が保持部材に保持される前の分解状態を示す斜視図である。
図4は、実施形態2に係るワイヤハーネス取付ユニットにおける要部を拡大して示す斜視図である。
図5は、図4に示されたワイヤハーネス取付ユニットにおける要部の平面図である。
図6は、実施形態3に係るワイヤハーネス取付ユニットにおける要部を拡大して示す平面図である。
図7は、図6に示されたワイヤハーネス取付ユニットを構成する被保持部材を保持部材に保持される前の単品状態で示す斜視図である。
図8は、実施形態4に係るワイヤハーネス取付ユニットにおける要部を拡大して示す斜視図である。
図9は、図8に示されたワイヤハーネス取付ユニットを構成する被保持部材を保持部材に保持される前の単品状態で示す斜視図である。
図10は、実施形態5に係るワイヤハーネス取付ユニットにおける要部を拡大して示す斜視図である。
図11は、実施形態6に係るワイヤハーネス取付ユニットにおける要部を拡大して示す斜視図である。
図12は、実施形態7に係るワイヤハーネス取付ユニットにおける要部を拡大して示す斜視図である。
図13は、実施形態8に係るワイヤハーネス取付ユニットにおける要部を拡大して示す斜視図である。
図14は、本開示に係るユニットセットにおける要部を拡大して示す斜視図である。
図15は、図14に示されたユニットセットにおける要部の平面図である。
図16は、本開示に係るユニットセットの別の態様における要部を拡大して示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネス取付ユニットは、
(1)ワイヤハーネスが取り付けられる取付対象である壁部に設けられる保持部材と、前記ワイヤハーネスに装着されて前記保持部材に保持される被保持部材と、を備え、前記被保持部材は、前記ワイヤハーネスに固定される固定部と、前記固定部から前記ワイヤハーネスの径方向外方に突出する連結突部と、前記連結突部の突出端部に保持されて前記連結突部の外周側に広がる平板状の係合部と、を有し、前記保持部材は、前記壁部に対して前記係合部が挿通可能な係合部挿通隙間を隔てて対向配置された前板部と、前記前板部に切欠状に設けられて前記前板部の第1端縁部に開口するスリットと、を有し、前記スリットの前記第1端縁部への開口方向に直交する直交方向において、前記スリットの幅寸法が、前記連結突部の幅寸法よりも大きく且つ前記係合部の幅寸法より小さく設定されており、前記前板部の前記第1端縁部側から前記保持部材の前記係合部挿通隙間に対して、前記被保持部材の前記係合部を挿通して配置すると共に、前記スリットに前記連結突部を挿通して配置することで、前記被保持部材が前記保持部材に組み付けられる、ものである。
(【0011】以降は省略されています)
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