TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025000307
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023100093
出願日
2023-06-19
発明の名称
差動通信用端子、差動通信用導電路、差動通信用コネクタ
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/6463 20110101AFI20241224BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】差動通信用ケーブルを構成するコア線の撚り解き長を短くする。
【解決手段】インシュレーションバレル部45L,45Rの各々は、劣弧状に湾曲した底板部46と、底板部46の周方向両端から斜め上方へ接線状に延出した圧着片47L,47R,48L,48Rとを有し、一対のインシュレーションバレル部45L,45Rを左右方向に離隔して並列配置した状態において、4片の圧着片47L,47R,48L,48Rのうち並列方向において最も離隔した位置関係の2つの圧着片を、外側の圧着片47L,47Rと定義し、並列方向において最も近接した位置関係の2つの圧着片を、内側の圧着片48L,48Rと定義したときに、一対のインシュレーションバレル部45L,45Rは、並列方向において、コア線22の軸心Cと内側の圧着片48L,48Rの先端との最大距離Nを、コア線22の軸心Cと外側の圧着片47L,47Rの先端との最大距離Wよりも小さくした形態である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
オープンバレル状のインシュレーションバレル部を一対有する一対の端子金具を備えており、
前記一対のインシュレーションバレル部が、差動通信ケーブルを構成する一対のコア線における左右に並列配置された一対の撚り解き部に対して個別に圧着されるようになっており、
前記インシュレーションバレル部の各々は、劣弧状に湾曲した底板部と、前記底板部の周方向両端から斜め上方へ接線状に延出した一対の圧着片とを有し、
前記一対のインシュレーションバレル部を左右方向に離隔して並列配置した状態において、4片の前記圧着片のうち並列方向において最も離隔した位置関係の2つの前記圧着片を、外側の圧着片と定義し、前記並列方向において最も近接した位置関係の2つの前記圧着片を、内側の圧着片と定義したときに、
一方の前記インシュレーションバレル部は、前記並列方向において、前記コア線の軸心と前記内側の圧着片の先端との間隔を、前記コア線の前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔よりも小さくした形態であり、
他方の前記インシュレーションバレル部は、前記並列方向において、前記コア線の軸心と前記内側の圧着片の先端との間隔を、前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔よりも小さくした形態、又は前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔と同じとした形態である差動通信用端子。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記内側の圧着片の前記底板部からの延出長さは、前記外側の圧着片の前記底板部からの延出長さよりも短い請求項1に記載の差動通信用端子。
【請求項3】
オープンバレル状のインシュレーションバレル部を一対有する一対の端子金具と、
一対のコア線からなるツイストペア線を有する差動通信ケーブルと、を備え、
前記一対のコア線は、左右に並列配置された一対の撚り解き部を有し、
前記インシュレーションバレル部の各々は、劣弧状に湾曲した底板部と、前記底板部の周方向両端から延出した一対の圧着片とを有し、
前記一対の撚り解き部に対して、前記一対のインシュレーションバレル部が前記底板部と前記一対の圧着片とを密着させるように圧着されており、
前記圧着片を前記底板部の周方向両端から斜め上方へ接線状に延出する形態へ展開した状態において、4片の前記圧着片のうち並列方向において最も離隔した位置関係の2つの前記圧着片を、外側の圧着片と定義し、前記並列方向において最も近接した位置関係の2つの前記圧着片を、内側の圧着片と定義したときに、
一方の前記インシュレーションバレル部は、前記並列方向において、前記コア線の軸心と前記内側の圧着片の先端との間隔を、前記コア線の前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔よりも小さくした形態であり、
他方の前記インシュレーションバレル部は、前記並列方向において、前記コア線の軸心と前記内側の圧着片の先端との間隔を、前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔よりも小さくした形態、又は前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔と同じとした形態である差動通信用導電路。
【請求項4】
前記内側の圧着片の前記底板部からの延出長さは、前記外側の圧着片の前記底板部からの延出長さよりも短い請求項3に記載の差動通信用導電路。
【請求項5】
請求項3又は請求項4に記載の差動通信用導電路と、
前記一対の端子金具を収容するハウジングとを備えている差動通信用コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、差動通信用端子、差動通信用導電路、差動通信用コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、オープンバレル状の絶縁被覆圧着部を有する端子金具が開示されている。絶縁被覆圧着部は、絶縁被覆圧着底壁部と、絶縁被覆圧着底壁部の両側縁から延出した一対の絶縁被覆圧着起立壁部とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-160591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この端子金具は、差動通信用ケーブルのツイストペア線を構成する2本のコア線に圧着することができる。この場合、通信性能の低下を抑制するためには、2本のコア線の撚り解き長を短くすることが好ましい。しかし、並列配置した2本のコア線に2つの絶縁被覆圧着部を同時に圧着する場合、2本のコア線の撚り解き長を短くすると、コア線の並列間隔が狭くなるため、並列方向の内側に位置する絶縁被覆圧着起立壁部同士が干渉してしまう。絶縁被覆圧着起立壁部同士の干渉を回避するためには、2本のコア線の撚り解き長を長くする必要がある。
【0005】
本開示の差動通信用端子、差動通信用導電路、差動通信用コネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、差動通信用ケーブルを構成するコア線の撚り解き長を短くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の開示の差動通信用端子は、
オープンバレル状のインシュレーションバレル部を一対有する一対の端子金具を備えており、
前記一対のインシュレーションバレル部が、差動通信ケーブルを構成する一対のコア線における左右に並列配置された一対の撚り解き部に対して個別に圧着されるようになっており、
前記インシュレーションバレル部の各々は、劣弧状に湾曲した底板部と、前記底板部の周方向両端から斜め上方へ接線状に延出した一対の圧着片とを有し、
前記一対のインシュレーションバレル部を左右方向に離隔して並列配置した状態において、4片の前記圧着片のうち並列方向において最も離隔した位置関係の2つの前記圧着片を、外側の圧着片と定義し、前記並列方向において最も近接した位置関係の2つの前記圧着片を、内側の圧着片と定義したときに、
一方の前記インシュレーションバレル部は、前記並列方向において、前記コア線の軸心と前記内側の圧着片の先端との間隔を、前記コア線の前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔よりも小さくした形態であり、
他方の前記インシュレーションバレル部は、前記並列方向において、前記コア線の軸心と前記内側の圧着片の先端との間隔を、前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔よりも小さくした形態、又は前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔と同じとした形態である。
【0007】
第2の開示の差動通信用導電路は、
オープンバレル状のインシュレーションバレル部を一対有する一対の端子金具と、
一対のコア線からなるツイストペア線を有する差動通信ケーブルと、を備え、
前記一対のコア線は、左右に並列配置された一対の撚り解き部を有し、
前記インシュレーションバレル部の各々は、劣弧状に湾曲した底板部と、前記底板部の周方向両端から延出した一対の圧着片とを有し、
前記一対の撚り解き部に対して、前記一対のインシュレーションバレル部が前記底板部と前記一対の圧着片とを密着させるように圧着されており、
前記圧着片を前記底板部の周方向両端から斜め上方へ接線状に延出する形態へ展開した状態において、4片の前記圧着片のうち並列方向において最も離隔した位置関係の2つの前記圧着片を、外側の圧着片と定義し、前記並列方向において最も近接した位置関係の2つの前記圧着片を、内側の圧着片と定義したときに、
一方の前記インシュレーションバレル部は、前記並列方向において、前記コア線の軸心と前記内側の圧着片の先端との間隔を、前記コア線の前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔よりも小さくした形態であり、
他方の前記インシュレーションバレル部は、前記並列方向において、前記コア線の軸心と前記内側の圧着片の先端との間隔を、前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔よりも小さくした形態、又は前記軸心と前記外側の圧着片の先端との間隔と同じとした形態である。
【0008】
第3の開示の差動通信用コネクタは、
第2の開示の差動通信用導電路と、
前記一対の端子金具を収容するハウジングとを備えている。
【発明の効果】
【0009】
第1~第3の開示によれば、差動通信用ケーブルを構成するコア線の撚り解き長を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施例1の差動通信用コネクタの斜視図である。
図2は、図1に示す差動通信用コネクタの分解状態の斜視図である。
図3は、図1に示す差動通信用コネクタを構成する一対の端子金具であって、コア線に圧着する前の一対の端子金具を並列配置した状態をあらわす斜視図である。
図4は、図1に示す差動通信用コネクタの平断面図である。
図5は、図1に示す差動通信用コネクタを構成する一対の端子金具とコア線の撚り解き部との圧着構造を、模式的にあらわした背面図である。
図6は、図1に示す差動通信用コネクタを構成する一対の端子金具とコア線の撚り解き部との圧着過程を、模式的にあらわした背面図である。
図7は、インシュレーションバレル部の形状が実施例1とは異なる一対の端子金具とコア線との圧着過程を模式的にあらわした背面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
電波吸収体
8日前
個人
テーブルタップ
5日前
株式会社東光高岳
開閉器
16日前
キヤノン株式会社
電子機器
5日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
18日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
5日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
1日前
株式会社ダイヘン
碍子
10日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
5日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
5日前
個人
六角形パネル展開アレーアンテナ
5日前
TDK株式会社
コイル部品
1日前
イビデン株式会社
プリント配線板
8日前
ローム株式会社
半導体装置
5日前
住友電装株式会社
コネクタ
1日前
イビデン株式会社
プリント配線板
16日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
9日前
富士電機株式会社
半導体装置
16日前
株式会社デンソー
半導体装置
5日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
1日前
株式会社デンソー
半導体装置
5日前
大和電器株式会社
コンセント
1日前
オムロン株式会社
リード線整列治具
5日前
富士電機株式会社
半導体装置
16日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
5日前
日産自動車株式会社
電子機器
8日前
富士電機株式会社
半導体装置
5日前
株式会社村田製作所
二次電池
8日前
TDK株式会社
電子部品
1日前
株式会社村田製作所
電池パック
10日前
日本無線株式会社
モノポールアンテナ
5日前
株式会社ダイフク
搬送車
8日前
株式会社ジェイテクト
電源装置
10日前
個人
アウトドア用のソケットとプラグ
16日前
続きを見る
他の特許を見る