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公開番号
2025002131
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102075
出願日
2023-06-21
発明の名称
筆記具
出願人
三菱鉛筆株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B43K
5/18 20060101AFI20241226BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】比較的簡便な構成で製造しやすい筆記具を提供する。
【解決手段】筆記具1は、インク保持部99が収容されるインク保持空間19が内部に形成された軸筒10と、インク保持空間19に収容されたインク保持部99からインク98を受け入れてインク98の供給流量を調節するコレクター30と、コレクター30に接続された筆記部50とを備える。筆記部50は、主部と錐体部とを有し、錐体部は筆記対象物に接触する先端部55を有する。コレクター30は、主部を収容する収容部31と、インク主路35が内部に形成された本体部とを有し、本体部の外面にはインク98の一部を保持可能な櫛溝部36が設けられている。収容部31に収容された主部の外面と収容部31の内面との間にはインク細路32が形成されている。少なくとも錐体部の外面には、インク細路32から先端部55へインク98を導くインク誘導溝58が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
インクを貯留するインク保持部が収容されるインク保持空間が内部に形成された軸筒と、
前記インク保持空間に前記インク保持部が収容された場合に、前記インク保持部からインクを受け入れて、流入したインクの供給流量を調節するコレクターと、
前記コレクターに接続された筆記部と、を備え、
前記筆記部は、所定の長さを有する棒状の主部と、前記主部の一端から延びる錐体部と、を有し、前記錐体部は、先端に、筆記対象物に接触する先端部を有し、
前記コレクターは、前記主部を収容する収容部と、前記インク保持部から流入したインクを前記収容部に導くインク主路が内部に形成された本体部と、を有し、前記本体部の外面にはインクの一部を保持可能な櫛溝部が設けられており、
前記収容部に収容された前記主部の外面と前記収容部の内面との間には、インクが流通可能なインク細路が形成されており、
前記筆記部は、前記インク細路から前記先端部へインクを導くインク誘導溝が、少なくとも前記錐体部の外面に形成されている、
筆記具。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記筆記部は、JIS K7215に準拠したデュロメーターD硬さが60以上の材料で形成されている、
請求項1に記載の筆記具。
【請求項3】
前記筆記部は、透光性を有する材料で形成されている、
請求項1に記載の筆記具。
【請求項4】
前記筆記部は、軸線に直交する断面における前記インク誘導溝の対向する面のなす角が、40度以上110度以下に形成されている、
請求項1に記載の筆記具。
【請求項5】
前記筆記部に形成された前記インク誘導溝の数が8本以上12本以下である、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の筆記具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は筆記具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
20世紀初頭に初めて作られたといわれているつけペンタイプのガラスペンは、美感に訴えるだけでなく、書き心地もよく実用性を兼ね備えた筆記具として、近年人気が高まっている。つけペンタイプのガラスペンは、インクに付けたペン先にためられたインクの分の筆記が可能なものであり、筆記可能な文字や線図等の量が比較的少ない。このような不都合を解消するものとして、特許文献1には、ペン先にインクを持続的に供給可能なガラスペンが開示されている。特許文献1のガラスペンは、複数本のガラスが捻れ成形された本体の外表面に複数の渦巻切割りが形成され、一端には複数本の溝が先端に集中するヘッド部が、他端には引き延ばされて細長い末端部が、それぞれ形成されたペン先を有する。ペン先の細長い末端部が、インクチューブカートリッジ内のインク表面に触れて表面張力を突き破ると、インクが渦巻切割りに導入された後にペン先のヘッド部に集中して、インクを自動的に持続供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3218808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のガラスペンは、ペン先を手作業で生成することになるため、各部の寸法が安定せず、製造コストが嵩むことになる。
【0005】
本開示は上述の課題に鑑み、比較的簡便な構成で製造しやすい筆記具を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様に係る筆記具は、インクを貯留するインク保持部が収容されるインク保持空間が内部に形成された軸筒と、前記インク保持空間に前記インク保持部が収容された場合に、前記インク保持部からインクを受け入れて、流入したインクの供給流量を調節するコレクターと、前記コレクターに接続された筆記部と、を備え、前記筆記部は、所定の長さを有する棒状の主部と、前記主部の一端から延びる錐体部と、を有し、前記錐体部は、先端に、筆記対象物に接触する先端部を有し、前記コレクターは、前記主部を収容する収容部と、前記インク保持部から流入したインクを前記収容部に導くインク主路が内部に形成された本体部と、を有し、前記本体部の外面にはインクの一部を保持可能な櫛溝部が設けられており、前記収容部に収容された前記主部の外面と前記収容部の内面との間には、インクが流通可能なインク細路が形成されており、前記筆記部は、前記インク細路から前記先端部へインクを導くインク誘導溝が、少なくとも前記錐体部の外面に形成されている。
【0007】
このように構成すると、棒状の主部とインク誘導溝が形成された錐体部とを有する筆記部の主部をコレクターの収容部に収容し、主部の外面と収容部の内面との間のインク細路及びインク誘導溝を介してインクを先端部に供給することが可能になる。このため、機械加工可能な比較的簡便な構成で製造しやすい筆記具となる。
【0008】
また、本開示の第2の態様に係る筆記具は、上記本開示の第1の態様に係る筆記具において、前記筆記部は、JIS K7215に準拠したデュロメーターD硬さが60以上の材料で形成されている。
【0009】
このように構成すると、筆記具が比較的固い材料で形成されているので、硬質材料特有の筆記感を享受することができる。
【0010】
また、本開示の第3の態様に係る筆記具は、上記本開示の第1の態様又は第2の態様に係る筆記具において、前記筆記部は、透光性を有する材料で形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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