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公開番号2025001406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100971
出願日2023-06-20
発明の名称作業機およびブレードカバー
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類A01B 1/06 20060101AFI20241225BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】ブレードカバーをブレードユニットから容易に取り外すことができる技術を提供する。
【解決手段】作業機は、ブレード部を備えるブレードユニットと、ブレードユニットに取り付け可能であるブレードカバーと、を備えている。ブレード部は、第1方向に延びており、第1方向を含む第1平面に沿って配置されている。ブレードカバーは、ブレードカバーがブレードユニットに取り付けられているとき、ブレード部を覆うカバー部と、ブレードカバーがブレードユニットに取り付けられているとき、第1平面に直交する第2方向においてブレードユニットと当接し、カバー部がブレード部を覆う状態にブレードカバーを維持する当接部と、弾性変形可能である解除部であって、解除部の弾性復元力に抗う力が解除部に加わるときに、第2方向における当接部とブレードユニットとの当接を解除する解除部と、を備えている。
【選択図】図24
特許請求の範囲【請求項1】
ブレード部を備えるブレードユニットと、
前記ブレードユニットに取り付け可能であるブレードカバーと、を備えており、
前記ブレード部は、第1方向に延びており、前記第1方向を含む第1平面に沿って配置されており、
前記ブレードカバーは、
前記ブレードカバーが前記ブレードユニットに取り付けられているとき、前記ブレード部を覆うカバー部と、
前記ブレードカバーが前記ブレードユニットに取り付けられているとき、前記第1平面に直交する第2方向において前記ブレードユニットと当接し、前記カバー部が前記ブレード部を覆う状態に前記ブレードカバーを維持する当接部と、
弾性変形可能である解除部であって、前記解除部の弾性復元力に抗う力が前記解除部に加わるときに、前記第2方向における前記当接部と前記ブレードユニットとの当接を解除する解除部と、を備えている、作業機。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ブレードカバーは、前記当接部が前記第2方向に前記ブレードユニットと当接している状態で、前記ブレードユニットに対して前記第1方向に沿ってスライド可能であり、前記ブレードユニットに対して前記第1方向に沿ってスライドすることにより、前記ブレードユニットに着脱可能である、請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記ブレードカバーは、前記ブレード部と当接可能であり、前記ブレードカバーが前記ブレードユニットに対して前記第1方向にスライドするときに前記第1方向と反対の第3方向の摩擦力を前記ブレード部に加える摩擦力付与部をさらに備えている、請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記カバー部の断面形状と前記当接部の断面形状のそれぞれは、前記第1方向に略同一である、請求項2に記載の作業機。
【請求項5】
前記ブレードユニットに固定されており、長手方向に延びるポールをさらに備えており、
前記解除部は、前記ポールに取り付け可能であり、前記ポールに取り付けられているときに前記ポールを囲む取付部を備えている、請求項1から4のいずれか一項に記載の作業機。
【請求項6】
前記解除部は、前記第1方向と前記第2方向に直交する第4方向に離れて配置されており、ユーザにより操作される第1操作部と第2操作部とを備えており、
前記当接部は、前記第4方向に離れて配置されている第1当接部と第2当接部とを備えており、
前記第1操作部と前記第2操作部が互いに近づくように操作されるときに、前記第1当接部と前記第2当接部は、互いに離反する方向に移動し、前記ブレードユニットから離反する、請求項1に記載の作業機。
【請求項7】
前記ブレードカバーが前記ブレードユニットに取り付けられている状態で前記作業機が載置面に載置されるとき、前記解除部が前記載置面に接触する、請求項1から6のいずれか一項に記載の作業機。
【請求項8】
前記ブレードユニットは、
ハウジングと、
前記ブレード部を備えており、前記ハウジングに可動するように支持されているブレードと、を備えており、
前記当接部は、前記ブレードカバーが前記ブレードユニットに取り付けられているとき、前記ハウジングと離れており、前記ブレード部と前記第2方向に当接している、請求項1から7のいずれか一項に記載の作業機。
【請求項9】
ブレード部を備えるブレードユニットに取り付け可能であるブレードカバーであって、
前記ブレード部は、第1方向に延びており、前記第1方向を含む第1平面に沿って配置されており、
前記ブレードカバーは、
前記ブレード部を覆うカバー部と、
前記ブレードカバーが前記ブレードユニットに取り付けられているとき、前記第1平面に直交する第2方向において前記ブレードユニットと当接し、前記カバー部が前記ブレード部を覆う状態に前記ブレードカバーを維持する当接部と、
弾性変形可能である解除部であって、前記解除部の弾性復元力に抗う力が前記解除部に加わるときに、前記第2方向における前記当接部と前記ブレードユニットとの当接を解除する解除部と、を備えている、ブレードカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、作業機およびブレードカバーに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、作業機が開示されている。作業機は、ブレード部を備えるブレードユニットと、ブレードユニットに取り付け可能であるブレードカバーと、を備えている。ブレード部は、第1方向に延びており、第1方向を含む第1平面に沿って配置されている。ブレードカバーは、ブレードカバーがブレードユニットに取り付けられているとき、ブレード部を覆うカバー部と、ブレードカバーがブレードユニットに取り付けられているとき、第1平面に直交する第2方向に前記ブレードユニットと当接し、カバー部がブレード部を覆う状態にブレードカバーを維持する当接部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-286223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の作業機は、ブレードカバーをブレードユニットから取り外すために当接部とブレードユニットとの当接を解除するときに、ユーザに操作される部分を備えていない。このため、ブレードカバーをブレードユニットから容易に取り外すことができない。本明細書では、ブレードカバーをブレードユニットから容易に取り外すことができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、作業機を開示する。作業機は、ブレード部を備えるブレードユニットと、ブレードユニットに取り付け可能であるブレードカバーと、を備えている。ブレード部は、第1方向に延びており、第1方向を含む第1平面に沿って配置されている。ブレードカバーは、ブレードカバーがブレードユニットに取り付けられているとき、ブレード部を覆うカバー部と、ブレードカバーがブレードユニットに取り付けられているとき、第1平面に直交する第2方向においてブレードユニットと当接し、カバー部がブレード部を覆う状態にブレードカバーを維持する当接部と、弾性変形可能である解除部であって、解除部の弾性復元力に抗う力が解除部に加わるときに、第2方向における当接部とブレードユニットとの当接を解除する解除部と、を備えている。
【0006】
上記の構成によれば、ユーザが解除部の弾性復元力に抗う力を解除部に加えるときに、第2方向において、当接部とブレードユニットとの当接が解除される。これにより、ブレードカバーをブレードユニットから容易に取り外すことができる。
【0007】
本明細書は、ブレードカバーを開示する。ブレードカバーは、ブレード部を備えるブレードユニットに取り付け可能である。ブレード部は、第1方向に延びており、第1方向を含む第1平面に沿って配置されている。ブレードカバーは、ブレード部を覆うカバー部と、ブレードカバーがブレードユニットに取り付けられているとき、第1平面に直交する第2方向においてブレードユニットと当接し、カバー部がブレード部を覆う状態にブレードカバーを維持する当接部と、弾性変形可能である解除部であって、解除部の弾性復元力に抗う力が解除部に加わるときに、第2方向における当接部とブレードユニットとの当接を解除する解除部と、を備えている。
【0008】
上記の構成によれば、上記の作業機による効果と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例の作業機2の斜視図である。
実施例の作業機2において、後端ユニット8近傍の分解斜視図である。
実施例の作業機2において、前端ユニット10近傍の斜視図である。
実施例の作業機2において、前端ユニット10の断面図である。
実施例の作業機2において、前端右ハウジング42が取り外された状態の側面図である。
実施例の伝達機構90とブレード86とカウンタウェイト88の分解斜視図である。
実施例の伝達機構90とブレード86とカウンタウェイト88の分解斜視図である。
実施例の作業機2において、左カバー46が取り外された状態の側面図である。
実施例の作業機2において、前端ユニット10の断面図である。
実施例の作業機2において、前端ユニット10の断面図である。
実施例の伝達機構90とブレード86とカウンタウェイト88の前面図である。
実施例の作業機2において、左カバー46が取り外された状態の側面図である。
実施例の作業機2において、前端右ハウジング42が取り外された状態の側面図である。
実施例の第1伝達ユニット78と第1出力シャフト82とブレード86とアジャスト部材160の分解斜視図である。
実施例の第1伝達ユニット78と第1出力シャフト82とブレード86とアジャスト部材160の分解斜視図である。
実施例の第1出力シャフト82と第1アジャスト部材170の分解斜視図である。
実施例の第1出力シャフト82とブレード86と第1アジャスト部材170の断面図である。
実施例の第1出力シャフト82と第1アジャスト部材170の断面図である。
実施例の第1出力シャフト82と第2アジャスト部材172の分解斜視図である。
実施例の第1出力シャフト82とブレード86と第2アジャスト部材172の断面図である。
実施例のブレード86の右取付部120の斜視図である。
実施例のブレード86の左取付部124の斜視図である。
実施例の作業機2において、ブレードカバー300がブレード部116に取り付けられている状態での前端ユニット10近傍の斜視図である。
実施例のブレード86とブレードカバー300において、ブレードカバー300がブレード86に取り付けられている状態の横断面図である。
実施例のブレード86とブレードカバー300において、ブレードカバー300がブレード86に取り付けられている状態の前断面図である。
実施例のブレード86とブレードカバー300において、ブレードカバー300がブレード86に取り付けられる前の横断面図である。
実施例の作業機2において、ブレードカバー300がブレード86に取り付けられる途中での前端ユニット10近傍の前面図である。
実施例の作業機2において、ブレードカバー300がポール4に取り付けられる前の断面図である。
実施例の作業機2において、ブレードカバー300がポール4に取り付けられている状態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して以下に詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、開示された追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された作業機およびブレードカバー、その製造方法及び使用方法を提供するために、他の特徴や発明とは別に、又は共に用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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