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公開番号
2024178025
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2023096509
出願日
2023-06-12
発明の名称
背負式機器および背負子
出願人
株式会社マキタ
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
A45F
3/08 20060101AFI20241217BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】背負式機器を装着するユーザの腰に掛かる負担を低減することが可能な技術を提供する。
【解決手段】背負式機器は、ユーザが装着する背負子と、背負子に取り付けられる機器と、を備える。背負子は、ユーザが両肩にかける一対の肩ベルトと、一対の肩ベルトが取り付けられるとともに、機器が取り付けられる背板と、ユーザが腰に巻く腰ベルトと、背板と腰ベルトの間を接続する接続機構と、を備える。接続機構は、背板の曲げ剛性よりも小さい曲げ剛性を有する弾性部材を備える。背板と腰ベルトの一方から接続機構に加わる力は、弾性部材を介して、背板と腰ベルトの他方に伝達される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザが装着する背負子と、
前記背負子に取り付けられる機器と、を備えており、
前記背負子は、
前記ユーザが両肩にかける一対の肩ベルトと、
前記一対の肩ベルトが取り付けられるとともに、前記機器が取り付けられる背板と、
前記ユーザが腰に巻く腰ベルトと、
前記背板と前記腰ベルトの間を接続する接続機構と、を備えており、
前記接続機構は、前記背板の曲げ剛性よりも小さい曲げ剛性を有する弾性部材を備えており、
前記背板と前記腰ベルトの一方から前記接続機構に加わる力は、前記弾性部材を介して、前記背板と前記腰ベルトの他方に伝達される、背負式機器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記弾性部材は、前記背板の前面よりも前方に配置される、請求項1の背負式機器。
【請求項3】
前記弾性部材は、
前記腰ベルトの後面に沿って広がっており、前記腰ベルトに対する姿勢が変化しないように前記腰ベルトに取り付けられるプレート部と、
前記プレート部の後面よりも後方に配置されており、所定の締結具によって前記背板の前面に締結される締結部と、
前記プレート部と前記締結部の間を接続する接続部と、を備える、請求項2の背負式機器。
【請求項4】
前記締結部は、前記プレート部の上端よりも上方に配置される、請求項3の背負式機器。
【請求項5】
前記接続部は、前記プレート部の前面に接続されており、前記プレート部の上端から上方に向けて延びる接続面を備えており、
前記接続面は、前記プレート部の上端から離れるにつれて、前記プレート部の前面を仮想的に延長した仮想平面から離れるように湾曲した湾曲面を含む、請求項3または4の背負式機器。
【請求項6】
前方から見た時、前記接続面の左右幅は、前記プレート部の上端から離れるにつれて単調減少する、請求項5の背負式機器。
【請求項7】
前記接続部は、前記接続面を前方から後方に向けて陥凹させて形成される凹部をさらに備えており、
前記締結部は、前記凹部の底部に設けられる、請求項5または6の背負式機器。
【請求項8】
前記弾性部材は、前記背板の前面に当接する当接面と、前記当接面よりも後方に突出したガイド突起と、をさらに備えており、
前記背板は、前記ガイド突起を受け入れるガイド孔を備える、請求項3から7の何れか一項の背負式機器。
【請求項9】
側方から見た時、前記背板は、前記締結部の下端よりも下方の箇所において、後側に反った形状を有している、請求項3から8の何れか一項の背負式機器。
【請求項10】
前記背板は、
前記機器が着脱可能に取り付けられる背板本体と、
前記接続機構を介して前記腰ベルトに接続されており、前記背板本体に対する上下方向の位置を変更可能な支持板と、
前記支持板の前記背板本体に対する上下方向の位置を固定するロック機構と、を備える、請求項1から9の何れか一項の背負式機器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、背負式機器および背負子に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザが装着する背負子と、前記背負子に取り付けられる機器と、を備える背負式機器が開示される。前記背負子は、前記ユーザが両肩にかける一対の肩ベルトと、前記一対の肩ベルトが取り付けられるとともに、前記機器が取り付けられる背板と、前記ユーザが腰に巻く腰ベルトと、前記背板と前記腰ベルトの間を接続する接続機構と、を備える。接続機構は、背板に対して腰ベルトを左右方向に沿った軸周りに回転可能に接続するヒンジを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2016/0255942号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の背負式機器では、背板と腰ベルトの間にヒンジが設けられているので、ユーザの姿勢が直立姿勢から前屈姿勢または後屈姿勢へと変化すると、背板と腰ベルトは、それぞれ、ユーザの姿勢の変化に追従して移動する。しかしながら、この構成では、ユーザが前屈姿勢をとった時に、ユーザの腰に大きな荷重が掛かるので、ユーザの腰に掛かる負担が大きくなるおそれがある。本明細書では、背負式機器を装着するユーザの腰に掛かる負担を低減することが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する背負式機器は、ユーザが装着する背負子と、前記背負子に取り付けられる機器と、を備える。前記背負子は、前記ユーザが両肩にかける一対の肩ベルトと、前記一対の肩ベルトが取り付けられるとともに、前記機器が取り付けられる背板と、前記ユーザが腰に巻く腰ベルトと、前記背板と前記腰ベルトの間を接続する接続機構と、を備える。前記接続機構は、前記背板の曲げ剛性よりも小さい曲げ剛性を有する弾性部材を備える。前記背板と前記腰ベルトの一方から前記接続機構に加わる力は、前記弾性部材を介して、前記背板と前記腰ベルトの他方に伝達される。
【0006】
本明細書が開示する背負子は、運搬物を運搬するためにユーザが装着する。前記背負子は、前記ユーザが両肩にかける一対の肩ベルトと、前記一対の肩ベルトが取り付けられるとともに、前記運搬物が着脱可能に取り付けられる背板と、前記ユーザが腰に巻く腰ベルトと、前記背板と前記腰ベルトの間を接続する接続機構と、を備える。前記接続機構は、前記背板の曲げ剛性よりも小さい曲げ剛性を有する弾性部材を備える。前記背板と前記腰ベルトの一方から前記接続機構に加わる力は、前記弾性部材を介して、前記背板と前記腰ベルトの他方に伝達される。
【0007】
上記の構成によれば、ユーザの姿勢が変化する場合、弾性部材が変形して、背板と腰ベルトのそれぞれがユーザの姿勢の変化に追従して移動する。そして、ユーザが前屈姿勢をとった時には、弾性部材で生じる弾性復元力によって、背板が腰ベルトに対して持ち上げられる。具体的には、ユーザの両肩付近を支点として、背板が腰ベルトに対して持ち上げられる。これにより、ユーザの両肩に掛かる荷重が増加する代わりに、ユーザの腰に掛かる荷重が減少する。従って、上記の構成によれば、背負式機器(または背負子)を装着するユーザの腰に掛かる負担を低減することができる。
【0008】
なお、本明細書における「背板の曲げ剛性よりも小さい曲げ剛性を有する弾性部材」という文言は、「弾性部材が、背板の中で最も曲げ剛性が小さい部分よりも、さらに曲げ剛性の小さい部分を含む」と解することに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例に係る背負式機器2を前方上方左方から見た図である。
実施例に係る背負式機器2の電源装置6を前方下方右方から見た図である。
実施例に係る背負式機器2の背板12を後方上方右方から見た図である。
実施例に係る背負式機器2の背負子本体8の上部を後方上方右方から見た図である。
実施例に係る背負式機器2の背板12を前方上方左方から見た図である。
実施例に係る背負式機器2のロック機構68の近傍の構造を示す断面図である。
実施例に係る背負式機器2の背負子本体8の下部およびスタンド部材10を右方から見た図である。
実施例に係る背負式機器2の接続機構20の近傍の構造を示す断面図である。
実施例に係る背負式機器2の接続機構20の近傍の構造を示す分解図である。
実施例に係る背負式機器2の弾性部材84を前方から見た図である。
実施例に係る背負式機器2の、腰ベルト18に取り付けられた状態の弾性部材84を示す図である。
実施例に係る背負式機器2のスタンド部材10を後方上方右方から見た図である。
実施例に係る背負式機器2のスタンド部材10の近傍の構造を示す分解図である。
実施例に係る背負式機器2の背負子本体8の下部およびスタンド部材10を左方から見た図である。
実施例に係る背負式機器2のスタンド部材10を上方から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して以下に詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、開示された追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された背負式機器および背負子を提供するために、他の特徴や発明とは別に、又は共に用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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