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公開番号2025005524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105723
出願日2023-06-28
発明の名称テーブルソー
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B23D 45/02 20060101AFI20250109BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】刃具の傾斜角度に応じて刃具の突出量を自動的に抑制可能なテーブルソーが従来必要とされている。
【解決手段】テーブルソー1は、被切断材が載置されるテーブル4を有する。テーブルソー1は、テーブル4の下方に配設されかつモータを備える本体10を有する。テーブルソー1は、モータに連結されかつテーブル4を上下方向に貫通する刃具11を有する。テーブルソー1は、刃具11を本体10とともにテーブル4に対して傾動させるガイド機構40を有する。ガイド機構40は、刃具11の上端をテーブル4に対して近づけるほど刃具11の中心11aを下方へ移動させてテーブル4から離しかつ上端の移動する左方(第1側方)と逆の右方(第2側方)へ移動させる。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
テーブルソーであって、
被切断材が載置されるテーブルと、
前記テーブルの下方に配設されかつモータを備える本体と、
前記モータに連結されかつ前記テーブルを上下方向に貫通する刃具と、
前記刃具を前記本体とともに前記テーブルに対して傾動させるガイド機構を有し、前記ガイド機構は、前記刃具の上端を前記テーブルに対して近づけるほど前記刃具の中心を下方へ移動させて前記テーブルから離しかつ前記上端の移動する第1側方と逆の第2側方へ移動させるテーブルソー。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載のテーブルソーであって、
前記ガイド機構は、前記テーブルと前記本体を連結する第1リンクと、前記第1リンクに対して前記第1側方に配置されかつ前記テーブルと前記本体を連結する第2リンクを有するテーブルソー。
【請求項3】
請求項2に記載のテーブルソーであって、
前記第1リンクを前記本体に回転可能に連結する第1本体側軸と、
前記第1リンクを前記テーブルに回転可能に連結する第1テーブル側軸と、
前記第2リンクを前記本体に回転可能に連結する第2本体側軸と、
前記第2リンクを前記テーブルに連結する第2テーブル側軸を有し、
前記第1本体側軸が前記第1テーブル側軸よりも前記刃具と前記テーブルの交差領域から遠くに配置され、
前記第2本体側軸が前記第2テーブル側軸よりも前記交差領域から遠くに配置されるテーブルソー。
【請求項4】
請求項2または3に記載のテーブルソーであって、
前記第1リンクを前記本体に回転可能に連結する第1本体側軸と、
前記第1リンクを前記テーブルに回転可能に連結する第1テーブル側軸と、
前記第2リンクを前記本体に回転可能に連結する第2本体側軸と、
前記第2リンクを前記テーブルに回転可能に連結する第2テーブル側軸を有し、
前記第1本体側軸と前記第2本体側軸の間隔は、前記第1テーブル側軸と前記第2テーブル側軸の間隔よりも長いテーブルソー。
【請求項5】
請求項2~4のいずれか1つに記載のテーブルソーであって、
前記第2リンクは、前記第1リンクよりも長いテーブルソー。
【請求項6】
請求項2~5のいずれか1つに記載のテーブルソーであって、
前記刃具の傾動方向と直交する方向から見て前記刃具と前記モータの間には、前記第1リンクまたは前記第2リンクの少なくとも一部が配置されるテーブルソー。
【請求項7】
請求項2~6のいずれか1つに記載のテーブルソーであって、
前記テーブルに支持されかつ前記本体を前記刃具と平行な方向に案内する昇降軸を有し、
前記刃具の傾動方向と直交する方向から見て前記刃具と前記昇降軸の間には、前記第1リンクまたは前記第2リンクの少なくとも一部が配置されるテーブルソー。
【請求項8】
請求項2~7のいずれか1つに記載のテーブルソーであって、
前記ガイド機構は、前記テーブルに支持されかつ前記本体を前記第1リンクと前記第2リンクによって移動する方向に案内するガイド部材を有し、
前記刃具の延出する前後方向において前記第1リンクと前記ガイド部材の間に前記モータが配置されるテーブルソー。
【請求項9】
請求項2~8のいずれか1つに記載のテーブルソーであって、
前記テーブルに支持されかつ前記本体を前記刃具と平行な方向に案内する昇降軸を有し、
前記ガイド機構は、前記テーブルに支持されかつ前記本体を前記第1リンクと前記第2リンクによって移動する方向に案内するガイド部材を有し、
前記刃具の延出する前後方向において前記第1リンクと前記ガイド部材の間に前記昇降軸が配置されるテーブルソー。
【請求項10】
請求項2~9のいずれか1つに記載のテーブルソーであって、
前記テーブルに解除可能に固定されかつ前記リンクに連結されるリンク支持部を有し、
前記リンク支持部には、ねじを嵌合可能に上下方向に貫通する長孔が設けられ、前記長孔に嵌合させた前記ねじを上方から前記テーブルに締付可能であるテーブルソー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば木材等の被切断材の切断加工に用いられるテーブルソーに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
この種のテーブルソーは、被切断材を載置するテーブルと、テーブルを貫通して上方へ突出する円盤状の刃具(丸鋸刃)を有する。刃具は、テーブルの下方に配設される本体に回転可能に支持される。本体には、刃具を回転させる駆動源としてのモータと、刃具が一体に取付けられる出力軸が設けられる。モータを起動させて出力軸を軸回りに回転させることで、刃具が出力軸と一体になって回転する。テーブルの上面の上方へ突出しかつ回転する刃具に向けて、被切断材をテーブルに沿って送る。これにより刃具が被切断材に切り込まれ、被切断材を切断できる。
【0003】
特許文献1,2に記載されるように本体は、テーブルに対して上下方向に移動可能である。本体を上下方向に移動させることで、テーブル上面から上方へ突出する刃具突出高さ(切り込み深さ)を変更できる。なお、刃具突出高さとは、刃具の上端からテーブル上面までのテーブル上面に対して直交する上下方向における長さを示す。刃具突出量とは、刃具の上端からテーブルまでの刃具と平行な方向における長さを示す。刃具突出高さを高くすることで、例えば厚みの大きい被切断材を切断できる。刃具突出高さを低くすることで、例えば被切断材に溝切り加工をすることができる。さらに本体は、テーブルに対して左右方向に傾動可能である。本体を左右方向に傾動させることで、テーブルと直交する平面に対する刃具の傾斜角度を変更できる。刃具をテーブルに対して直角にする(テーブルと直交する平面に対する傾斜角度を0°にする)ことで、被切断材をいわゆる直角切りで切断できる。刃具をテーブルと直交する平面に対して傾斜させることで、被切断材をいわゆる傾斜切り(英語名:bevel cut)で切断できる。直角切りの姿勢(以下「直角姿勢」とする。)の場合、出力軸は水平方向に延出する。そのため出力軸をテーブルの下面または刃口板の下面の近傍まで上方へ移動させて刃具突出高さを高くすることが可能である。
【0004】
一方、傾斜切りの姿勢(以下「傾斜姿勢」とする。)の場合、出力軸はテーブルに対して左右いずれかに向けて傾斜する。そのため本体を直角姿勢で刃具突出高さを高くした状態(刃具突出量を大きくした状態)からそのまま傾斜姿勢へ傾動させると、出力軸がテーブルの下面または刃口板の下面と干渉してしまう。特に溝切加工用の左右幅の厚い刃具を出力軸に取付け可能とする場合、出力軸をより長く延出させる必要がある。そのため傾斜姿勢の場合に出力軸がテーブルの下面または刃口板の下面と干渉し易い。したがって出力軸がテーブルの下面または刃口板の下面と干渉しないように刃具突出量を抑制する必要がある。しかしながら傾斜姿勢の場合を考えて刃具突出量を抑制したままでは、直角姿勢で厚い被切断材を切断する場合に十分な刃具突出量を得ることができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-10606号公報
特開2010-42474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって刃具の傾斜角度に応じて刃具の突出量を自動的に抑制可能なテーブルソーが従来必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの特徴によるとテーブルソーは、被切断材が載置されるテーブルを有する。テーブルソーは、テーブルの下方に配設されかつモータを備える本体を有する。テーブルソーは、モータに連結されかつテーブルを上下方向に貫通する刃具を有する。テーブルソーは、刃具を本体とともにテーブルに対して傾動させるガイド機構を有する。ガイド機構は、刃具の上端をテーブルに対して近づけるほど刃具の中心を下方へ移動させてテーブルから離しかつ上端の移動する第1側方と逆の第2側方へ移動させる。
【0008】
したがってテーブルと直交する平面に対する刃具の傾斜角度が大きくなるほど刃具の上端がテーブルに近づく。刃具の上端がテーブルに近づくにつれて、刃具は傾動方向と逆側の第2側方へ移動する。これにより刃具の上端からテーブルまでの刃具と平行な方向における長さ、すなわち刃具突出量が小さくなる。かくしてテーブルと直交する平面に対する刃具の傾斜角度が大きくなるにつれて刃具突出量を自動的に抑制することができる。これにより、傾斜切りの際に刃具を回転可能に支持する出力軸がテーブルの下面等に干渉することを抑制できる。
【0009】
しかも刃具の上端を第1側方へ傾動させながら刃具を第2側方へ移動させる。これにより刃具とテーブルの延長面が交差する交差領域(仮想傾動軸)を移動させることなく、刃具を傾動させることができる。そのため、例えばテーブル上で位置決めされた平行定規(英語名:Rip Fence)と交差領域との距離を一定にできる。これにより直角切りの場合でも傾斜切りの場合でも、被切断材を平行定規に当てて一定の幅で切断できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第1実施例に係るテーブルソーの斜視図である。
テーブルソーの刃口板を取外した状態を示す斜視図である。
直角姿勢かつ刃具突出量が最大の時のテーブルソーの左側面図である。
直角姿勢かつ刃具突出量が最小の時のテーブルソーの左側面図である。
直角姿勢かつ刃具突出量が最大の時のテーブルソーの前面図である。
図3中のVI-VI線断面矢視図である。
図3中のVII-VII線断面矢視図である。
図4中のVIII-VIII線断面矢視図である。
傾斜角度が30°の傾斜姿勢の時における図3中のVII-VII線断面に相当する縦断面図である。
傾斜角度が45°の傾斜姿勢の時における図3中のVII-VII線断面に相当する縦断面図である。
図6中のXI部分の拡大図である。
傾斜角度が30°の傾斜姿勢の時における図6中のXI部分の拡大図である。
傾斜角度が45°の傾斜姿勢の時における図6中のXI部分の拡大図である。
図3中のXIV-XIV線断面矢視図である。
図14中のXV部分の拡大図である。
テーブルソーの刃口板を取外した状態を示す上面図である。
刃具の傾斜角度に対する刃具の引っ込み量を示す上面図である。
本開示の第2実施例に係るテーブルソーの直角姿勢かつ刃具突出量が最大の時の左側面図である。
図18中のXIX-XIX線断面矢視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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