TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025004948
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2023104867
出願日
2023-06-27
発明の名称
打撃工具
出願人
株式会社マキタ
代理人
弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類
B25D
17/00 20060101AFI20250108BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】モータの冷却のための空気流と、集塵装置の吸引力を発生させるための空気流の圧力損失に起因する性能低下を抑制できる打撃工具を提供する。
【解決手段】打撃工具は、粉塵を吸引する集塵装置が接続され、前記集塵装置に吸引力を生じさせるために前記集塵装置から空気を吸い込むための接続流路を有する接続部と、回転軸を有するモータと、前記回転軸とともに回転して、前記モータを冷却するための第1空気流を生じさせる第1ファンと、前記第1ファンとともに回転して、前記吸引力を生じさせるための第2空気流を生じさせる第2ファンと、前記第1空気流を排出する第1排気口と、前記第2空気流を排出する第2排気口と、を有するハウジングと、前記第1空気流を前記第1排気口へと誘導する第1排気流路と、前記第1排気流路から仕切られ、前記第2空気流を前記第2排気口へと誘導する第2排気流路と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
打撃工具であって、
先端工具が装着される工具装着部と、
前記先端工具による被加工材に対する加工の際に生じる粉塵を吸引する集塵装置が接続され、前記集塵装置に吸引力を生じさせるために前記集塵装置から空気を吸い込むための接続流路を有する接続部と、
回転軸を有するモータと、
前記回転軸の第1端部に連結され、前記回転軸の回転運動を往復運動に変換して前記先端工具に伝達する駆動機構と、
前記回転軸の第2端部に連結され、前記回転軸とともに回転して空気を遠心方向に送り出すことにより、前記モータを冷却するための第1空気流を生じさせる第1ファンと、
前記第1ファンに対して中間壁部を介在させて前記回転軸の軸方向に積層され、前記第1ファンとともに回転して遠心方向に空気を送り出すことにより、前記吸引力を生じさせるための第2空気流を生じさせる第2ファンと、
前記第1空気流を排出する第1排気口と、前記第2空気流を排出する第2排気口と、を有するハウジングと、
前記第1空気流を前記第1排気口へと誘導する第1排気流路と、
前記第1排気流路から仕切られ、前記第2空気流を前記第2排気口へと誘導する第2排気流路と、
を備える、打撃工具。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1記載の打撃工具であって、さらに、
前記第2ファンに対して、前記第1ファンとは反対側の位置に、前記回転軸の軸方向に積層されるように配置され、前記第2ファンが遠心方向に送り出す空気流を整流するバッフルプレートを備え、
前記バッフルプレートの一部が、前記第1排気流路と前記第2排気流路とを仕切る仕切壁を構成する、打撃工具。
【請求項3】
請求項2記載の打撃工具であって、
前記バッフルプレートは、前記第2ファンの側方において前記回転軸の軸方向に延在する側壁部を有し、
前記側壁部は、前記ハウジングの内壁面とともに前記第1排気流路に面する第1壁面と、前記ハウジングの内壁面とともに前記第2排気流路に面する第2壁面と、を有する、打撃工具。
【請求項4】
請求項2または請求項3記載の打撃工具であって、
前記バッフルプレートは、前記第2ファンの中心軸に交差し、前記第2ファンの遠心方向に沿って配置される板状の中央板部を有し、
前記中央板部は、前記第2ファンの遠心方向において、前記第2ファンの端部より外側に端部が位置する連続した部位である第1部分と、前記第1部分の端部より前記第2ファンの中心軸に近い位置に端部を有する第2部分と、を有する、打撃工具。
【請求項5】
請求項3に従属する請求項4記載の打撃工具であって、
前記側壁部は、前記第2部分に対して、前記第2ファンの中心軸を挟んで、前記第2ファンの遠心方向の反対側に形成されている、打撃工具。
【請求項6】
請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記第2排気口は、前記バッフルプレートに面する位置に設けられており、
前記バッフルプレートの前記第2排気口側の面には、前記第2排気口を複数の領域に区画するリブが形成されている、電動工具。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記第1ファンと前記第2ファンとは、互いに構成が異なっている、打撃工具。
【請求項8】
請求項7記載の打撃工具であって、
前記第1ファンは、前記モータ側の面に複数のフィンを有し、前記モータ側から前記回転軸方向に空気を吸い込んで遠心方向に送り出すように構成されており、
前記第2ファンは、中心部に設けられた空気の吸入口と、前記吸入口の周りに配列され、前記吸入口を通じて吸入した空気を遠心方向に送り出すように構成された複数のフィンと、を有している、打撃工具。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記中間壁部の外周縁部には、前記第1ファンの外周端および前記第2ファンの外周端よりも遠心方向に延び出ている円環状の庇部が設けられている、打撃工具。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記第1排気口と前記第2排気口とは、前記ハウジングにおいて、前記回転軸の前記第1端部から前記第2端部に向かう方向の端部にまとめられており、前記第1空気流と前記第2空気流の少なくとも一部が同じ方向に排出されるように構成されている、打撃工具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、打撃工具に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
打撃工具は、モータによって先端工具を往復運動させることによって、被加工材を打撃する。例えば、下記の特許文献1には、打撃工具の一例であるハンマドリルが開示されている。打撃工具には、特許文献1のハンマドリルのように、加工作業において発生する粉塵を吸引する集塵装置が装着されるものがある。特許文献1のハンマドリルでは、モータに連結された2つのファンによって、ハウジング内に、モータを冷却するための空気流と、集塵装置に吸引力を生じさせる空気流と、を発生させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-185909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のハンマドリルでは、モータの冷却に用いられた空気と、集塵装置から吸い込んだ空気とを合流させて共通する排気口から排気している。しかしながら、このような構成では、2つの空気流の衝突による圧力損失によって、それぞれの空気流の流速が低下し、モータの冷却性能や集塵装置の集塵性能に影響する可能性があった。
【0005】
本開示の技術は、打撃工具のハウジングにおいて、モータの冷却のための空気流と、集塵装置の吸引力を発生させるための空気流の圧力損失に起因する性能低下を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、打撃工具として提供される。この態様の打撃工具は、先端工具が装着される工具装着部と、前記先端工具による被加工材に対する加工の際に生じる粉塵を吸引する集塵装置が接続され、前記集塵装置に吸引力を生じさせるために前記集塵装置から空気を吸い込むための接続流路を有する接続部と、回転軸を有するモータと、前記回転軸の第1端部に連結され、前記回転軸の回転運動を往復運動に変換して前記先端工具に伝達する駆動機構と、前記回転軸の第2端部に連結され、前記回転軸とともに回転して空気を遠心方向に送り出すことにより、前記モータを冷却するための第1空気流を生じさせる第1ファンと、前記第1ファンに対して中間壁部を介在させて前記回転軸の軸方向に積層され、前記第1ファンとともに回転して遠心方向に空気を送り出すことにより、前記吸引力を生じさせるための第2空気流を生じさせる第2ファンと、前記第1空気流を排出する第1排気口と、前記第2空気流を排出する第2排気口と、を有するハウジングと、前記第1空気流を前記第1排気口へと誘導する第1排気流路と、前記第1排気流路から仕切られ、前記第2空気流を前記第2排気口へと誘導する第2排気流路と、を備える。
【0007】
この態様の打撃工具によれば、第1空気流と第2空気流とが、別々の排気流路によって、それぞれの対応する排気口まで誘導されるため、それらの空気流が互いに干渉して圧力損失が生じることが抑制される。よって、第1空気流によるモータの冷却効果が低下することや、第2空気流による集塵装置の吸引力が低下することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
打撃工具の概略側面図である。
打撃工具の概略上面図である。
打撃工具を斜め下方から見たときの概略斜視図である。
図2に示す4-4切断における打撃工具の概略断面図である。
打撃工具へのバッテリの装着工程を示す概略図である。
空気流発生部および接続部の概略斜視図である。
空気流発生部および接続部の概略分解斜視図である。
ダブルファンを下方から見たときの概略斜視図である。
バッフルプレートを上方から見たときの概略斜視図である。
バッフルプレートを下方から見たときの概略斜視図である。
図4から空気流発生部および接続部の形成領域を抜き出して示す概略断面図である。
図11に示す12-12切断におけるファン収容室の概略断面図である。
図11に示す13-13切断におけるファン収容室の概略断面図である。
図11に示す14-14切断におけるファン収容室の概略断面図である。
第1空気流の流れを示す説明図。
第2空気流の流れを示す説明図。
集塵装置の概略側面図である。
集塵装置の概略上面図である。
図18に示す19-19切断における集塵装置の概略断面図である。
打撃工具システムを示す概略側面図である。
打撃工具システムを示す概略上面図である。
打撃工具への集塵装置の装着工程を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、前記打撃工具は、さらに、前記第2ファンに対して、前記第1ファンとは反対側の位置に、前記回転軸の軸方向に積層されるように配置され、前記第2ファンが遠心方向に送り出す空気流を整流するバッフルプレートを備え、前記バッフルプレートの一部が、前記第1排気流路と前記第2排気流路とを仕切る仕切壁を構成してよい。この構成の打撃工具によれば、バッフルプレートの一部を利用して、第1空気流と第2空気流の排気流路を形成することができるため、打撃工具の部品点数の低減が可能である。
【0010】
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、前記バッフルプレートは、前記第2ファンの側方において前記回転軸の軸方向に延在する側壁部を有し、前記側壁部は、前記ハウジングの内壁面とともに前記第1排気流路に面する第1壁面と、前記ハウジングの内壁面とともに前記第2排気流路に面する第2壁面と、を有してよい。この構成の打撃工具によれば、バッフルプレートの側壁部によって、第2ファンの側方に、互いに仕切られた第1排気流路と第2排気流路をコンパクトにまとめて形成することが容易にできる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社マキタ
衣服
3日前
株式会社マキタ
作業機
1か月前
株式会社マキタ
作業機
15日前
株式会社マキタ
作業機
15日前
株式会社マキタ
作業機
15日前
株式会社マキタ
運搬車
6日前
株式会社マキタ
電気機器
28日前
株式会社マキタ
打撃工具
7日前
株式会社マキタ
打撃工具
7日前
株式会社マキタ
打撃工具
7日前
株式会社マキタ
クリーナ
1か月前
株式会社マキタ
コアドリル
6日前
株式会社マキタ
コアドリル
6日前
株式会社マキタ
コアドリル
6日前
株式会社マキタ
電動作業機
6日前
株式会社マキタ
電動作業機
1か月前
株式会社マキタ
電動作業機
15日前
株式会社マキタ
電動作業機
15日前
株式会社マキタ
往復動工具
7日前
株式会社マキタ
往復動工具
7日前
株式会社マキタ
打ち込み工具
3日前
株式会社マキタ
打ち込み工具
8日前
株式会社マキタ
ネジ締め工具
6日前
株式会社マキタ
テーブルソー
6日前
株式会社マキタ
グリス吐出装置
3日前
株式会社マキタ
ドライバドリル
1か月前
株式会社マキタ
ドライバドリル
14日前
株式会社マキタ
コーヒーメーカー
29日前
株式会社マキタ
電動式打ち込み工具
6日前
株式会社マキタ
電動式打ち込み工具
6日前
株式会社マキタ
バッテリ駆動式機器
6日前
株式会社マキタ
電動工具用集塵システム
29日前
株式会社マキタ
電動工具用集塵システム
29日前
株式会社マキタ
背負式機器および背負子
1か月前
株式会社マキタ
背負式機器および背負子
1か月前
株式会社マキタ
作業機およびブレードカバー
15日前
続きを見る
他の特許を見る