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公開番号2025004491
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104210
出願日2023-06-26
発明の名称打ち込み工具
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B25C 1/00 20060101AFI20250107BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】従来の空打ち防止機構では、プッシャと検知部との間に寸法誤差の累積やガタツキが発生して打ち込み具の残量を精度よく検知することが困難であった。本開示では、打ち込み具の残量がより高精度に検知されるようにする。
【解決手段】プッシャ35をプッシャベース33に対して回転可能に連結する支持部材36の位置を検知部材45で検知する。これにより従来より累積誤差やガタツキが小さい部位でプッシャ35の位置が検知されることでより高精度で空打ち防止がなされる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
打ち込み工具であって、
打ち込み通路を移動するドライバと、
前記打ち込み通路に供給する打ち込み具を収容するマガジンと、
前記マガジン内を移動するプッシャベースと、
前記プッシャベースに設けられて前記打ち込み具を前記打ち込み通路に向けて押すプッシャと、
前記プッシャを前記プッシャベースに対して回転可能に連結して、前記プッシャを前記打ち込み具を押す押圧位置から前記打ち込み具が前記プッシャを超えて前記打ち込み通路に向けて移動することを許容する退避位置に回転することを許容する支持部材と、
前記支持部材の位置を検知することで前記打ち込み具の残量を検知する検知部材を有する打ち込み工具。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
請求項1記載の打ち込み工具であって、
前記支持部材は前記プッシャベースから突き出す突出部を有し、前記突出部の位置が前記検知部材で検知される打ち込み工具。
【請求項3】
請求項2記載の打ち込み工具であって、
前記支持部材は、前記プッシャベースを貫通する軸形状であり、前記プッシャベースの第1端を貫通する大径部と、前記プッシャベースの第2端を貫通する小径部を有し、前記小径部を前記突出部とする打ち込み工具。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記検知部材はマイクロスイッチである打ち込み工具。
【請求項5】
請求項1~4の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記検知部材と前記支持部材の間に、前記支持部材の移動動作を増幅して前記検知部材に伝達する伝達部材が設けられる打ち込み工具。
【請求項6】
請求項5記載の打ち込み工具であって、
前記伝達部材が梃部材である打ち込み工具。
【請求項7】
請求項6に記載の打ち込み工具であって、
前記梃部材は、前記ドライバの移動方向に沿って延在され、
前記梃部材の回動中心に対して打ち込み方向の前側部が前記支持部材に当接し、前記打ち込み方向の後ろ側部が前記検知部材に当接する打ち込み工具。
【請求項8】
請求項1~7の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記打ち込み具は、一対の脚部を備えるU字形のステープルであり、
前記プッシャは、前記一対の前記脚部のそれぞれに当接する左側プッシャと右側プッシャを含む打ち込み工具。
【請求項9】
請求項1~8の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記プッシャベースは樹脂製である打ち込み工具。
【請求項10】
請求項1~9の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
電動モータを有し、前記ドライバに対して前記電動モータが延在される側に前記検知部材が配置される打ち込み工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、打ち込み具を被打ち込み材に打ち込むための打ち込み工具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
この種の打ち込み工具は多数本の打ち込み具を収容するマガジンを備えている。収容した打ち込み具は例えばばね付勢されたプッシャに押されて打ち込み通路に送られる。マガジンにはいわゆる空打ちを未然に防止するために打ち込み具の残り本数が一定本数に達した時点で打ち込み動作を規制する空打ち防止機構を備える。特許文献1に開示された空打ち防止機構では、打ち込み具に直接接触するプッシャを支持するベース部の位置がセンサにより検知される。打ち込み具の残り本数が例えばゼロ本になるとベース部の検知部によりセンサのレバーが押される。これにより電動モータの起動が制限されてその後の打ち込み動作が規制される構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/230512号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の空打ち防止機構では、打ち込み具に直接接触するプッシャが送り方向の前端部に配置され、センサのレバーを押圧する検知部が送り方向の後端部付近に配置されている。このため、プッシャと検知部との間が送り方向に大きく離れている。また。プッシャとベース部の検知部との間に、ベース部にプッシャを回動可能に支持する支持ピンが配置されている。支持ピンと支持ピンを挿通させる支持孔との間のクリアランスによりガタツキが発生しやすい。以上のことから従来の空打ち防止機構によれば、プッシャと検知部との間に寸法誤差の累積やガタツキが発生して打ち込み具の残量を精度よく検知することが困難であった。本開示では、打ち込み具の残量がより高精度に検知されるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の1つの局面によれば、打ち込み工具は、例えば打ち込み通路を移動するドライバと、打ち込み通路に供給する打ち込み具を収容するマガジンとを有する。打ち込み具は、例えばマガジン内を移動するプッシャベースと、プッシャベースに設けられて打ち込み具を打ち込み通路に向けて押すプッシャとを有する。打ち込み工具は、例えばプッシャをプッシャベースに対して回転可能に連結して、プッシャを打ち込み具を押す押圧位置から打ち込み具がプッシャを超えて打ち込み通路に向けて移動することを許容する退避位置に回転することを許容する支持部材を有する。打ち込み具は、例えば支持部材の位置を検知することで打ち込み具の残量を検知する検知部材を有する。
【0006】
従って、打ち込み具の後端部を押すプッシャを回転支持する支持部材が検知部材で検知される。これによりプッシャと支持部材との間の寸法誤差の累積やガタツキが低減されることで従来に比してより高い精度で打ち込み具の残量が検知される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
打ち込み工具の右側面図である。
打撃駆動部の右側面図である。
図1中III-III線断面矢視図である。
マガジンの右側面図である。
左右のプッシャの斜視図である。本図は打ち込み通路側から見た斜視図である。
図4中VI-VI線断面矢視図であり、プッシャベース及び左右のプッシャの横断面図である。
プッシャの右側面図である。本図は打ち込み具の残量が設定数より多い場合における支持部材の位置を示している。
プッシャの右側面図である。本図は打ち込み具の残量が設定数に至る直前の場合における支持部材の位置を示している。
プッシャの右側面図である。本図は打ち込み具の残量が設定数に至って検知部材がオンした状態を示している。
打ち込み具の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えば支持部材はプッシャベースから突き出す突出部を有し、突出部の位置が検知部材で検知される。従って、支持部材の位置が確実に検知される。
【0009】
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えば支持部材は、プッシャベースを貫通する軸形状を有する。例えば支持部材は、プッシャベースの第1端を貫通する大径部と、プッシャベースの第2端を貫通する小径部を有する。例えば小径部を突出部とすることができる。従って、支持部材の一部である突出部の位置が検知されることから、検知対象として別部材を用いる構成に比して構成の簡略化及び低コスト化が図られる。
【0010】
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えば検知部材はマイクロスイッチである。従って、支持部材が検知部材に当接して支持部材の位置が検知される。
(【0011】以降は省略されています)

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