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公開番号2025001083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100455
出願日2023-06-20
発明の名称車両用灯具のブラケット
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人あお葉国際特許事務所
主分類F21S 45/10 20180101AFI20241225BHJP(照明)
要約【課題】軽量かつ十分な剛性を備えた車両用灯具のブラケットを提供する。
【解決手段】上壁面100と、下壁面300と、両側壁面200,400からなる周壁面10を有するとともに、前面側から後面側まで貫通する空間を有し、この空間内に剛性の高いランプユニットのようなブラケット固定物を、少なくともその一部を収容して固定する車両用灯具のブラケット6であって、前記空間内にブラケット固定物を収容する収容空間SP1～SP3を区画形成する区画周壁10,500,600を設け、この記区画周壁10,500,600に、ブラケット固定物を固定するボス71～74や取付部材81～84を設けてなる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
上面と、下面と、両側面とを有するとともに、前面側から後面側まで貫通する空間を有し、この空間内に剛性の高いブラケット固定物を少なくともその一部を収容して固定する車両用灯具のブラケットであって、
前記空間内に前記ブラケット固定物を収容する収容空間を区画形成する区画周壁を設け、
前記区画周壁に、前記ブラケット固定物を固定する固定部を設けた
ことを特徴とする車両用灯具のブラケット。
続きを表示（約 280 文字）【請求項２】
前記区画周壁の少なくとも一部は、二重壁状に形成し、この二重壁部分を長手方向に間隔を置いて連結する仕切壁を設け、
前記仕切壁で区切られた小空間には、この小空間を前後方向に分断する内部壁を設け、
前記内部壁は、隣接する小空間において、前後方向に互い違いとなるように設けた
ことを特徴とする請求項１に記載の車両用灯具のブラケット。
【請求項３】
前記区画周壁の少なくとも一部は、順次反対方向に突出するよう折れ曲がって連続する縦断面形状を有する
ことを特徴とする請求項１に記載の車両用灯具のブラケット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本願発明は、車両用灯具のブラケットに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、車両用灯具においては、カーボンニュートラルの観点から軽量化が求められている。例えば、特許文献１には、光源とリフレクターを支持する係止部と、エイミングスクリューの軸受け部とが、橋脚で連結されたブラケットが公開されている。このブラケットは、橋脚構造により軽量となっている。そして、前記リフレクターはその背面に設けられた突起を、係止部に設けられた孔に挿通させて、係止部にランス固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－１６５１３０号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、前記橋脚構造のブラケットは、係止部、軸受け部、および橋脚が同一平面上にあり、ブラケット全体としては平面状に構成されているため、ブラケット固定物、例えばランプユニットを支持するには剛性が低いという問題がある。
【０００５】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ランプユニットのような剛性の高いブラケット固定物の少なくとも一部を支持する、軽量で剛性の高いブラケットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記問題を解決するため、本発明のある態様においては、上面と、下面と、両側面とを有するとともに、前面側から後面側まで貫通する空間を有し、この空間内に剛性の高いブラケット固定物を少なくともその一部を収容して固定する車両用灯具のブラケットであって、前記空間内に前記ブラケット固定物を収容する収容空間を区画形成する区画周壁を設け、前記区画周壁に、前記ブラケット固定物を固定する固定部を設けたものである。
【０００７】
この態様によれば、上面と、下面と、両側面とを有する枠体状であるため、ブラケット固定物を固定するための剛性を確保でき、また、前面側から後面側まで貫通する空間を有するので、軽量化を図ることができる。さらには、前記空間内に前記ブラケット固定物を収容する収容空間を区画形成する区画周壁を設け、前記区画周壁に、前記ブラケット固定物を固定する固定部を設けて、前記収容空間内に剛性の高いブラケット固定物を収容して固定することにより、ブラケット固定物の剛性を利用してブラケットの剛性をより向上させることができる。
【０００８】
また、ある態様においては、前記区画周壁の少なくとも一部は、二重壁状に形成し、この二重壁部分を長手方向に間隔を置いて連結する仕切壁を設け、前記仕切壁で区切られた小空間には、この小空間を前後方向に分断する内部壁を設け、前記内部壁は、隣接する小空間において、前後方向に互い違いとなるように設けたものである。
【０００９】
この態様によれば、前記区画周壁の二重壁部分に設けられた仕切壁と、内部壁により、前記区画周壁の剛性をより一層向上させることができる。
【００１０】
さらに、ある態様においては、前記区画周壁の少なくとも一部は、順次反対方向に突出するよう折れ曲がって連続する縦断面形状を有するものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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