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公開番号2024180791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-27
出願番号2024181005,2023013630
出願日2024-10-16,2023-01-31
発明の名称除湿機
出願人アイリスオーヤマ株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 53/26 20060101AFI20241220BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】ヒータの表面温度のバラツキの小さな除湿機を提供する。
【解決手段】除湿機は、回転可能に支持された除湿ローターと、除湿ローターの上流側に配された加熱器13と、除湿ローターの下流側に配されたレシーバと、レシーバの下流側に配された冷却器と、加熱器13、除湿ローター、レシーバ及び冷却器を通過するように空気を送り込むための送風器と、送風器と前記加熱器とを接続するダクト21とを備え、ダクト21には、送風器により送り込まれた空気を整流して加熱器13に供給する整流部211aを備え、整流部211aは、空気が加熱器13のヒータ131に向かって進むように曲がっている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能に支持された除湿ローターと、
前記除湿ローターの上流側に配された加熱器と、
前記除湿ローターの下流側に配されたレシーバと、
前記レシーバの下流側に配された冷却器と、
前記加熱器、前記除湿ローター、前記レシーバ及び前記冷却器を通過するように空気を送り込むための送風器と、
を備え、
前記冷却器は、熱交換部と、前記熱交換部の上流側と前記レシーバとを接続する連通路とを有し、
前記レシーバは、前記除湿ローターの中心又は中心付近を中心角とする扇状又はこれに似た形状をし、前記連通路と円弧部分で接続し、
前記連通路は、前記レシーバの円弧部分の外周側に位置する円弧部と、円弧部における下流側の端部から延伸する延伸部とを有し、
前記延伸部における前記除湿ローターの中心側は開口しており、前記開口に前記熱交換部の上流側が接続され、
前記延伸部における前記除湿ローターの中心から離れた外壁と前記円弧部における前記中心から離れた外壁との接続部分又はその付近の部分に、前記中心に向かって起立する起立部が設けられている、
除湿機。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記除湿ローターの下流側であって前記レシーバにおける除湿ローターの回転方向側の端部に温度ヒューズが設けられている、
請求項1に記載の除湿機。
【請求項3】
前記連通路の前記延伸部は、前記円弧部の下流側端部から接線方向に延伸する、
請求項1に記載の除湿機。
【請求項4】
前記レシーバは、扇の中心角が前記除湿ローターの中心又は中心付近に存在し且つ前記円弧部が前記除湿ローターの外周縁の近傍に位置する状態で、設けられる、
請求項1に記載の除湿機。
【請求項5】
前記延伸部における前記除湿ローターの中心から離れた外壁は、下流に移るにしたがって前記熱交換部側に近づくように傾斜している、
請求項1に記載の除湿機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気中の水分を除く除湿機に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、空気中の水分を吸脱着するための除湿ローターと、この除湿ローターを加熱する発熱ユニットとを設け、発熱ユニットは加熱ヒータを備えている除湿機があった(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4442062号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の除湿機は、加熱ヒータの表面温度のバラツキが大きく、除湿ローターの水分脱着性能が低下するという欠点があった。
本発明は、加熱ヒータの表面温度のバラツキの小さい除湿機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る除湿機は、回転可能に支持された除湿ローターと、前記除湿ローターの上流側に配された加熱器と、前記除湿ローターの下流側に配されたレシーバと、前記レシーバの下流側に配された冷却器と、前記加熱器、前記除湿ローター、前記レシーバ及び前記冷却器を通過するように空気を送り込むための送風器と、前記送風器と前記加熱器とを接続するダクトとを備え、前記ダクトには、前記送風器により送り込まれた前記空気を整流して前記加熱器に供給する整流部を備え、前記整流部は、前記空気が前記加熱器のヒータに向かって進むように曲がっている。
【発明の効果】
【0006】
上記構成によれば、加熱ヒータの表面温度のバラツキの小さい除湿機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
(a)は実施形態に係る除湿機を前側上方から見た斜視図であり、(b)は送風装置が首振り状態の除湿器を後側上方から見た斜視図である。
除湿機の断面図であり、(a)は左右方向と直交する断面図であり、(b)は前後方向と直交する断面を後側から見た図であり、(c)は前後方向と直交する断面を前側から見た図である。
除湿機の分解状態を前側上方から見た斜視図である。
除湿機の分解状態を後側下方から見た斜視図である。
除湿機能部の分解状態を前側上方から見た斜視図である。
除湿機能部の分解状態を後側下方から見た斜視図である。
除湿ローターの分解状態の斜視図であり、(a)は前側上方から見た図であり、(b)は後側上方から見た図である。
(a)は加熱器とダクトを後側から見た図であり、(b)は加熱器、ダクト及び除湿ローターを前側から見た図である。
分解状態の加熱器とダクトとを後側上方から見た斜視図である。
加熱器とダクトとの断面状態の拡大図であり、(a)は除湿ローターの回転軸と平行な断面を左右方向から見た図であり、(b)は除湿ローターの回転軸と直交する断面を前後方向から見た図であり、(c)は除湿ローターの回転軸と平行な変則断面を後側上方から見た斜視図である。
(a)はフレームから熱交換部を取り外した状態を後側から見た図であり、(b)はフレームから冷却器を取り外した状態を後側下方から見た斜視図である。
フレームからレシーバ、冷却器及び排水トレーを外した状態(熱交換部の図示は省略)の斜視図であり、(a)は後側下方から見た図であり、(b)は後側上方から見た図である。
レシーバと上流路体を前側下方から見た斜視図である。
排水トレーと下連通体を前側上方から見た斜視図である。
吸排機能部の斜視図であり、(a)は前側上方から見た図であり、(b)は後側上方から見た図である。
レシーバ内の温度センサの位置を説明するための図であり、上連通体を外した状態を後側から見た図である。
送風器のモータと、排水タンクの満水を検知するセンサとの位置関係を説明する図である。
除湿装置から送風装置(下ベースを除く)を外した状態の斜視図であり、除湿装置は上方から見た図であり、送風装置は下方から見た図である。
下ベースの分解斜視図であり、(a)は前側上方から見た図であり、(b)は前側下方から見た図である。
送風装置の断面を上方から見た斜視図であり、(a)は前後方向と直交する断面であり、(b)は左右方向と直交する断面である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<実施形態>
1.全体
実施形態では、吸湿材等で水分を取り除く、所謂、デシカント式の除湿機Xについて説明する。
除湿機Xは、図1に示すように、筐体5の吸気口5a(フィルタ57で覆われている)から吸引した空気を除湿して排気口5bから排出する除湿装置Aと、除湿装置Aから排出された空気又は室内の空気を送風させる送風装置Bとを上下に備える。つまり、除湿機Xは、所謂、サーキュレータ除湿機である。
ここで、吸気口5aがある側を前後方向の後側とし、送風装置Bがある側を上下方向の上側とし、前後方向と上下方向とに直交する方向を左右方向と便宜上規定する。
なお、送風装置Bは左右軸及び上下軸の回りに回転可能に設けられ、図1の(b)では、送風装置Bが右方向に回転し、送風部が上方向に回転している状態である。
【0009】
2.除湿装置
除湿装置Aは、図3及び図4に示すように、除湿機能部1と吸排機能部3とを備える。除湿機能部1と吸排機能部3とは、フレーム4により支持された状態で、筐体5内に収容される。除湿装置Aは、さらに、制御機能部6や排水貯留部7を備え、制御機能部6はフレーム4に支持され、排水貯留部7の排水タンク71は筐体5に対して着脱可能とされている。
以下、各部について説明する。
【0010】
(1)除湿機能部
除湿機能部1は、図5及び図6に示すように、回転可能に支持された除湿ローター11と、除湿ローター11の上流側に配された加熱器13と、除湿ローター11の下流側に配されたレシーバ15と、レシーバ15の下流側に配された冷却器17と、加熱器13、除湿ローター11、レシーバ15及び冷却器17を通過するように空気を送り込むための送風器19とを備える。
吸排機能部3は、ファン31と駆動モータ32とを備える。
これにより、除湿装置Aは、筐体5の吸気口5aから吸引した空気中の水分を除湿ローター11で吸着し、除湿ローター11が加熱器13で加熱されることで吸着した水分を放出し、放出された水分を冷却器17により回収する。なお、回収した水分は排水貯留部7で貯留され、水分を放出した空気はファン31により筐体5の外部(ここでは送風装置Bである)へと排出される。
各部について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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