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公開番号
2024178627
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023096906
出願日
2023-06-13
発明の名称
自己循環型ジャケット式加熱保温装置
出願人
三広アステック株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01L
7/04 20100101AFI20241218BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】ジャケット式加熱保温装置における装置価格及び消費電力の低減。
【解決手段】一態様において、本発明は、容器本体と、容器本体を受け入れるためのジャケット容器と、容器本体とジャケット容器との間の隙間に収容された保温液と、ジャケット容器から保温液の一部を受け取り、受け取った保温液を加熱してジャケット容器に戻すための加熱循環装置とを含む、加熱保温装置を提供する。加熱循環装置は、ジャケット容器の下側に概ね鉛直に配置された第1の導管であって、ジャケット容器の底壁に設けられた第1の接続口に接続された上端部と、密閉された下端部とを有する、第1の導管と、第1の導管内に配置されたヒーターと、ジャケット容器の底壁又は側壁に設けられた第2の接続口を第1の導管の側面に接続するための第2の導管とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器本体と、
前記容器本体を受け入れるためのジャケット容器と、
前記容器本体と前記ジャケット容器との間の隙間に収容された保温液と、
前記ジャケット容器から前記保温液の一部を受け取り、受け取った前記保温液を加熱して前記ジャケット容器に戻すための加熱循環装置と
を含み、
前記加熱循環装置は、
前記ジャケット容器の下側に概ね鉛直に配置された第1の導管であって、前記ジャケット容器の底壁に設けられた第1の接続口に接続された上端部と、密閉された下端部とを有する、第1の導管と、
前記第1の導管内に配置されたヒーターと、
前記ジャケット容器の前記底壁又は側壁に設けられた第2の接続口を前記第1の導管の側面に接続するための第2の導管と
を含む、加熱保温装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記第1の導管は、前記ジャケット容器の下側に鉛直から15度以内の傾きで配置される、請求項1に記載の加熱保温装置。
【請求項3】
前記加熱循環装置は、機械式ポンプ機構を含まない、請求項1に記載の加熱保温装置。
【請求項4】
前記容器本体と前記ジャケット容器との間の前記隙間は、上向きに開放されている、請求項1に記載の加熱保温装置。
【請求項5】
前記第1の接続口は、前記ジャケット容器の前記底壁の中心部に設けられている、請求項1に記載の加熱保温装置。
【請求項6】
前記ジャケット容器は半径Rの円筒形であり、前記第2の接続口は、前記第1の接続口から半径Rの10%以上離れた位置に設けられている、請求項1に記載の加熱保温装置。
【請求項7】
前記ヒーターは、前記第1の導管の長手方向に沿って配置された細長いヒーターである、請求項1に記載の加熱保温装置。
【請求項8】
前記第2の導管は、前記第2の接続口を前記ヒーターの約半分の高さの位置又はそれよりも低い位置で前記第1の導管の側面に接続する、請求項1に記載の加熱保温装置。
【請求項9】
前記容器本体は、前記ジャケット容器の前記底壁及び前記側壁からそれぞれ所定の隙間を空けて、前記ジャケット容器内に配置され、前記ジャケット容器に固定されている、請求項1に記載の加熱保温装置。
【請求項10】
前記容器本体は、固定具によって、前記ジャケット容器に取り外し可能に固定されている、請求項9に記載の加熱保温装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器本体及び内容物を温水等の保温液に浸漬して保温するためのジャケット容器を備えた加熱保温装置に関し、特に、ジャケット容器から保温液の一部を受け取り、受け取った保温液を加熱してジャケット容器に戻すための加熱循環装置を有する加熱保温装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の加熱保温装置には、恒温槽などの外部装置から一定温度に調温された温水のような保温液をジャケット容器に機械式ポンプ機構で送り込むものがある。特許文献1は、従来技術によるそのような加熱保温装置の一例を示している。しかしながら、このような加熱保温装置では、ジャケット容器と容器本体との間の隙間が恒温槽との出入口を除いて密閉されているため、ポンプ圧によっては、ジャケット容器がポンプ圧で破損するリスクがある。また、恒温槽は一般に高価であるため、装置全体が高価になる傾向にあり、恒温槽ならびに恒温槽からジャケット容器までの配管の設置場所や空間も必要になる。
【0003】
従来の加熱保温装置には、ジャケット容器の直下にヒーターを備え、ジャケット容器内の保温液をヒーターで加熱するものがある。特許文献2は、従来技術によるそのような加熱保温装置の一例を示している。しかしながら、このような加熱保温装置は、保温液の循環機構を備えていないため、ジャケット容器内の保温液を均一に加熱するには、ジャケット容器の底面全体にわたる大型のヒーターが必要になる。そのため、装置全体の価格の上昇やヒーターの消費電力の上昇が避けられない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭61-263648号公報
特開平6-343457号公報
【図面の簡単な説明】
【0005】
本発明の第1の実施形態による加熱保温装置を示す断面図である。
図1の加熱保温装置から容器本体を取り外し、保温液を取り除いた様子を示す図である。
容器本体を取り外し、保温液を取り除いた状態の図1の加熱保温装置を示す平面図である。
図1の加熱保温装置から取り外された容器本体のみを示す平面図である。
本発明の第2の実施形態による加熱保温装置を示す断面図である。
図5の加熱保温装置から容器本体を取り外し、保温液を取り除いた状態を示す平面図である。
本発明の第3の実施形態による加熱保温装置を示す断面図である。
図7の加熱保温装置から容器本体を取り外し、保温液を取り除いた状態を示す平面図である。
本発明の第4の実施形態による加熱保温装置を示す断面図である。
図9の加熱保温装置から容器本体を取り外し、保温液を取り除いた状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
一態様において、本発明は、容器本体と、前記容器本体を受け入れるためのジャケット容器と、前記容器本体と前記ジャケット容器との間の隙間に収容された保温液と、前記ジャケット容器から前記保温液の一部を受け取り、受け取った前記保温液を加熱して前記ジャケット容器に戻すための加熱循環装置とを含む、加熱保温装置を提供する。前記加熱循環装置は、前記ジャケット容器の下側に概ね鉛直に配置された第1の導管であって、前記ジャケット容器の底壁に設けられた第1の接続口に接続された上端部と、密閉された下端部とを有する、第1の導管と、前記第1の導管内に配置されたヒーターと、前記ジャケット容器の前記底壁又は側壁に設けられた第2の接続口を前記第1の導管の側面に接続するための第2の導管とを含む。
【0007】
前記第1の導管は、前記ジャケット容器の下側に鉛直から15度以内の傾きで配置される場合がある。
【0008】
前記加熱循環装置は、機械式ポンプ機構を含まない場合がある。
【0009】
前記容器本体と前記ジャケット容器との間の前記隙間は、上向きに開放されている場合がある。
【0010】
前記第1の接続口は、前記ジャケット容器の前記底壁の中心部に設けられる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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