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公開番号2024180544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2024178901,2023525245
出願日2024-10-11,2021-06-02
発明の名称部品実装機
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H05K 13/02 20060101AFI20241219BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】フィーダを収容する際の作業性を良好に確保すると共に、複数のフィーダを安定に収容することができる部品実装機の提供。
【解決手段】フィーダマガジンは、天井部と、底部と、背部と、背部とは反対側の開口部と、それぞれ開口部から背部に向けて互いに平行に延在するように天井部に形成され、フィーダの上端部が挿脱自在に差し込まれる複数の支持溝と、天井部の複数の支持溝と対向するように底部に形成された平面と、当該平面の開口部側で複数の支持溝の各々に対応するように底部に配設され、フィーダが開口部から背部に向けて押し込まれるのに伴って、それぞれフィーダの下端部に形成された係合部と係合する複数の位置決め部とを含み、フィーダを収容する際の作業性を良好に確保すると共に複数のフィーダを安定に収容する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
天井部、底部、背部および前記背部とは反対側の開口部を含み、それぞれ複数の部品を保持した複数のフィーダを収容するフィーダマガジンであって、
それぞれ前記底部側で開口すると共に前記開口部から前記背部に向けて互いに平行に延在するように前記天井部に形成され、それぞれ前記フィーダの上端部が挿脱自在に差し込まれる複数の支持溝と、
前記天井部の前記複数の支持溝と対向するように前記底部に形成された平面と、
前記平面の前記開口部側で前記複数の支持溝の各々に対応するように前記底部に配設され、前記上端部が前記支持溝に差し込まれた状態で前記フィーダが前記開口部から前記背部に向けて押し込まれるのに伴って、それぞれ前記フィーダの下端部に形成された係合部と係合する複数の位置決め部と、
を備えるフィーダマガジン。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載のフィーダマガジンにおいて、
前記平面の前記背部側で前記複数の支持溝の各々に対応するように前記底部に配設され、前記上端部が前記支持溝に差し込まれた状態で前記フィーダが前記開口部から前記背部に向けて押し込まれるのに伴って、それぞれ前記フィーダの前記下端部に形成された第2の係合部と係合する複数の第2の位置決め部を更に備えるフィーダマガジン。
【請求項3】
請求項2に記載のフィーダマガジンにおいて、
前記フィーダは、前記背部側の端面の上部から前記背部に向けて突出する第1位置決めピンと、前記第1位置決めピンの下方で前記端面から前記背部に向けて突出する第2位置決めピンとを有し、前記第1および第2位置決めピンの一方の先端は、他方の先端よりも前記開口部側に位置し、前記背部には、それぞれ前記フィーダの前記第1位置決めピンが挿入される複数の第1位置決め孔と、それぞれ前記フィーダの前記第2位置決めピンが挿入される複数の第2位置決め孔とが前記複数の支持溝の各々に対応するように形成されているフィーダマガジン。
【請求項4】
請求項3に記載のフィーダマガジンにおいて、
前記フィーダが前記開口部から前記背部に向けて押し込まれる間に、前記第1および第2位置決めピンの前記他方が前記第1または第2位置決め孔に達した後、前記フィーダの前記係合部が前記位置決め部と係合し、その後に、前記フィーダの前記第2の係合部が前記第2の位置決め部と係合するフィーダマガジン。
【請求項5】
請求項2から4の何れか一項に記載のフィーダマガジンにおいて、
前記平面は、前記天井部と平行に延在し、
前記係合部は、前記フィーダの下端面よりも下方に突出する突起であり、
前記第2の係合部は、前記フィーダの前記下端面を形成する部分の前記背部側の端部であり、
前記位置決め部は、前記開口部側で開口する前記平面から窪んだ凹部であって、前記フィーダの前記突起と係合し、
前記第2の位置決め部は、前記フィーダの前記第2の係合部を両側から保持するフィーダマガジン。
【請求項6】
請求項1から5の何れか一項に記載のフィーダマガジンにおいて、
前記フィーダは、上端面に固定されたT字状の断面形状を有するガイドレールを含み、前記支持溝に差し込まれた前記ガイドレールを介して前記天井部により吊り下げた状態で支持されるフィーダマガジン。
【請求項7】
請求項1から5の何れか一項に記載のフィーダマガジンにおいて、
前記フィーダは、前記複数の部品を保持するテープが巻回されたテープリールと、前記テープリールを収容するフィーダ本体とを含むフィーダマガジン。
【請求項8】
それぞれ複数の部品を保持した複数のフィーダを収容するフィーダ装着部を有し、前記フィーダから前記部品を採取して対象物上に搭載する部品実装機において、
前記フィーダ装着部は、
天井部と、
底部と、
背部と、
前記背部とは反対側の開口部と、
それぞれ前記底部側で開口すると共に前記開口部から前記背部に向けて互いに平行に延在するように前記天井部に形成され、それぞれ前記フィーダの上端部が挿脱自在に差し込まれる複数の支持溝と、
前記天井部の前記複数の支持溝と対向するように前記底部に形成された平面と、
前記平面の前記開口部側で前記複数の支持溝の各々に対応するように前記底部に配設され、前記上端部が前記支持溝に差し込まれた状態で前記フィーダが前記開口部から前記背部に向けて押し込まれるのに伴って、それぞれ前記フィーダの下端部に形成された係合部と係合する複数の位置決め部と、
を含む部品実装機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、それぞれ複数の部品を保持した複数のフィーダを収容するフィーダマガジンおよびフィーダから部品を採取して対象物上に搭載する部品実装機に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、部品実装機に部品を供給するフィーダとして、薄型箱状のフィーダ本体と、複数の部品を保持した部品供給テープが巻回されており、フィーダ本体内に着脱可能に収容されるテープリールとを含むテープフィーダが知られている(例えば、特許文献1参照)。このテープフィーダのフィーダ本体の上端面部には、部品実装機のフィーダセット部の上部に形成されたスロット溝により保持されるガイドレールと、フィーダセット部に対してフィーダ本体を取り付け状態にクランプするクランプ装置とが設けられている。更に、フィーダ本体の下端面部には、フィーダセット部の下部に形成されたレール溝に嵌まるガイドレールが設けられている。加えて、フィーダ本体の取り付け方向側の端面部の高さ方向における中央よりも高い部分には、テープフィーダをフィーダ収容スペースに対して位置決めする2本の位置決めピンが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/065754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、複数のフィーダを一括して搬送したり、保管したりするために、当該複数のフィーダを収容するフィーダマガジンを用いたり、当該フィーダマガジンに相当する構造を実装機等に組み込んだりすることが考えられる。そして、かかるフィーダマガジンの天井部と底部との双方に溝を設けることで、複数のフィーダを安定に支持することができるであろう。しかしながら、この場合、天井部側の溝と、それに対応した底部側の溝とに対してフィーダを正しくセットするのは必ずしも容易ではなく、フィーダマガジンにフィーダを収容する際の作業性が悪化してしまう。更に、フィーダの下端部が天井部側の溝に対応していない底部側の溝により嵌まってしまった場合、フィーダが大きく撓んだり、他のフィーダと干渉したりして破損してしまうおそれもある。
【0005】
そこで、本開示は、フィーダを収容する際の作業性を良好に確保すると共に、複数のフィーダを安定に収容することができるフィーダマガジンおよび部品実装機の提供を主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のフィーダマガジンは、天井部、底部、背部および前記背部とは反対側の開口部を含み、それぞれ複数の部品を保持した複数のフィーダを収容するフィーダマガジンであって、それぞれ前記底部側で開口すると共に前記開口部から前記背部に向けて互いに平行に延在するように前記天井部に形成され、それぞれ前記フィーダの上端部が挿脱自在に差し込まれる複数の支持溝と、前記天井部の前記複数の支持溝と対向するように前記底部に形成された平面と、前記平面の前記開口部側で前記複数の支持溝の各々に対応するように前記底部に配設され、前記上端部が前記支持溝に差し込まれた状態で前記フィーダが前記開口部から前記背部に向けて押し込まれるのに伴って、それぞれ前記フィーダの下端部に形成された係合部と係合する複数の位置決め部とを含むものである。
【0007】
本開示のフィーダマガジンにフィーダを収容する際には、天井部の対象となる支持溝にフィーダの上端部を差し込み、当該フィーダを開口部から背部に向けて押し込んでいく。そして、フィーダが開口部から背部に向けて押し込まれるのに伴って、当該フィーダの係合部が開口部側の位置決め部と係合し、フィーダマガジン内へのフィーダの収容が完了する。これにより、基本的に、フィーダを天井部の支持溝に支持させて背部に向けて押し込めば、フィーダマガジンにフィーダを収容することが可能となる。また、上端部を支持する支持溝に対応していない位置決め部の少なくとも何れか一方にフィーダの係合部が係合してしまっても、フィーダの全体をフィーダマガジンから取り出すことなく、上端部を支持する支持溝に対応した位置決め部にフィーダの係合部を改めて係合させることができる。従って、複数のフィーダを傾斜させることなく、上下方向に真っ直ぐに延在するようにフィーダマガジン内に収容することが可能となる。更に、底部の平面に異物が滞留し難くなることから、フィーダの下端部と当該平面との間に異物が噛み込まないようにして、異物の噛み込みによるフィーダの傾斜や他のフィーダとの干渉等を良好に抑制することができる。この結果、本開示のフィーダマガジンによれば、フィーダを収容する際の作業性を良好に確保すると共に、複数のフィーダを安定に収容することが可能となる。
【0008】
本開示の部品実装機は、それぞれ複数の部品を保持した複数のフィーダを収容するフィーダ装着部を有し、前記フィーダから前記部品を採取して対象物上に搭載する部品実装機において、前記フィーダ装着部が、天井部と、底部と、背部と、前記背部とは反対側の開口部と、それぞれ前記底部側で開口すると共に前記開口部から前記背部に向けて互いに平行に延在するように前記天井部に形成され、それぞれ前記フィーダの上端部が挿脱自在に差し込まれる複数の支持溝と、前記天井部の前記複数の支持溝と対向するように前記底部に形成された平面と、前記平面の前記開口部側で前記複数の支持溝の各々に対応するように前記底部に配設され、前記上端部が前記支持溝に差し込まれた状態で前記フィーダが前記開口部から前記背部に向けて押し込まれるのに伴って、それぞれ前記フィーダの下端部に形成された係合部と係合する複数の位置決め部とを含むものである。かかる部品実装機によれば、フィーダ装着部にフィーダを収容する際の作業性を良好に確保すると共に、複数のフィーダを安定に収容することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示のフィーダマガジンを利用する生産ラインを示す概略構成図である。
本開示のフィーダマガジンに収容されるフィーダを示す概略構成図である。
本開示のフィーダマガジンを示す斜視図である。
本開示のフィーダマガジンを開口部側からみた拡大図である。
本開示のフィーダマガジンおよびフィーダを示す拡大断面図である。
本開示のフィーダマガジンにフィーダを収容する過程を示す部分断面図である。
本開示のフィーダマガジンにフィーダを収容する過程を示す部分断面図である。
本開示のフィーダマガジンにフィーダを収容する過程を示す部分断面図である。
本開示のフィーダマガジンにフィーダが収容された状態を示す部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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