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公開番号
2024177295
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2024172517,2021571096
出願日
2024-10-01,2020-01-14
発明の名称
部品供給ユニットの入出庫システム
出願人
株式会社FUJI
代理人
弁理士法人 共立特許事務所
主分類
H05K
13/02 20060101AFI20241212BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】部品供給ユニットの倉庫からの出庫を伴う段取り作業を効率化した部品供給ユニットの入出庫システムを提供する。
【解決手段】部品供給ユニットの入出庫システムは、複数の部品を部品装着機に供給するときにテープリールが装填された形態で使用される部品供給ユニットを所定方向に複数並べて収納するユニット収納器と、ユニット収納器を保持する収納器保持台と、所定方向に収納器保持台と並んで設けられユニット収納器が収納するよりも多数の部品供給ユニットを保管するユニット倉庫と、ユニット収納器とユニット倉庫の間で部品供給ユニットを受け渡す入出庫ロボットと、収納器保持台からユニット倉庫に渡って設けられた移動ガイドと、を備え、入出庫ロボットは、移動ガイドに沿って所定方向に移動することで収納器保持台とユニット倉庫の間を移動するとともにユニット収納器上の収納位置に部品供給ユニットを収納する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の部品を部品装着機に供給するときにテープリールが装填された形態で使用される部品供給ユニットを所定方向に複数並べて収納するユニット収納器と、
前記ユニット収納器を保持する収納器保持台と、
前記所定方向に前記収納器保持台と並んで設けられ前記ユニット収納器が収納するよりも多数の前記部品供給ユニットを保管するユニット倉庫と、
前記ユニット収納器と前記ユニット倉庫の間で前記部品供給ユニットを受け渡す入出庫ロボットと、
前記収納器保持台から前記ユニット倉庫に渡って設けられた移動ガイドと、を備え、
前記入出庫ロボットは、前記移動ガイドに沿って前記所定方向に移動することで前記収納器保持台と前記ユニット倉庫の間を移動するとともに前記ユニット収納器上の収納位置に前記部品供給ユニットを収納する、
部品供給ユニットの入出庫システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、部品供給ユニットの倉庫からの出庫を伴う段取り作業に対応する入出庫システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
プリント配線が施された基板に対基板作業を実施して、基板製品を量産する技術が普及している。さらに、対基板作業を実施する複数種類の対基板作業機を並べて設け、対基板作業ラインを構成することが一般的になっている。対基板作業機のうち部品装着機は、複数の部品を収容する部品収容器が装填された部品供給ユニットを使用する。部品供給ユニットに部品収容器を装填する装填作業、換言すると、部品供給ユニットの使用準備を整える段取り作業は、多くの場合に、稼働中の部品装着機から離れた段取りエリアで実施される(外段取り)。そして、段取りされた部品供給ユニットは、部品装着機に搬送されて装備される(内段取り)。
【0003】
上記した装填作業および部品装着機への装備作業は、従来、人手に頼って実施されており、多くの手間が必要であった。さらに、生産計画を確実に達成するために装填作業が前倒しで実施されることで、他の用途に転用できない仕掛りの部品供給ユニットが増加する。このため、管理が煩雑となり、さらに一層の手間が掛かっていた。近年では、省力化を目的として、装填作業の少なくとも一部を自動化した収容器ローダが実用化されている。装填作業および装備作業の自動化に関する一技術例が、特許文献1に開示されている。
【0004】
特許文献1の第二実施形態には、リール(部品収容器の一例)を保管する保管庫、フィーダ(部品供給ユニットの一例)を保管する保管庫、リールセット装置、搬送装置、および管理部を備える構成が記載されている。リールセット装置は、フィーダにリールをセットする段取り作業を行う。搬送装置は、段取りされたフィーダを部品装着機まで搬送する。管理部は、リールおよびフィーダの出庫や段取り作業、搬送動作等を制御して、部品装着機の生産を管理する。これによれば、リールおよびフィーダの組み合わせおよび所在を容易に把握することができ、これらの管理が容易である、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/142336号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1のリールセット装置において、装填作業が自動化される点は好ましい。しかしながら、この装填作業は、一つずつ順番に行われるため、必ずしも効率的でなかった。
【0007】
本明細書では、部品供給ユニットの倉庫からの出庫を伴う段取り作業を効率化した部品供給ユニットの入出庫システムを提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書は、複数の部品を部品装着機に供給するときに使用される部品供給ユニットを複数収納するユニット収納器と、前記ユニット収納器を保持する収納器保持台と、前記ユニット収納器が収納するよりも多数の前記部品供給ユニットを保管するユニット倉庫と、前記ユニット収納器と前記ユニット倉庫の間で前記部品供給ユニットを受け渡す入出庫ロボットと、を備えた部品供給ユニットの入出庫システムを開示する。
【発明の効果】
【0009】
本明細書で開示する部品供給ユニットの入出庫システムにおいて、入出庫ロボットは、複数の部品供給ユニットをユニット倉庫から出庫してユニット収納器に収納する作業を自動で行う。そして、ユニット収納器に収納された複数の部品供給ユニットは、後続の段取り作業にまとめて利用され、または、まとめて部品装着機に装備される。したがって、部品供給ユニットを一つずつ段取りしてゆく従来技術と比較して、段取り作業を効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の部品供給ユニットの入出庫システムの構成を模式的に示す斜視図である。
第1実施形態の部品供給ユニットの入出庫システムの構成を模式的に示す正面図である。
第1実施形態における制御の構成を示す機能ブロック図である。
第1実施形態における入出庫制御部の制御動作を説明する動作フローの図である。
第2実施形態の部品供給ユニットの入出庫システムを模式的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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