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公開番号2024168150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084587
出願日2023-05-23
発明の名称ストッカおよびストッカシステム
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B65G 61/00 20060101AFI20241128BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】受取者が納品庫から物品を取り出せなくなるのを低減する。
【解決手段】ストッカは、施錠および解錠可能な扉を有する納品庫と、納品庫に納品された物品の受取要求を受け付けて、該物品が納品されている納品庫の扉を解錠する処理を含む受取処理を実行し、納品庫からの物品の取り出しを確認した場合と納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトした場合とに受取処理を終了する受取処理実行部と、受取処理を終了した後、所定期間が経過するまでは、物品の受取要求を受け付けて、受取処理を再実行する受取処理再実行部と、納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトした場合には、納品庫からの物品の取り出しを確認した場合よりも長い期間を所定期間に設定する設定部と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
施錠および解錠可能な扉を有する納品庫と、
前記納品庫に納品された物品の受取要求を受け付けて、該物品が納品されている納品庫の扉を解錠する処理を含む受取処理を実行し、前記納品庫からの物品の取り出しを確認した場合と前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトした場合とに前記受取処理を終了する受取処理実行部と、
前記受取処理を終了した後、所定期間が経過するまでは、前記物品の受取要求を受け付けて、前記受取処理を再実行する受取処理再実行部と、
前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトした場合には、前記納品庫からの物品の取り出しを確認した場合よりも長い期間を前記所定期間に設定する設定部と、
を備えるストッカ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のストッカであって、
前記設定部は、前記納品庫からの物品の取り出しを確認したことにより前記受取処理を終了した場合には、前記受取処理を終了してから第1所定時間が経過するまでの期間を前記所定期間に設定し、前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトしたことにより前記受取処理を終了した場合には、前記受取処理を終了してから前記受取処理を終了した日の所定時刻までの期間および前記受取処理を終了してから前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過するまでの期間のうち何れか長い方の期間を前記所定期間に設定する、
ストッカ。
【請求項3】
施錠および解錠可能な扉を有する納品庫と、
前記納品庫に納品された物品の受取要求を受け付けて、該物品が納品されている納品庫の扉を解錠する処理を含む受取処理を実行し、前記納品庫からの物品の取り出しを確認した場合と前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトした場合とに前記受取処理を終了する受取処理実行部と、
前記受取処理を終了した後、所定期間が経過するまでは、前記物品の受取要求を受け付けて、前記受取処理を再実行する受取処理再実行部と、
前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトした場合には、前記納品庫からの物品の取り出しを確認した場合よりも長い期間を前記所定期間に設定する設定部と、
前記物品の受取者の通知先を記憶した記憶部と、
前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトしたことにより前記受取処理を終了した場合には、前記記憶部から前記受取者の通知先を取得すると共に取得した通知先に対して物品が取り出されていない可能性がある旨の情報を通知する通知部と、
を備えるストッカシステム。
【請求項4】
請求項3に記載のストッカシステムであって、
前記設定部は、前記納品庫からの物品の取り出しを確認したことにより前記受取処理を終了した場合には、前記受取処理を終了してから第1所定時間が経過するまでの期間を前記所定期間に設定し、前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトしたことにより前記受取処理を終了した場合には、前記受取処理を終了してから前記受取処理を終了した日の所定時刻までの期間および前記受取処理を終了してから前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過するまでの期間のうち何れか長い方の期間を前記所定期間に設定する、
ストッカシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、ストッカおよびストッカシステムについて開示する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、施錠および解錠可能な扉が設けられた納品庫を有し、受取者による扉の解錠要求を受け付けて扉を解錠する受取処理を実行し、受取者により扉が閉鎖された後、扉を施錠し、扉の施錠後も所定期間が経過するまでは扉の解錠要求を受け付けて納品庫の扉を解錠するロッカー装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-33851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ストッカ(ロッカー装置)には、扉を施錠した後に、受取者により物品を受け取ったことを確認するための操作を受け付けて受取処理を終了したり、受取者により確認の操作がなされずに所定時間が経過したりしたことに基づいて受取処理を終了したりするものがある。また、特許文献1に記載のように、扉を施錠した後も所定期間が経過するまでは扉の解錠要求を受け付けて扉を解錠するものもある。このようなストッカにおいて、受取者が納品庫の解錠要求を行なって扉を解錠したが、物品を取り出すことなく扉を閉鎖してしまうと、受取者は、所定期間の経過により納品庫から物品を取り出すことができなくなるおそれがある。例えば、納品庫内の物品が受取者の想定よりも大きく、受取者がその時には物品を取り出さないものの、後から物品を取り出そうとするような場合が該当する。
【0005】
本開示は、受取者が納品庫から物品を取り出せなくなるのを低減することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のストッカは、
施錠および解錠可能な扉を有する納品庫と、
前記納品庫に納品された物品の受取要求を受け付けて、該物品が納品されている納品庫の扉を解錠する処理を含む受取処理を実行し、前記納品庫からの物品の取り出しを確認した場合と前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトした場合とに前記受取処理を終了する受取処理実行部と、
前記受取処理を終了した後、所定期間が経過するまでは、前記物品の受取要求を受け付けて、前記受取処理を再実行する受取処理再実行部と、
前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトした場合には、前記納品庫からの物品の取り出しを確認した場合よりも長い期間を前記所定期間に設定する設定部と、
を備えることを要旨とする。
【0007】
本開示のストッカでは、受取処理を終了した後、所定期間が経過するまでは、物品の受取要求を受け付けて受取処理を再実行するものにおいて、所定期間は、タイムアウトにより受取処理を終了した場合には、物品の取り出しを確認した場合よりも長い期間が設定される。例えば、納品庫の扉が解錠されたが、受取者が納品庫内から物品を取り出さずに、ストッカから立ち去った場合など、タイムアウトにより受取処理が終了した場合には、受取処理再実行部は、比較的長い期間、受取者からの受取要求を受け付けて受取処理を再実行可能である。このため、受取者が納品庫から物品を取り出せなくなるのを低減することができる。
【0008】
本開示のストッカシステムは、
施錠および解錠可能な扉を有する納品庫と、
前記納品庫に納品された物品の受取要求を受け付けて、該物品が納品されている納品庫の扉を解錠する処理を含む受取処理を実行し、前記納品庫からの物品の取り出しを確認した場合と前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトした場合とに前記受取処理を終了する受取処理実行部と、
前記受取処理を終了した後、所定期間が経過するまでは、前記物品の受取要求を受け付けて、前記受取処理を再実行する受取処理再実行部と、
前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトした場合には、前記納品庫からの物品の取り出しを確認した場合よりも長い期間を前記所定期間に設定する設定部と、
前記物品の受取者の通知先を記憶した記憶部と、
前記納品庫からの物品の取り出しを確認しないままタイムアウトしたことにより前記受取処理を終了した場合には、前記記憶部から前記受取者の通知先を取得すると共に取得した通知先に対して物品が取り出されていない可能性がある旨の情報を通知する通知部と、
を備えることを要旨とする。
【0009】
本開示のストッカシステムでは、物品の取り出しを確認しないままタイムアウトしたことにより受取処理を終了した場合には、物品の受取者が、納品庫から物品が取り出すことなく扉を閉鎖して、立ち去っている場合等が想定される。よって、物品の受取者に対して物品が取り出されていない可能性がある旨の情報を通知することの意義は大きい。もとより、本開示のストッカが備える効果と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ストッカシステム10の概略構成図である。
制御装置50を収容する収容庫41の正面図である。
ストッカシステム10の電気的な接続関係を示すブロック図である。
通知先情報34aの一例を示す説明図である。
ストッカ情報34bの一例を示す説明図である。
受取処理の一例を示すフローチャートである。
受取確認画面Sc2の一例を示す説明図である。
タイムアウト通知メールの一例を示す説明図である。
ステータス更新処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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