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公開番号
2024158304
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073405
出願日
2023-04-27
発明の名称
納品庫およびストッカ
出願人
株式会社FUJI
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
G07F
17/12 20060101AFI20241031BHJP(チェック装置)
要約
【課題】コストの増加や扉の開閉への影響を抑えつつ、物品を収めやすくする。
【解決手段】物品を収納する本体と、本体前側の開口部を開閉する扉とを備える納品庫では、扉が、所定方向の一端側の部分を構成し本体に軸支される第1扉部と、所定方向の残りの部分を構成し所定方向の幅が第1扉部よりも大きな第2扉部とを有し、閉状態で開口部から第2扉部の後面までの距離が第1扉部の後面までの距離よりも長くなると共に、第1扉部の後端から前面までの厚みが第2扉部の後端から前面までの厚みよりも小さくなるように形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
物品を収納する本体と、本体前側の開口部を開閉する扉とを備える納品庫であって、
前記扉は、所定方向の一端側の部分を構成し前記本体に軸支される第1扉部と、前記所定方向の残りの部分を構成し該所定方向の幅が前記第1扉部よりも大きな第2扉部とを有し、閉状態で前記開口部から前記第2扉部の後面までの距離が前記第1扉部の後面までの距離よりも長くなると共に、前記第1扉部の後端から前面までの厚みが前記第2扉部の後端から前面までの厚みよりも小さくなるように形成されている、
納品庫。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記扉は、前記第1扉部の前記所定方向の幅が前記第2扉部の前記厚みよりも大きくなるように形成されている、
請求項1に記載の納品庫。
【請求項3】
前記本体は、前記扉を軸支する側の内壁面に、該内壁面への物品の近接を規制するように該内壁面から突出した規制部材が設けられている、
請求項1または2に記載の納品庫。
【請求項4】
前記規制部材は、前記内壁面から突出した突出端の高さが前記第1扉部の前記所定方向の幅と同等となるように設けられている、
請求項3に記載の納品庫。
【請求項5】
前記規制部材は、前記本体の内部を手前から奥に向かうにつれて前記内壁面から離間するように傾斜した手前側傾斜面と、前記本体の内部を奥から手前に向かうにつれて前記内壁面から離間するように傾斜した奥側傾斜面とを有するように設けられている、
請求項3に記載の納品庫。
【請求項6】
請求項1または2に記載の納品庫が、少なくとも前記所定方向に複数隣接して配置されたストッカ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、納品庫およびストッカを開示する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、物品を収納する納品庫が知られている。例えば特許文献1には、物品を出し入れする開口部が形成された本体(収納部)と、開口部を開閉する扉とを備え、本内の側面にヒンジを介して扉が回動支持された納品庫が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-125049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した納品庫において、収納される物品のサイズや個数によっては、物品が本体内に収まらず、本体から僅かにはみ出る場合がある。その場合、物品が収まるようなサイズに本体の構造を変更することが考えられるが、コストが嵩んでしまう。また、はみ出た量を吸収できるように扉を厚くすることも考えられるが、扉の開閉時に隣接する納品庫と干渉するなど開閉に影響が及ぶことがある。
【0005】
本開示は、コストの増加や扉の開閉への影響を抑えつつ、物品を収めやすくすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の納品庫は、
物品を収納する本体と、本体前側の開口部を開閉する扉とを備える納品庫であって、
前記扉は、所定方向の一端側の部分を構成し前記本体に軸支される第1扉部と、前記所定方向の残りの部分を構成し該所定方向の幅が前記第1扉部よりも大きな第2扉部とを有し、閉状態で前記開口部から前記第2扉部の後面までの距離が前記第1扉部の後面までの距離よりも長くなると共に、前記第1扉部の後端から前面までの厚みが前記第2扉部の後端から前面までの厚みよりも小さくなるように形成されていることを要旨とする。
【0008】
本開示の納品庫では、扉が第1扉部と第2扉部とを有し、閉状態で本体の開口部から第2扉部の後面までの距離が第1扉部の後面までの距離よりも長くなるように形成されている。このため、物品が開口部からはみ出ても、そのはみ出し量を、開口部から第2扉部の後面までの間で吸収して物品を収めやすくするから、本体の構造を変更する必要がなくコストの増加を抑えることができる。また、第1扉部の後端から前面までの厚みが第2扉部の後端から前面までの厚みよりも小さくなるように形成されている。このため、扉を開いた際に、隣接する納品庫の扉に第1扉部が干渉しにくくして扉の開閉への影響を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ストッカ10の斜視図。
扉40の斜視図。
扉40の斜視図。
納品庫30の部分斜視図。
納品庫30の奥行きを示す説明図。
比較例の納品庫130の奥行きを示す説明図。
納品庫30に物品Gを収容した様子の一例を示す説明図。
納品庫30の扉40を開いた様子の一例を示す説明図。
物品Gがはみ出た状態で扉40を閉じる様子の一例を示す説明図。
物品Gを収納する際の規制部材35との関係を示す説明図。
物品Gを取り出す際の規制部材35との関係を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、ストッカ10の斜視図である。なお、左右方向、前後方向および上下方向は、図1に示した通りとする。ストッカ10は、複数の納品庫30と、各納品庫30への物品G(図7参照)の出し入れに関する各種操作を受け付けたり各納品庫30の施錠や解錠に関する制御を行ったりする制御ユニット20とを備える。ストッカ10は、上下に複数個(例えば3個)ずつの納品庫30が左右に複数列(例えば4列)並んで配置されており、例えば左端の列の最上段の納品庫30に代えて制御ユニット20が配置されている。このストッカ10は、オフィスやコンビニエンスストア、駅、学校、マンション、ショッピングセンターなど様々な場所に設置され、屋内だけでなく屋外に設置されることもある。また、ストッカ10は、複数の納品庫30のうちいずれかの納品庫30を配達先として配達業者により物品Gが納入された後に、受取者が当該納品庫30から物品Gを取り出して物品Gを受け取ることで、配達業者により配達される物品Gの受け渡しに用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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