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公開番号2024151551
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064990
出願日2023-04-12
発明の名称ストッカ
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類A47G 29/12 20060101AFI20241018BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】納品庫内に収納した荷物の納品をやり直せるようにする。
【解決手段】ストッカは、施錠および解錠が可能な扉を有する複数の納品庫と、各納品庫内の物品の有無を検知する物品検知センサと、各扉の開閉を検知する開閉検知センサと、納品庫の状態として、空き状態と納品済み状態とを含む複数の状態のいずれかを記憶する記憶部と、物品の納品が要求されると、複数の納品庫のうち空き状態にある納品庫のうち対象納品庫の扉を解錠し、対象納品庫の扉が閉鎖されたことが対応する開閉検知センサにより検知された場合に対象納品庫の扉を施錠し、対象納品庫の扉が施錠され且つ対象納品庫に物品があることが対応する物品検知センサにより検知された場合に対象納品庫の状態を納品済状態とする納品処理部と、複数の納品庫の全解錠が要求されると、複数の納品庫のうち空き状態にある全ての納品庫の扉を解錠する全解錠処理部と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
施錠および解錠が可能な扉を有する複数の納品庫と、
前記複数の納品庫にそれぞれ設けられ、前記納品庫内の物品の有無を検知する物品検知センサと、
前記複数の納品庫にそれぞれ設けられ、前記扉の開閉を検知する開閉検知センサと、
前記納品庫の状態として、空き状態と納品済み状態とを含む複数の状態のいずれかを記憶する記憶部と、
納品者の認証を伴って物品の納品が要求されると、前記複数の納品庫のうち前記空き状態にある納品庫を対象納品庫として該対象納品庫の扉を解錠し、前記対象納品庫の扉が閉鎖されたことが対応する前記開閉検知センサにより検知された場合に前記対象納品庫の扉を施錠し、前記対象納品庫の扉が施錠され且つ前記対象納品庫に物品があることが対応する前記物品検知センサにより検知された場合に前記対象納品庫の状態を前記納品済み状態とする納品処理を実行する納品処理部と、
納品者の認証を伴って前記複数の納品庫の全解錠が要求されると、前記複数の納品庫のうち前記空き状態にある全ての納品庫の扉を解錠する全解錠処理を実行する全解錠処理部と、
を備えるストッカ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載のストッカであって、
前記納品処理部は、前記対象納品庫の状態を前記納品済み状態とする前に、納品者により処理の中止が要求されると、前記納品処理を中止し、
前記全解錠処理部は、前記納品処理が中止されたこと条件に、納品者による前記全解錠の要求を受け付ける、
ストッカ。
【請求項3】
請求項1または2に記載のストッカであって、
前記物品検知センサは、納品庫内の一部の領域を検知範囲とするように設けられている、
ストッカ。
【請求項4】
請求項1または2に記載のストッカであって、
前記全解錠処理部は、前記空き状態にある全ての納品庫の扉を解錠した後、解錠した扉が閉鎖されたことが対応する開閉検知センサにより検知された場合に、当該扉を施錠し、前記空き状態にある全ての納品庫の扉を施錠すると前記全解錠処理を終了し、
前記納品処理部は、前記全解錠処理が開始されてから終了するまでは、納品の要求を受け付けない、
ストッカ。
【請求項5】
施錠および解錠が可能な扉を有する複数の納品庫と、
前記複数の納品庫にそれぞれ設けられ、前記納品庫内の物品の有無を検知する物品検知センサと、
前記複数の納品庫にそれぞれ設けられ、前記扉の開閉を検知する開閉検知センサと、
前記納品庫の状態として、空き状態と納品待ち状態と納品済み状態とを含む複数の状態のいずれかを記憶する記憶部と、
前記物品の納品予約が要求されると、前記空き状態の前記納品庫のうちの一つを、物品が納品される対象納品庫として予約する共に該対象納品庫の状態を前記納品待ち状態とする予約処理を実行する予約処理部と、
納品者の認証を伴って物品の納品が要求されると、前記対象納品庫の扉を解錠し、前記対象納品庫の扉が閉鎖されたことが対応する前記開閉検知センサにより検知された場合に前記対象納品庫の扉を施錠し、前記対象納品庫の扉が施錠され且つ前記対象納品庫に物品があることが対応する前記物品検知センサにより検知された場合に前記対象納品庫の状態を前記納品済み状態とする納品処理を実行する納品処理部と、
納品者の認証を伴って前記複数の納品庫の全解錠が要求されると、前記複数の納品庫のうち前記納品待ち状態にある全ての納品庫の扉を解錠する全解錠処理を実行する全解錠処理部と、
を備えるストッカ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、ストッカについて開示する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、宅配業者が荷物の納品を要求した場合に、荷物の受取人に関する情報や荷物に関する情報の入力を受け付けた後、空き状態のロッカーの扉を解錠して荷物の納品を受け付けるストッカが知られている。例えば、特許文献1には、複数のロッカーのうち空き状態にある全てのロッカーの扉を解錠し、荷物センサにより解錠したロッカーのうちのひとつの中に荷物があることを検知すると共に開閉センサで全てのロッカーの扉が閉鎖されたことを検出することで納品の完了を確認した後、全てのロッカーの扉を施錠するストッカが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平6-71498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、扉が閉鎖されることで扉を施錠するタイプのストッカでは、荷物を収容したにも拘わらず、荷物センサの誤作動や故障などにより、ストッカが、ロッカー内に荷物が無いと認識し、扉を施錠する場合がある。そのような場合、納品者は、ロッカーの扉を再び解錠することができず、荷物を再度ロッカーに納品することができないことがある。
【0005】
本開示は、一度納品庫内に収納した荷物の納品処理をやり直せるようにすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1のストッカは、
施錠および解錠が可能な扉を有する複数の納品庫と、
前記複数の納品庫にそれぞれ設けられ、前記納品庫内の物品の有無を検知する物品検知センサと、
前記複数の納品庫にそれぞれ設けられ、前記扉の開閉を検知する開閉検知センサと、
前記納品庫の状態として、空き状態と納品済み状態とを含む複数の状態のいずれかを記憶する記憶部と、
納品者の認証を伴って物品の納品が要求されると、前記複数の納品庫のうち前記空き状態にある納品庫を対象納品庫として該対象納品庫の扉を解錠し、前記対象納品庫の扉が閉鎖されたことが対応する前記開閉検知センサにより検知された場合に前記対象納品庫の扉を施錠し、前記対象納品庫の扉が施錠され且つ前記対象納品庫に物品があることが対応する前記物品検知センサにより検知された場合に前記対象納品庫の状態を前記納品済み状態とする納品処理を実行する納品処理部と、
納品者の認証を伴って前記複数の納品庫の全解錠が要求されると、前記複数の納品庫のうち前記空き状態にある全ての納品庫の扉を解錠する全解錠処理を実行する全解錠処理部と、
を備えることを要旨とする。
【0007】
本開示の第1のストッカでは、納品処理において納品庫の扉が施錠された際に、何らかの原因で物品検知センサが納品庫内の物品を検知していない場合には、納品庫に物品が納品されているにも拘わらず、記憶部には納品庫の状態が空き状態として記憶されたままで、納品処理を正しく完了できないことがある。このような場合においても、全解錠処理部は、全解錠の要求がされると、空き状態の全ての納品庫の扉を解錠する。よって、納品者は、納品庫から物品を取り出して物品を再び納品庫に納品することができる。
【0008】
本開示の第2のストッカは、
施錠および解錠が可能な扉を有する複数の納品庫と、
前記複数の納品庫にそれぞれ設けられ、前記納品庫内の物品の有無を検知する物品検知センサと、
前記複数の納品庫にそれぞれ設けられ、前記扉の開閉を検知する開閉検知センサと、
前記納品庫の状態として、空き状態と納品待ち状態と納品済み状態とを含む複数の状態のいずれかを記憶する記憶部と、
前記物品の納品予約が要求されると、前記空き状態の前記納品庫のうちの一つを、物品が納品される対象納品庫として予約する共に該対象納品庫の状態を前記納品待ち状態とする予約処理を実行する予約処理部と、
納品者の認証を伴って物品の納品が要求されると、前記対象納品庫の扉を解錠し、前記対象納品庫の扉が閉鎖されたことが対応する前記開閉検知センサにより検知された場合に前記対象納品庫の扉を施錠し、前記対象納品庫の扉が施錠され且つ前記対象納品庫に物品があることが対応する前記物品検知センサにより検知された場合に前記対象納品庫の状態を前記納品済み状態とする納品処理を実行する納品処理部と、
納品者の認証を伴って前記複数の納品庫の全解錠が要求されると、前記複数の納品庫のうち前記納品待ち状態にある全ての納品庫の扉を解錠する全解錠処理を実行する全解錠処理部と、
を備えることを要旨とする。
【0009】
本開示の第2のストッカでは、本開示の第1のストッカと同様の効果を奏する。また、状態が納品待ち状態に設定される納品庫は、状態が空き状態の納品庫のうち予約処理において対象納品庫として予約された納品庫であるため、空き状態の納品庫の扉を全て解錠する場合と比べると、全解錠処理において解錠される扉の数を、本開示の第1のストッカと比べて減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ストッカシステム10の構成の概略構成図である。
制御装置50を収容する納品庫41の正面図である。
ストッカシステム10の電気的な接続関係を示すブロック図である。
納品庫情報54aの一例を示す説明図である。
ストッカ処理の一例を示すフローチャートである。
第2選択画面Sc2の一例を示す説明図である。
納品中画面Sc3の一例を示す説明図である。
納品中止処理の一例を示すフローチャートである。
全オープン処理の一例を示すフローチャートである。
納品庫内確認指示画面Sc4の一例を示す説明図である。
変形例の納品庫情報54aの一例を示す説明図である。
変形例の全オープン処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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