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公開番号2024141736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053537
出願日2023-03-29
発明の名称ロッカーおよび管理方法
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類A47B 81/00 20060101AFI20241003BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】利用者が借用する物品の管理を、簡易な処理で適切に行う。
【解決手段】利用者が借用する物品を複数収納可能な収納ボックスを備えるロッカーは、物品に割り当てられた第1コードを含むコードと収納先の収納ボックスとを物品毎に対応付けた管理情報を記憶する記憶部と、物品の画像と名称の少なくとも一方と第1コードとを表示する複数の表示体と、コード読取処理または利用者によるコード入力により表示体の第1コードを含むコードを取得して認証する認証部と、物品の借出処理において、対象物品の表示体の第1コードが認証されると、第1コードと管理情報とに基づいて対象物品が収納されている収納ボックスを選定して収納ボックスを開扉するように制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
利用者が借用する物品を複数収納可能な収納ボックスを備えるロッカーであって、
物品に割り当てられた第1コードを含むコードと収納先の前記収納ボックスとを物品毎に対応付けた管理情報を記憶する記憶部と、
物品の画像と名称の少なくとも一方と前記第1コードとを表示する複数の表示体と、
コード読取処理または利用者によるコード入力により前記表示体の前記第1コードを含むコードを取得して認証する認証部と、
物品の借出処理において、対象物品の前記表示体の前記第1コードが認証されると、該第1コードと前記管理情報とに基づいて対象物品が収納されている前記収納ボックスを選定して該収納ボックスを開扉するように制御する制御部と、
を備えるロッカー。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
物品には、前記コードとして物品に割り当てられた第2コードが表示されており、
前記記憶部は、前記第1コードと収納先の前記収納ボックスに加えて、物品を収納中か借用中かを示すステータス情報と前記第2コードとを対応付けて前記管理情報に記憶し、
前記制御部は、前記借出処理において前記収納ボックスを開扉した後、該収納ボックスから取り出された物品の前記第2コードが認証され且つ該収納ボックスが閉扉されると、対象物品が取り出されたと判断して前記ステータス情報を借用中に変更する、
請求項1に記載のロッカー。
【請求項3】
前記制御部は、物品の返却処理において、対象物品の前記第2コードが認証されると、該第2コードと前記管理情報とに基づいて対象物品の前記収納ボックスを選定して該収納ボックスを開扉するように制御する、
請求項2に記載のロッカー。
【請求項4】
前記制御部は、前記返却処理において前記収納ボックスを開扉した後、該収納ボックスが閉扉され且つ前記表示体の前記第1コードが認証されると、対象物品が返却されたと判断して前記ステータス情報を収納中に変更する、
請求項3に記載のロッカー。
【請求項5】
利用者に指示を出力する指示部を備え、
前記収納ボックスは、物品の収納位置に対応する位置に前記表示体を置くための置き場が設けられており、
前記制御部は、前記借出処理において前記収納ボックスを開扉した後、対象物品を取り出して前記第2コードを取得させると共に対象物品の前記表示体を前記置き場に置いてから前記収納ボックスを閉扉する指示を出力するように前記指示部を制御し、前記返却処理において前記収納ボックスを開扉した後、対象物品を前記収納位置に収納させると共に前記置き場から前記表示体を取り出して前記第1コードを取得させて閉扉する指示を出力するように前記指示部を制御する、
請求項3または4に記載のロッカー。
【請求項6】
前記第1コードと前記第2コードとは、同一物品に割り当てられていても、表示されるコードが異なるように形成されている、
請求項2または3に記載のロッカー。
【請求項7】
物品を複数収納可能な収納ボックスと、物品の画像と名称の少なくとも一方と物品に割り当てられた第1コードとを表示する複数の表示体と、を用いて物品の借用を管理する管理方法であって、
(a)コード読取処理または利用者によるコード入力により、借出処理における対象物品の前記表示体の前記第1コードを取得して認証するステップと、
(b)前記ステップ(a)で認証された前記第1コードと、前記第1コードを含むコードと収納先の前記収納ボックスとを物品毎に対応付けた管理情報とに基づいて、対象物品が収納されている前記収納ボックスを選定して該収納ボックスを開扉するステップと、
を含む管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、ロッカーおよび管理方法を開示する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、利用者に借用される物品を収納ボックスに収納し物品の入出庫情報を管理するものが知られている。例えば特許文献1には、収納ボックスを有するキャビネット内の物品の入出庫情報を管理し、利用者が物品を入出庫する際に、物品に取り付けられているICタグから物品の情報を取得して入出庫情報に反映させることが記載されている。また、キャビネットは、収納ボックスが複数の棚で仕切られており、各棚の上に複数の物品を載置して保管可能であり、利用者はキャビネットの扉を開けていずれかの棚に所望の物品の入出庫を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-057040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したキャビネットでは、利用者は扉を開けてからいずれの棚に所望の物品があるかを探すため、棚の数によっては時間がかかることになる。これに対し、棚毎に区画して扉を設けた複数の収納ボックスを備える構成では、扉を開ければ比較的短時間で所望の物品を探すことができ、利便性を高めることができる。ただし、所望の物品の収納先の収納ボックスを利用者に容易に把握させて取り出させるように、物品を管理する必要がある。
【0005】
本開示は、利用者が借用する物品の管理を、簡易な処理で適切に行うことを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示のロッカーは、
利用者が借用する物品を複数収納可能な収納ボックスを備えるロッカーであって、
物品に割り当てられた第1コードを含むコードと収納先の前記収納ボックスとを物品毎に対応付けた管理情報を記憶する記憶部と、
物品の画像と名称の少なくとも一方と前記第1コードとを表示する複数の表示体と、
コード読取処理または利用者によるコード入力により前記表示体の前記第1コードを含むコードを取得して認証する認証部と、
物品の借出処理において、対象物品の前記表示体の前記第1コードが認証されると、該第1コードと前記管理情報とに基づいて対象物品が収納されている前記収納ボックスを選定して該収納ボックスを開扉するように制御する制御部と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
本開示のロッカーでは、物品の借出処理において、コード読取処理または利用者によるコード入力により取得した対象物品の表示体の第1コードと、管理情報とに基づいて、対象物品が収納されている収納ボックスを選定して収納ボックスを開扉する。これにより、利用者は、対象物品の収納ボックスを容易に把握して対象物品を取り出すことが可能となる。また、利用者が借用する物品の管理を、簡易な処理で適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ロッカー10の斜視図。
ロッカー10の制御に関する構成図。
扉32が閉状態の収納ボックス30の斜視図。
扉32が開状態の収納ボックス30の斜視図。
管理情報24aの一例を示す説明図。
借出処理の一例を示すフローチャート。
借出処理における各種画面の一例を示す説明図。
返却処理の一例を示すフローチャート。
返却処理における各種画面の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、ロッカー10の斜視図である。図2は、ロッカー10の制御に関する構成図である。図3は、扉32が閉状態の収納ボックス30の斜視図である。図4は、扉32が開状態の収納ボックス30の斜視図である。なお、左右方向、前後方向および上下方向は、図1に示した通りとする。ロッカー10は、利用者(使用者)が借用する物品を複数収納可能な複数の収納ボックス30と、物品の借出処理(貸出処理)と返却処理とを行う制御ボックス(制御装置)20と、物品の画像とコードとを物品毎に表示する複数のマグネットカード(マグネットシート)40とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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