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公開番号
2024147997
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-17
出願番号
2023060836
出願日
2023-04-04
発明の名称
テープフィーダ
出願人
株式会社FUJI
代理人
弁理士法人 共立特許事務所
主分類
H05K
13/02 20060101AFI20241009BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】キャリアテープの形状を適正に矯正することができるとともに、キャリアテープを搬送するときの支障を抑制することができるテープフィーダを提供する。
【解決手段】テープフィーダは、リールから引き出されたキャリアテープを所定の部品供給位置まで案内するテープ搬送路と、テープ搬送路に沿ってキャリアテープを搬送するテープ搬送機構と、テープ搬送路に、凹曲面を含む第一矯正面と、第一矯正面に対向するように凸曲面を含む第二矯正面を設け、第一矯正面の搬送方向の上流側端部、下流側端部および第二矯正面とでキャリアテープを屈曲させて案内する屈曲搬送路と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
リールから引き出されたキャリアテープを所定の部品供給位置まで案内するテープ搬送路と、
前記テープ搬送路に沿って前記キャリアテープを搬送するテープ搬送機構と、
前記テープ搬送路に、凹曲面を含む第一矯正面と、前記第一矯正面に対向するように凸曲面を含む第二矯正面を設け、前記第一矯正面の搬送方向の上流側端部、下流側端部および前記第二矯正面とで前記キャリアテープを屈曲させて案内する屈曲搬送路と、
を備えるテープフィーダ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第一矯正面の前記上流側端部および前記凸曲面に接する上流仮想平面と、前記凸曲面および前記第一矯正面の前記下流側端部に接する下流仮想平面との成す矯正角度が4°~11°の範囲にある、請求項1に記載のテープフィーダ。
【請求項3】
前記矯正角度が6°~9°の範囲にある、請求項2に記載のテープフィーダ。
【請求項4】
前記第一矯正面は、前記凸曲面の搬送方向の中央よりも下流側に位置する下流側凹曲面を含むとともに、前記凸曲面の搬送方向の中央よりも上流側に位置する上流側面を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のテープフィーダ。
【請求項5】
前記下流側凹曲面の上流側端部および下流側端部を結ぶ第一仮想平面と、前記凸曲面との間の第一離間距離は、前記テープフィーダで使用される複数種類の前記キャリアテープの最大厚み寸法の1.5倍以上あり、
前記上流側面と、前記凸曲面との間の第二離間距離は、前記最大厚み寸法の1.8倍以上ある、
請求項4に記載のテープフィーダ。
【請求項6】
前記第一離間距離が前記最大厚み寸法の1.9倍以上あり、前記第二離間距離が前記最大厚み寸法の2.2倍以上ある、請求項5に記載のテープフィーダ。
【請求項7】
前記屈曲搬送路は、少なくとも一部に紙が用いられた紙製キャリアテープの形状を矯正するとともに、前記紙が用いられない非紙製キャリアテープの形状を矯正しない、請求項1に記載のテープフィーダ。
【請求項8】
前記非紙製キャリアテープは、部品を収容するキャビティが形成された中央部、および前記中央部の両側面に位置して前記中央部よりも厚み寸法が小さい二つの側縁部を有する樹脂製エンボステープを含み、
前記屈曲搬送路は、
前記テープ搬送路に、溝部を挟んで互いに離隔する二つの前記第一矯正面と、前記第二矯正面を設けて構成され、
前記紙製キャリアテープの全厚み寸法が通過するとともに、前記樹脂製エンボステープの二つの前記側縁部が通過しつつ前記中央部が前記溝部を通過することを許容する、
請求項7に記載のテープフィーダ。
【請求項9】
前記紙製キャリアテープは、部品を収容するキャビティおよび搬送用の送り穴がテープ幅方向に並んで設けられ、
前記屈曲搬送路は、前記送り穴に近い側の一方の前記第一矯正面の一部が変形される、
請求項7または8に記載のテープフィーダ。
【請求項10】
前記テープフィーダは、前記キャリアテープを構成するベーステープからカバーテープを剥離する剥離部を備え、
前記第二矯正面をもつ部材は、剥離された前記カバーテープを通過させるカバーテープ通路を有する、
請求項1に記載のテープフィーダ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、キャリアテープを用いて部品を供給するテープフィーダに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
回路パターンが形成された基板に対基板作業を実施して、基板製品を量産する技術が普及している。対基板作業機の代表例として、部品を基板に装着する装着作業を実施する部品装着機がある。多くの部品装着機は、リールから引き出されたキャリアテープを所定の部品供給位置まで送って部品を供給するテープフィーダを備える。キャリアテープは、部品を収容するキャビティをもつベーステープ、およびベーステープに剥離可能に接着されてキャビティを覆うカバーテープを含んで構成される。キャリアテープは、リールに巻回されることによって巻き癖がつく。この巻き癖によってテープフィーダが部品を供給するときの信頼性が低下するおそれ、および部品装着機の装着作業がエラーになるおそれが生じる。この種のキャリアテープの形状の矯正に関する一技術例が特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1に開示された供給装置は、媒体を上部に配置したキャリアテープのリールを受ける受け部と、後続のピッキング工程のためにリールから媒体を提供する提供場所と、キャリアテープが提供場所に移動する際に媒体を永久に変形させる第1の湾曲部を含む媒体矯正装置と、を備える。これによれば、キャリアテープ上に位置する媒体を曲げ戻してカールを取り、矯正することができる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2018-538216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に開示された技術をテープフィーダに応用する場合に、湾曲部の形状がキャリアテープの性状に適合していないと、不足矯正や過剰矯正が生じ得る。この場合、キャリアテープのキャビティが変形した状態で部品供給位置(提供場所)に搬送されることになり、部品採取具がキャビティから部品を採取できない採取エラーが生じやすくなる。また、湾曲部は、キャリアテープに負荷をかけてその形状を矯正するので、負荷の分だけキャリアテープの所要搬送力が増加する。したがって、矯正時の負荷が過大となって、キャリアテープの搬送に支障が生じ易くなる。
【0006】
それゆえ、本明細書では、キャリアテープの形状を適正に矯正することができるとともに、キャリアテープを搬送するときの支障を抑制することができるテープフィーダを提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書は、リールから引き出されたキャリアテープを所定の部品供給位置まで案内するテープ搬送路と、前記テープ搬送路に沿って前記キャリアテープを搬送するテープ搬送機構と、前記テープ搬送路に、凹曲面を含む第一矯正面と、前記第一矯正面に対向するように凸曲面を含む第二矯正面を設け、前記第一矯正面の搬送方向の上流側端部、下流側端部および前記第二矯正面とで前記キャリアテープを屈曲させて案内する屈曲搬送路と、を備えるテープフィーダを開示する。
【0008】
なお、本明細書では、出願当初の請求項7において「請求項1に記載のテープフィーダ」を「請求項1~6のいずれか一項に記載のテープフィーダ」に変更した技術的思想、出願当初の請求項10において「請求項1に記載のテープフィーダ」を「請求項1~9のいずれか一項に記載のテープフィーダ」に変更した技術的思想、および出願当初の請求項12において「請求項1~3、7、8、10、11のいずれか一項に記載のテープフィーダ」を「請求項1~11のいずれか一項に記載のテープフィーダ」に変更した技術的思想を開示している。
【発明の効果】
【0009】
開示したテープフィーダにおいて、屈曲搬送路は、第一矯正面の搬送方向の上流側端部、下流側端部および第二矯正面の三箇所でキャリアテープを屈曲させることにより、その形状を適正に矯正することができる。かつ、キャリアテープの搬送経路は、上記の三箇所以外では自由度が生じるので矯正時の負荷が過大にならず、したがって、キャリアテープを搬送するときの支障を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
紙製キャリアテープの構成を示すテープ幅方向の断面図である。
樹脂製エンボステープの構成を示すテープ幅方向の断面図である。
実施形態のテープフィーダの全体構成を示す側面図である。
矯正部の構成を示す斜視図である。
矯正部の構成を示す側面図である。
矯正部の構成を示す正面図である。
矯正部の搬送方向の中央付近の断面を示す斜視図である。
樹脂製エンボステープが矯正部を通過する形態を説明する正面図である。
紙製キャリアテープが矯正部を通過する形態を説明する正面図である。
矯正部が紙製キャリアテープの巻き癖を矯正する作用を説明する側面図である。
形状が適正な矯正部を矯正角度とともに示す側面図である。
形状が適正でない矯正部を示す側面図である。
形状が適正でない別の矯正部を示す側面図である。
形状が適正な矯正部を第一離間距離および第二離間距離とともに示す側面図である。
形状が適正でないさらに別の矯正部を示す側面図である。
矯正部に代えて挿入ガイドおよびカバーテープガイドを備えた従来技術のテープフィーダを示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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