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公開番号
2024140605
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051809
出願日
2023-03-28
発明の名称
ストッカシステム
出願人
株式会社FUJI
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
G06Q
10/08 20240101AFI20241003BHJP(計算;計数)
要約
【課題】受取者が納品庫から荷物が取り出されたことを把握できるようにする。
【解決手段】ストッカシステムは、施錠及び解錠が可能な納品庫を有するストッカと、納品庫に納品される荷物に関する画像を記憶する画像記憶部と、納品者の認証を伴って荷物の納品が要求された場合に、納品庫の扉を解錠する処理を含む納品処理を実行する納品処理部と、荷物の受取者の通知先を記憶する通知先記憶部と、荷物の納品処理が完了した場合に、荷物が納品された旨の情報を通知先記憶部に記憶された通知先に送信する通知部と、荷物の受取者の認証を伴って荷物の受取が要求された場合に、荷物が納品された納品庫の扉を解錠する処理を含む受取処理を実行する受取処理部と、納品処理が完了後から受取処理が完了前までの受付可能期間内に画像記憶部に記憶された荷物に関する画像の閲覧が要求された場合に画像の閲覧を許可する閲覧管理部とを備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
施錠および解錠が可能な納品庫を有するストッカと、
前記納品庫に納品される荷物に関する画像を記憶する画像記憶部と、
納品者の認証を伴って前記荷物の納品が要求された場合に、前記納品庫の扉を解錠する処理を含む納品処理を実行する納品処理部と、
前記荷物の受取者の通知先を記憶する通知先記憶部と、
前記荷物の納品処理が完了した場合に、前記荷物が納品された旨の情報を前記通知先記憶部に記憶された受取者の通知先に送信する通知部と、
前記荷物の受取者の認証を伴って該荷物の受取が要求された場合に、前記荷物が納品された納品庫の扉を解錠する処理を含む受取処理を実行する受取処理部と、
前記納品処理が完了後から前記受取処理が完了前までの受付可能期間内に前記画像記憶部に記憶された荷物に関する画像の閲覧が要求された場合に当該画像の閲覧を許可する閲覧管理部と、
を備えるストッカシステム。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のストッカシステムであって、
前記通知部は、前記荷物が納品された旨の情報と該荷物に関する画像の閲覧を要求するための情報とを送信する、
ストッカシステム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のストッカシステムであって、
前記情報記憶部には、1つの前記荷物に対して前記受取者の複数の通知先を記憶可能であり、
前記通知部は、複数の前記通知先に対して、前記納品庫に前記荷物が納品された旨の情報を通知する、
ストッカシステム。
【請求項4】
請求項1または2に記載のストッカシステムであって、
前記受取処理が完了した後、前記画像記憶部から前記画像を削除する、
ストッカシステム。
【請求項5】
請求項1または2に記載のストッカシステムであって、
前記荷物に関する画像は、前記荷物の送り状の画像および前記荷物の荷姿の画像のうち少なくとも1つの画像である、
ストッカシステム。
【請求項6】
請求項1または2に記載のストッカシステムであって、
前記納品庫の外部に設けられ、撮像範囲内の対象物を撮像するカメラ
を備え、
前記納品処理部は、前記納品処理において、前記納品者に対して前記荷物の前記撮像範囲内への移動を促す処理を実行した後、画像を撮像するように前記カメラを制御し、撮像した前記画像を前記画像記憶部に記憶する、
ストッカシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、ストッカシステムについて開示する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複数の納品庫を有し荷物の配達者が受取者に対して荷物を受け渡すのに用いられるストッカであって、納品庫内部に設けられたカメラで納品庫内に納品された荷物を撮像し、撮像した画像と共に納品庫に荷物が納品された旨の情報を受取者の端末(連絡先)に送信するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-85247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなストッカでは、受取者は、荷物の画像により納品庫に納品された荷物がどのような荷物であるか把握できるものの、当該画像の荷物が納品庫から取り出された物であるか否かを把握することはできない場合がある。このため、例えば、1つの荷物に対して1つの連絡先を複数人で共有していたり、1つの荷物に対して複数の連絡先を有していたりする場合には、受取者のうちの一人が既に納品庫から荷物を取り出していたとしても、荷物が取り出されたことを知らない他の受取者がストッカまで荷物を取り出しに行く場合もある。
【0005】
本開示は、受取者が、納品庫から荷物が取り出されたことを把握できるようにすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のストッカシステムは、
施錠および解錠が可能な納品庫を有するストッカと、
前記納品庫に納品される荷物に関する画像を記憶する画像記憶部と、
納品者の認証を伴って前記荷物の納品が要求された場合に、前記納品庫の扉を解錠する処理を含む納品処理を実行する納品処理部と、
前記荷物の受取者の通知先を記憶する通知先記憶部と、
前記荷物の納品処理が完了した場合に、前記荷物が納品された旨の情報を前記通知先記憶部に記憶された受取者の通知先に送信する通知部と、
前記荷物の受取者の認証を伴って該荷物の受取が要求された場合に、前記荷物が納品された納品庫の扉を解錠する処理を含む受取処理を実行する受取処理部と、
前記納品処理が完了後から前記受取処理が完了前までの受付可能期間内に前記画像記憶部に記憶された荷物に関する画像の閲覧が要求された場合に当該画像の閲覧を許可する閲覧管理部と、
を備えることを要旨とする。
【0007】
このストッカシステムでは、受取者は、受付可能期間内に荷物に関する画像の閲覧を要求すれば閲覧が許可されるものの、受付可能期間外(例えば、受取処理が完了した後)に荷物に関する画像の閲覧を要求しても荷物に関する画像を閲覧が許可されない。すなわち、受取者は、荷物に関する画像の閲覧可否に基づいて、既に受取処理が完了しているか否かを判断することができる。もとより、受取者は、許可された画像を閲覧することで納品された荷物がどの荷物であるかを確認することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ストッカシステム10の構成の概略構成図である。
制御装置50を収容する納品庫41の正面図である。
ストッカシステム10の電気的な接続関係を示すブロック図である。
ストッカ情報34aの一例を示す説明図である。
通知先情報34bの一例を示す説明図である。
ストッカ処理の一例を示すフローチャートである。
指示画面Sc2の一例を示す説明図である。
撮像画像確認用画面Sc3の一例を示す説明図である。
ストッカ管理処理の一例を示すフローチャートである。
納品完了メールの一例を示す説明図である。
変形例の撮像画像確認用画面Sc3の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について図面を用いて説明する。図1はストッカシステム10の概略構成図であり、図2は、制御装置50を収容する納品庫41の正面図である。図3は、ストッカシステム10の電気的な接続関係を示すブロック図である。本実施形態において、図2に示す方向が左右方向および上下方向であり、図2に示す左右方向および上下方向に直交する方向が前後方向である。
【0010】
ストッカシステム10は、図1に示すように、販売管理システム20と、複数のストッカ40(ストッカ40A~ストッカ40C)と、ストッカ40を管理するストッカ管理装置30とを備える。販売管理装置22とストッカ40とストッカ管理装置30は、インターネットなどのネットワーク13に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
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