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公開番号2024179906
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099233
出願日2023-06-16
発明の名称ガラス原料の製造装置及び製造方法並びにガラス物品の製造方法
出願人日本電気硝子株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C03B 1/00 20060101AFI20241219BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】搬送時におけるガラス原料の飛散を抑制する。
【解決手段】ガラス原料の製造装置1は、ガラス原料Gaを落下させて投入する開口部6cを有するシュート6aと、シュート6aから投入されたガラス原料Gaを所定の搬送方向Xに搬送するベルトコンベア7と、シュート6aから投入されたガラス原料Gaが落下する箇所を囲う囲い部材9aと、ベルトコンベア7及び囲い部材9aを収容するケーシング10と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ガラス原料を落下させて投入するシュートと、前記シュートから投入された前記ガラス原料を所定の搬送方向に搬送するベルトコンベアと、前記ベルトコンベアを収容するケーシングと、を備えるガラス原料の製造装置であって、
前記ケーシングに収容されるとともに、前記シュートから投入された前記ガラス原料が落下する箇所を囲う囲い部材を備えることを特徴とするガラス原料の製造装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記囲い部材は、天井部と、前記ベルトコンベアの幅方向における前記天井部の端部から下方に伸びる側壁部と、前記搬送方向における前記天井部の端部側に設けられた開口部と、を有する請求項1に記載のガラス原料の製造装置。
【請求項3】
前記シュートは、前記ガラス原料の投入量が多い第一シュートと、前記ガラス原料の投入量が少ない第二シュートと、を含み、
前記囲い部材は、前記第一シュートに対応する第一囲い部材と、前記第二シュートに対応する第二囲い部材と、を含み、
前記第二囲い部材は、前記第一囲い部材よりも小さい請求項1又は2に記載のガラス原料の製造装置。
【請求項4】
前記ベルトコンベアの幅方向の端部から外方への前記ガラス原料の漏出を阻止する仕切り部を備え、
前記仕切り部は、前記ベルトコンベアの前記幅方向における一端部側に設けられる第一仕切り部と、前記ベルトコンベアの前記幅方向における他端部側に設けられる第二仕切り部と、を含む請求項1又は2に記載のガラス原料の製造装置。
【請求項5】
前記囲い部材は、前記第一仕切り部と前記第二仕切り部との間に配置される請求項4に記載のガラス原料の製造装置。
【請求項6】
前記ベルトコンベアは、前記シュートから投入された前記ガラス原料を受ける搬送面を有し、
前記搬送面は、横断面形状が凹状である請求項1又は2に記載のガラス原料の製造装置。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のガラス原料の製造装置における前記ベルトコンベアによって前記ガラス原料を搬送する搬送工程を備えることを特徴とするガラス原料の製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載のガラス原料の製造方法により製造されたガラス原料を用いてガラス物品を製造することを特徴とするガラス物品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス原料の製造装置及び製造方法並びにガラス物品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイ等のディスプレイに使用されるガラス基板等の各種ガラス製品は、ガラス原料を溶融炉中で加熱して溶融ガラスを生成した後、その溶融ガラスを所定形状に成形することによって製造される。
【0003】
ガラス原料は、複数種の原料粉末を予め定められた混合割合で調合した調合粉末(バッチ)から構成される。
【0004】
このような調合粉末を製造する装置としては、原料粉末を貯蔵した原料粉末貯蔵サイロと、原料粉末貯蔵サイロから供給される原料粉末を計量する計量サイロと、計量サイロで計量された原料粉末を調合する調合ミキサとを備えたものがある(例えば特許文献1の段落0030~0035参照)。
【0005】
このガラス原料の製造装置において、調合ミキサは、計量サイロの下方に配置されている。計量サイロと調合ミキサとは供給路によって接続されている。計量サイロで計量された原料粉末は、この供給路を介して調合ミキサへと供給される(同文献の段落0034、0035参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-25627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような従来のガラス原料の製造装置では、重力の作用により、計量サイロで計量された原料粉末を、供給路を介して調合ミキサへと搬送している。
【0008】
その他の構成として、上記の供給路に替えて、ベルトコンベア等の搬送装置によってガラス原料を調合ミキサへと搬送する場合がある。この場合において、計量サイロによって計量されたガラス原料を搬送装置のベルトに載せる際に、ガラス原料が飛散し、搬送装置の外部に漏出するおそれがあった。ガラス原料が漏出してしまうと、その調合を精度良く行うことが困難となる。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、搬送時におけるガラス原料の飛散を抑制することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1) 本発明は上記の課題を解決するためのものであり、ガラス原料を落下させて投入するシュートと、前記シュートから投入された前記ガラス原料を所定の搬送方向に搬送するベルトコンベアと、前記ベルトコンベアを収容するケーシングと、を備えるガラス原料の製造装置であって、前記ケーシングに収容されるとともに、前記シュートから投入された前記ガラス原料が落下する箇所を囲う囲い部材を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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