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公開番号
2024179828
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099038
出願日
2023-06-16
発明の名称
振動デバイス
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03H
9/19 20060101AFI20241219BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】Q値の高い振動素子を有する振動デバイスを提供する。
【解決手段】振動デバイス1は、ベース10と、振動部22及び薄肉部23を有し、平面視において、振動部22の外形より内側に、励振電極31が形成された振動素子20と、を含み、振動素子20は、第1辺41と第1辺41とは反対側の第2辺42を含み、平面視で、第1辺41と振動部22との間において金属バンプ27によりベース10に接合されており、振動部22は、第1辺41側に位置する第3辺43及び第2辺42側に位置する第4辺44を含み、励振電極31は、第3辺43に沿う第5辺45及び第4辺44に沿う第6辺46を含み、第3辺43と第4辺44との間の距離をL1とし、第3辺43と第5辺45との間の距離をD1とし、第4辺44と第6辺46との間の距離をD2としたとき、0.03≦D1/L1≦0.07及び0.03≦D2/L1≦0.07の少なくとも一方を満たす。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ベースと、
振動部及び前記振動部より厚さが薄い薄肉部を有し、平面視において、前記振動部の外形より内側に、励振電極が形成された振動素子と、を含み、
前記振動素子は、第1辺と前記第1辺とは反対側の第2辺を含み、平面視で、前記第1辺と前記振動部との間において金属バンプにより前記ベースに接合されており、
前記振動部は、前記第1辺側に位置する第3辺及び前記第2辺側に位置する第4辺を含み、
前記励振電極は、前記第3辺に沿っている第5辺及び前記第4辺に沿っている第6辺を含み、
前記第3辺と前記第4辺との間の距離をL1とし、
前記第3辺と前記第5辺との間の距離をD1とし、
前記第4辺と前記第6辺との間の距離をD2としたとき、
0.03≦D1/L1≦0.07及び0.03≦D2/L1≦0.07の少なくとも一方を満たす、
振動デバイス。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記L1、前記D1、及び前記D2は、
0.036≦D1/L1≦0.062及び0.036≦D2/L1≦0.062の少なくとも一方を満たす、
請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項3】
前記L1、前記D1、及び前記D2は、
0.04≦D1/L1≦0.058及び0.04≦D2/L1≦0.058の少なくとも一方を満たす、
請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項4】
前記薄肉部を介して前記振動部に接続され、前記薄肉部より厚い支持部を含み、
前記支持部は、前記金属バンプにより前記ベースに接合されている、
請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項5】
前記ベースは、シリコン基板を含む、
請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の振動デバイス。
【請求項6】
前記シリコン基板に接合され、前記シリコン基板との間で前記振動素子を収容する蓋体を更に備え、
前記シリコン基板は、第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を含み、
前記第1面側に前記振動素子が前記金属バンプにより接合され、
前記振動素子と電気的に接続された発振回路が前記シリコン基板に形成されている、
請求項5に記載の振動デバイス。
【請求項7】
前記振動素子は、水晶振動素子であり、
前記金属バンプと前記ベースとの間に、水晶基板を有する、
請求項1に記載の振動デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動デバイスに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
振動する振動部及び振動部より厚さが薄く振動部の外縁に一体化された薄肉部を有するメサ型構造の振動素子を備え、振動エネルギーを振動部に閉じ込めQ値を向上させた振動デバイスが知られている。
例えば特許文献1では、振動素子としてのメサ型構造の振動片をベース基板に接合する接合材の大きさを最適化することで、振動片に生じる屈曲振動の振幅を減衰させた振動デバイスとしての振動子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-152477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の振動デバイスは、接合材として金属バンプを用いた場合、導電性接着剤に比べ硬度が高いため、振動素子の振動状態への影響が大きくなり、振動特性が劣化しQ値が低下するという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
振動デバイスは、ベースと、振動部及び前記振動部より厚さが薄い薄肉部を有し、平面視において、前記振動部の外形より内側に、励振電極が形成された振動素子と、を含み、前記振動素子は、第1辺と前記第1辺とは反対側の第2辺を含み、平面視で、前記第1辺と前記振動部との間において金属バンプにより前記ベースに接合されており、前記振動部は、前記第1辺側に位置する第3辺及び前記第2辺側に位置する第4辺を含み、前記励振電極は、前記第3辺に沿っている第5辺及び前記第4辺に沿っている第6辺を含み、前記第3辺と前記第4辺との間の距離をL1とし、前記第3辺と前記第5辺との間の距離をD1とし、前記第4辺と前記第6辺との間の距離をD2としたとき、0.03≦D1/L1≦0.07及び0.03≦D2/L1≦0.07の少なくとも一方を満たす。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。
図1のA1-A1線での断面図。
第1実施形態に係る振動デバイスの備える振動素子の概略構造を示す平面図。
図3のA2-A2線での断面図。
振動部外形と励振電極外形との間隔に対する振動素子のQ値を示す図。
第2実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。
図6のB1-B1線での断面図。
第2実施形態に係る振動デバイスの備える振動素子の概略構造を示す平面図。
図8のB2-B2線での断面図。
第3実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。
図10のC1-C1線での断面図。
第3実施形態に係る振動デバイスの備える振動素子の概略構造を示す平面図。
図12のC2-C2線での断面図。
第4実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。
図14のD-D線での断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
1.第1実施形態
先ず、第1実施形態に係る振動デバイス1について、図1~図5を参照して説明する。
尚、説明の便宜上、以降の各図には、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。また、X軸に沿った方向を「X方向」、Y軸に沿った方向を「Y方向」、Z軸に沿った方向を「Z方向」と言う。また、各軸方向の矢印先端側を「プラス側」、基端側を「マイナス側」、Z方向プラス側を「上」、Z方向マイナス側を「下」とも言う。
【0008】
振動デバイス1は、図1及び図2に示すように、ベース10と、ベース10の第1面11に配置されている振動素子20と、振動素子20をベース10に接合する金属バンプ27と、振動素子20を覆ってベース10の第1面11に接合されている蓋体16と、を有する。
【0009】
ベース10は、シリコン基板であり、表裏関係にある第1面11及び第2面12を有し、第1面11に振動素子20が金属バンプ27により接合され、2つの内部端子14が設けられている。また、振動素子20と電気的に接続された発振回路13がシリコン基板に設けられている。尚、本実施形態では、発振回路13は、シリコン基板であるベース10の第1面11側に設けられている。換言すれば、ベース10は、第1面11を能動面とした半導体集積回路基板である。発振回路13は、振動素子20を発振させてクロック信号等の基準信号の周波数を生成する。尚、発振回路13と内部端子14とは、電気的に接続されている。
【0010】
ベース10の第2面12には、基準信号の周波数を出力する外部端子15が複数設けられている。外部端子15は、図示しない配線や貫通電極により発振回路13と電気的に接続されている。尚、外部端子15は、ベース10との間に、図示しない絶縁層を介して配置してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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