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公開番号2024179770
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098903
出願日2023-06-16
発明の名称コネクタおよびワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/629 20060101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】より適正にレバーの操作によってハウジングと相手側ハウジングとを嵌合させることができるコネクタおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】コネクタ10は、端子12と、ハウジング11と、シール部材80と、リアホルダ90と、レバー30と、を備え、リアホルダ90には、ハウジング11に対して係止される係止部92が設けられ、ハウジング11には、係止部92が仮係止される仮係止部18と、係止部92が本係止される本係止部19と、が設けられ、レバー30には、リアホルダ90を押圧する押圧突起35が設けられ、ハウジング11を相手側ハウジング21に対して第1位置P1から第2位置P2へと移動させるレバー30の回転動作に伴って、係止部92と仮係止部18とが仮係止された状態のリアホルダ90が、押圧突起35によってハウジング11側に押圧され、係止部92と本係止部19とが本係止される。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
相手側コネクタの相手側端子と電気的に接続される端子と、
前記端子を内部に保持し前記相手側コネクタの相手側ハウジングと軸線方向に沿って嵌合されるハウジングと、
前記ハウジングに対して前記軸線方向の前記相手側ハウジングとは反対側から装着され、電線が前記軸線方向に挿通される電線挿通孔が設けられ、前記電線の周囲をシールするシール部材と、
前記シール部材の前記ハウジングに対する前記軸線方向の前記相手側ハウジングとは反対側への移動を制限するリアホルダと、
前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの仮嵌合状態に対応する第1位置と、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの完全嵌合状態に対応する第2位置との間で、前記ハウジングを前記相手側ハウジングに対して前記軸線方向に沿って相対移動可能に支持するレバーと、
を備え、
前記リアホルダには、前記ハウジングに対して係止される係止部が設けられ、
前記ハウジングには、前記係止部が仮係止される仮係止部と、前記係止部が本係止される本係止部と、が設けられ、
前記レバーには、前記リアホルダを前記軸線方向に沿って押圧する押圧突起が設けられ、
前記ハウジングを前記相手側ハウジングに対して前記第1位置から前記第2位置へと移動させる前記レバーの回転動作に伴って、前記係止部と前記仮係止部とが仮係止された状態の前記リアホルダが、前記押圧突起によって前記ハウジング側に押圧され、前記係止部と前記本係止部とが本係止されるよう構成される、
コネクタ。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、前記軸線方向と交差する幅方向に沿って貫通する係止孔部が設けられた筒状部を有し、
前記仮係止部は、前記筒状部の前記軸線方向の端面に設けられ、
前記本係止部は、前記係止孔部の内面に設けられる、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
導電性を有する電線と、
前記電線の端末に設けられたコネクタと、を備え、
前記コネクタは、
相手側コネクタの相手側端子と電気的に接続される端子と、
前記端子を内部に保持し前記相手側コネクタの相手側ハウジングと軸線方向に沿って嵌合されるハウジングと、
前記ハウジングに対して前記軸線方向の前記相手側ハウジングとは反対側から装着され、前記電線が前記軸線方向に挿通される電線挿通孔が設けられ、前記電線の周囲をシールするシール部材と、
前記シール部材の前記ハウジングに対する前記軸線方向の前記相手側ハウジングとは反対側への移動を制限するリアホルダと、
前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの仮嵌合状態に対応する第1位置と、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの完全嵌合状態に対応する第2位置との間で、前記ハウジングを前記相手側ハウジングに対して前記軸線方向に沿って相対移動可能に支持するレバーと、
を備え、
前記リアホルダには、前記ハウジングに対して係止される係止部が設けられ、
前記ハウジングには、前記係止部が仮係止される仮係止部と、前記係止部が本係止される本係止部と、が設けられ、
前記レバーには、前記リアホルダを前記軸線方向に沿って押圧する押圧突起が設けられ、
前記ハウジングを前記相手側ハウジングに対して前記第1位置から前記第2位置へと移動させる前記レバーの回転動作に伴って、前記係止部と前記仮係止部とが仮係止された状態の前記リアホルダが、前記押圧突起によって前記ハウジング側に押圧され、前記係止部と前記本係止部とが本係止されるよう構成される、
ワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタおよびワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来のコネクタに関する技術として、例えば、特許文献1には、相手側コネクタの相手側端子と電気的に接続される端子と、端子を内部に保持し相手側コネクタの相手側ハウジングと軸線方向に沿って嵌合されるハウジングと、ハウジングに装着されるシール部材と、シール部材の軸線方向に沿った移動を制限するリアホルダと、ハウジングと相手側ハウジングとの仮嵌合状態に対応する第1位置と、ハウジングと相手側ハウジングとの完全嵌合状態に対応する第2位置との間で、ハウジングを相手側ハウジングに対して軸線方向に沿って相対移動可能に支持するレバーと、を備えたコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-288500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載のコネクタでは、例えば、レバーの操作によるハウジングと相手側ハウジングとの嵌合作業の作業性向上の点で更なる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、より適正にレバーの操作によってハウジングと相手側ハウジングとを嵌合させることができるコネクタおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、相手側コネクタの相手側端子と電気的に接続される端子と、前記端子を内部に保持し前記相手側コネクタの相手側ハウジングと軸線方向に沿って嵌合されるハウジングと、前記ハウジングに対して前記軸線方向の前記相手側ハウジングとは反対側から装着され、電線が前記軸線方向に挿通される電線挿通孔が設けられ、前記電線の周囲をシールするシール部材と、前記シール部材の前記ハウジングに対する前記軸線方向の前記相手側ハウジングとは反対側への移動を制限するリアホルダと、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの仮嵌合状態に対応する第1位置と、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの完全嵌合状態に対応する第2位置との間で、前記ハウジングを前記相手側ハウジングに対して前記軸線方向に沿って相対移動可能に支持するレバーと、を備え、前記リアホルダには、前記ハウジングに対して係止される係止部が設けられ、前記ハウジングには、前記係止部が仮係止される仮係止部と、前記係止部が本係止される本係止部と、が設けられ、前記レバーには、前記リアホルダを前記軸線方向に沿って押圧する押圧突起が設けられ、前記ハウジングを前記相手側ハウジングに対して前記第1位置から前記第2位置へと移動させる前記レバーの回転動作に伴って、前記係止部と前記仮係止部とが仮係止された状態の前記リアホルダが、前記押圧突起によって前記ハウジング側に押圧され、前記係止部と前記本係止部とが本係止されるよう構成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタおよびワイヤハーネスでは、ハウジングを相手側ハウジングに対して第1位置から第2位置へと移動させるレバーの回転動作に伴って、係止部と仮係止部とが仮係止された状態のリアホルダが、押圧突起によってハウジング側に押圧され、係止部と本係止部とが本係止されるよう構成される。この構成により、コネクタおよびワイヤハーネスは、例えば、レバーの回転によって、ハウジングを相手側ハウジングに対して仮嵌合状態に対応する第1位置から完全嵌合状態に対応する第2位置へと移動させる作業工程と、リアホルダをハウジング側に押し込んでシール部材を圧縮させる作業工程と、を同時に行うことができる。この結果、コネクタおよびワイヤハーネスは、より適正にレバーの操作によってハウジングと相手側ハウジングとを嵌合させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るコネクタが適用されるワイヤハーネスの例示的な斜視図である。
図2は、実施形態に係るコネクタを含むコネクタ装置の例示的な分解斜視図である。
図3は、実施形態に係るコネクタの例示的な斜視図であって、ハウジングが第1位置に位置された状態の図である。
図4は、実施形態に係るコネクタの例示的な斜視図であって、ハウジングが第1位置と第2位置との間の第1経由位置に位置された状態の図である。
図5は、実施形態に係るコネクタの例示的な斜視図であって、ハウジングが第1位置と第2位置との間の第2経由位置に位置された状態の図である。
図6は、実施形態に係るコネクタの例示的な斜視図であって、ハウジングが第2位置に位置された状態の図である。
図7は、実施形態に係るコネクタのレバーの例示的な斜視図である。
図8は、実施形態に係るコネクタのレバーの例示的な断面図である。
図9は、実施形態に係るコネクタのレバーにおける押圧突起の近傍の例示的な断面図であって、ハウジングが第1位置と第2位置との間の第1経由位置に位置された状態の図である。
図10は、実施形態に係るコネクタのレバーにおける押圧突起の近傍の例示的な断面図であって、ハウジングが第1位置と第2位置との間の第2経由位置に位置された状態の図である。
図11は、実施形態に係るコネクタのレバーにおける押圧突起の近傍の例示的な断面図であって、ハウジングが第2位置に位置された状態の図である。
図12は、実施形態に係るコネクタのリアホルダにおける係止部の近傍の例示的な断面図であって、ハウジングが第1位置と第2位置との間の第1経由位置に位置された状態の図である。
図13は、実施形態に係るコネクタのリアホルダにおける係止部の近傍の例示的な断面図であって、ハウジングが第1位置と第2位置との間の第2経由位置に位置された状態の図である。
図14は、実施形態に係るコネクタのリアホルダにおける係止部の近傍の例示的な断面図であって、ハウジングが第2位置に位置された状態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
【0010】
[実施形態]
図1は、実施形態に係るコネクタ10が適用されるワイヤハーネスWHの斜視図である。図1に示される本実施形態のコネクタ10は、自動車等の車両に配索されるワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ここで、ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線Wを束にして集合部品とし、コネクタ10等で当該複数の電線Wを各装置に接続するようにしたものである。本実施形態のワイヤハーネスWHは、例えば、導電性を有する複数の電線Wと、複数の電線Wの端末に設けられるコネクタ10と、コネクタ10と電気的かつ機械的に接続される相手側コネクタ20と、を備えている。なお、ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、プロテクタや、固定具等を含んで構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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