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公開番号
2024179271
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023097984
出願日
2023-06-14
発明の名称
泡状の毛髪又は泡状頭飾製品用繊維処理剤組成物
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人大谷特許事務所
主分類
A61K
8/31 20060101AFI20241219BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】毛髪又は繊維に適用した後の泡の消えやすさ、並びに乾燥後の毛髪又は繊維の指通りのよさを発現し得る、泡状の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤組成物を提供する。
【解決手段】泡状の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤組成物であって、前記泡状処理剤組成物は、(A)揮発性油、(B)前記成分(A)及び植物油トリグリセリド以外の、25℃で液状の脂肪酸エステル、及び(C)架橋型シリコーンを含有する液状処理剤組成物を泡状に吐出したものであり、前記液状処理剤組成物中の前記成分(A)の含有量が0.1質量%以上75質量%以下であり、前記液状処理剤組成物中の前記成分(B)の含有量が10質量%以上95質量%以下であり、前記液状処理剤組成物の吐出形式がノンエアゾール形式である、泡状処理剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
泡状の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤組成物であって、
前記泡状処理剤組成物は、(A)揮発性油、(B)前記成分(A)及び植物油トリグリセリド以外の、25℃で液状の脂肪酸エステル、及び(C)架橋型シリコーンを含有する液状処理剤組成物を泡状に吐出したものであり、
前記液状処理剤組成物中の前記成分(A)の含有量が0.1質量%以上75質量%以下であり、
前記液状処理剤組成物中の前記成分(B)の含有量が10質量%以上95質量%以下であり、
前記液状処理剤組成物の吐出形式がノンエアゾール形式である、泡状処理剤組成物。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記成分(A)が炭化水素油及びシリコーン油からなる群から選ばれる1種以上を含む、請求項1に記載の泡状処理剤組成物。
【請求項3】
前記成分(B)が1価カルボン酸と1価アルコールとのエステル、1価カルボン酸と多価アルコールとのエステル、及び、多価カルボン酸と1価アルコールとのエステルからなる群から選ばれる1種以上を含む、請求項1又は2に記載の泡状処理剤組成物。
【請求項4】
前記成分(C)がトリメチルシロキシケイ酸を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の泡状処理剤組成物。
【請求項5】
泡吐出型の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤であって、
前記泡吐出型処理剤は、(A)揮発性油、(B)前記成分(A)及び植物油トリグリセリド以外の、25℃で液状の脂肪酸エステル、及び(C)架橋型シリコーンを含有する液状処理剤組成物を泡吐出容器に収容してなり、
前記液状処理剤組成物中の前記成分(A)の含有量が、0.1質量%以上75質量%以下であり、
前記液状処理剤組成物中の前記成分(B)の含有量が、10質量%以上95質量%以下であり、
前記泡吐出容器がノンエアゾール形式の泡吐出容器である、泡吐出型処理剤。
【請求項6】
前記ノンエアゾール形式の泡吐出容器が、ポンプフォーマー容器、スクイズフォーマー容器又はトリガースプレー容器である、請求項5に記載の泡吐出型処理剤。
【請求項7】
請求項1~4のいずれか1項に記載の泡状処理剤組成物を毛髪又は頭飾製品用繊維に適用した後、該組成物を洗い流さずに乾燥させる工程を含む、毛髪又は頭飾製品用繊維の処理方法。
【請求項8】
多剤式の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤であって、
前記多剤式処理剤は、1種の液状組成物を1つの泡吐出容器に収容してなる構成を2以上備えるか、又は、2種以上の液状組成物を、内部に2以上の区画を備えた1つの泡吐出容器の該区画に各々収容してなるものであり、
前記多剤式処理剤の使用時に、すべての前記液状組成物を、泡状に吐出する前、泡状に吐出すると同時に、又は泡状に吐出した後に混合して、泡状の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤組成物を調製して用いるものであり、
前記泡状の処理剤組成物は、(A)揮発性油、(B)前記成分(A)及び植物油トリグリセリド以外の、25℃で液状の脂肪酸エステル、及び(C)架橋型シリコーンを含有し、
前記泡吐出容器がノンエアゾール形式の泡吐出容器である、多剤式処理剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、泡状の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ヘアオイル等の非水系毛髪化粧料は、毛髪に光沢や滑らかな感触を付与し、スタイリング性も向上させることができる。
低粘度のヘアオイルは毛髪適用時に均一に広がりやすい反面、使用時に垂れやすいという欠点がある。一方でヘアオイルを高粘度化すると、使用時の垂れやすさは改善されるが、毛髪への適用時に均一に広がり難くなり、毛髪への広がりやすさと垂れにくさとの両立が困難であった。
【0003】
そこで、泡吐出容器に収容し、泡状に吐出して用いる各種化粧料組成物が検討されている。泡状の毛髪化粧料組成物によれば、毛髪への広がりやすさと垂れにくさとを両立できると考えられる。
【0004】
泡状に吐出して用いることが可能な化粧料組成物に関して、シリコーン化合物を含むものが知られている。
例えば特許文献1には、空気と混合することによって発泡でき、噴射剤を含まない発泡性透明組成物であって、水非混和性溶媒及びシロキサン樹脂発泡安定剤を含む組成物が、化粧品用途に使用できることが記載されている。
特許文献2には、所定構造のシリコーン化合物、所定のシロキサン系の非イオン性界面活性剤をそれぞれ所定量含有し、さらに水を含む化粧料が、ムース状の製品形態にも適用できること、感触、化粧持続性等に優れることが記載されている。
特許文献3には、親水性官能基を有する特定組成の架橋型オルガノポリシロキサンを含有する化粧料が、ムース状であってもよいこと、安定性が高く、塗布した際の油相と水相による感触の変化度合が大きく、かつ感触の変化が生じるまでの時間が長いことが開示されている。
【0005】
また非特許文献1には、トリメチルシロキシケイ酸、イソドデカン等を含む泡状オイルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2009/003946号
特開2006-213730号公報
特開2015-137265号公報
【非特許文献】
【0007】
Dow“Foaming Oil Formulation 01914”、[online]、[2023年3月9日検索]、インターネット<URL:https://www.dow.com/documents/en-us/formulation/27/27-17/27-1799-01-air-oil-1914.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら上記文献に開示された技術では、毛髪又は頭飾製品用繊維(以下、頭飾製品用繊維を単に「繊維」ともいう)への適用時に広がりやすく、使用時に垂れにくいことに加えて、毛髪又は繊維に適用した後には泡が消えやすく、並びに毛髪又は繊維に適用し、次いで乾燥させた後の毛髪又は繊維において良好な指通りが得られるという特性をすべて満たす泡状処理剤組成物は達成されていない。
本発明は、毛髪又は繊維に適用した後の泡の消えやすさ、並びに乾燥後の毛髪又は繊維の指通りのよさを発現し得る、泡状の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤組成物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、揮発性油、25℃で液状の脂肪酸エステル(但し、植物油トリグリセリドを除く)を所定量含有し、及び架橋型シリコーンを含有する液状処理剤組成物を所定の形式で泡状に吐出した泡状処理剤組成物が、上記課題を解決できることを見出した。
すなわち本発明は、下記に関する。
[1]泡状の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤組成物であって、
前記泡状処理剤組成物は、(A)揮発性油、(B)前記成分(A)及び植物油トリグリセリド以外の、25℃で液状の脂肪酸エステル、及び(C)架橋型シリコーンを含有する液状処理剤組成物を泡状に吐出したものであり、
前記液状処理剤組成物中の前記成分(A)の含有量が0.1質量%以上75質量%以下であり、
前記液状処理剤組成物中の前記成分(B)の含有量が10質量%以上95質量%以下であり、
前記液状処理剤組成物の吐出形式がノンエアゾール形式である、泡状処理剤組成物。
[2]泡吐出型の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤であって、
前記泡吐出型処理剤は、(A)揮発性油、(B)前記成分(A)及び植物油トリグリセリド以外の、25℃で液状の脂肪酸エステル、及び(C)架橋型シリコーンを含有する液状処理剤組成物を泡吐出容器に収容してなり、
前記液状処理剤組成物中の前記成分(A)の含有量が、0.1質量%以上75質量%以下であり、
前記液状処理剤組成物中の前記成分(B)の含有量が、10質量%以上95質量%以下であり、
前記泡吐出容器がノンエアゾール形式の泡吐出容器である、泡吐出型処理剤。
[3]上記[1]に記載の泡状処理剤組成物を毛髪又は頭飾製品用繊維に適用した後、該組成物を洗い流さずに乾燥させる工程を含む、毛髪又は頭飾製品用繊維の処理方法。
[4]多剤式の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤であって、
前記多剤式処理剤は、1種の液状組成物を1つの泡吐出容器に収容してなる構成を2以上備えるか、又は、2種以上の液状組成物を、内部に2以上の区画を備えた1つの泡吐出容器の該区画に各々収容してなるものであり、
前記多剤式処理剤の使用時に、すべての前記液状組成物を、泡状に吐出する前、泡状に吐出すると同時に、又は泡状に吐出した後に混合して、泡状の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤組成物を調製して用いるものであり、
前記泡状の処理剤組成物は、(A)揮発性油、(B)前記成分(A)及び植物油トリグリセリド以外の、25℃で液状の脂肪酸エステル、及び(C)架橋型シリコーンを含有し、
前記泡吐出容器がノンエアゾール形式の泡吐出容器である、多剤式処理剤。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、毛髪又は繊維に適用した後の泡の消えやすさ、並びに乾燥後の毛髪又は繊維の指通りのよさを発現し得る、泡状の毛髪又は頭飾製品用繊維処理剤組成物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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