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公開番号2024179243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023097943
出願日2023-06-14
発明の名称端子台装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H01R 9/00 20060101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】スナップフィット結合部を介して互いに固定される端子台およびカバーを含む端子台装置において、部品点数の増加やコストアップを抑制しつつ、端子台およびカバーの固定不良やガタつきを良好に抑制する。
【解決手段】
本開示の端子台装置は、少なくとも1つの端子を有する端子台と、端子を覆うように端子台に取り付けられるカバーとを含み、端子台およびカバーは、少なくとも1つのスナップフィット結合部を介して互いに固定され、端子台は、カバーの内面に向けて突出する壁部を含み、端子台およびカバーは、壁部の上端面の一部がカバーの内面に当接せず、かつ上端面の当該一部以外がカバーの内面に当接するように形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの端子を有する端子台と、前記端子を覆うように前記端子台に取り付けられるカバーとを含み、前記端子台および前記カバーが、スナップフィット結合部を介して互いに固定される端子台装置であって、
前記端子台は、前記カバーの内面に向けて突出する壁部を含み、
前記端子台および前記カバーは、前記壁部の上端面の一部が前記カバーの前記内面に当接せず、かつ前記上端面の前記一部以外が前記カバーの前記内面に当接するように形成されている端子台装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スナップフィット結合部を介して互いに固定される端子台およびカバーを含む端子台装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ケースと、ケースの開口部を塞ぐコネクタ内蔵カバーとを含み、ケースとコネクタ内蔵カバーとがスナップフィット結合部を介して固定される電子装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この電子装置のケースの開口部周りには、スナップフィットによる固定方向に突出する環状の凸状部が形成されており、当該凸状部は、コネクタ内蔵カバーに形成された環状の凹状部に嵌合される。更に、凸状部の先端面と凹状部の底面との間には、防水のためのパッキンが配置され、当該パッキンは、ケースとコネクタ内蔵カバーとがスナップフィット結合部を介して固定された状態で、上記固定方向に圧縮される。これにより、スナップフィット結合のためにケースとコネクタ内蔵カバーとの間に設定された隙間が固定方向に圧縮されたパッキンの反発力により詰められるので、ケースとコネクタ内蔵カバーとのガタつきを抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-62220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の電子装置のように、スナップフィット結合部の採用に伴うガタつきを抑制するためにパッキン等の弾性部材が追加された場合、部品点数の増加やコストアップを招いてしまう。また、スナップフィット結合部を介して互いに固定される2つの部材では、振動等により当該2つの部材の接触部同士の摩耗が進行すると、パッキン等の弾性部材を含む場合であっても、2つの部材のガタつきが大きくなり、場合によっては、2つの部材の一方が他方から脱落してしまうおそれがある。一方、上記摩耗の進行を抑制するためには、2つの部材同士の接触面積を拡大することが考えられる。ただし、2つの部材同士の接触面積を拡大した場合、接触部の寸法のバラつき等により、スナップフィット結合部における嵌合不良、すなわち2つの部材の固定不良が発生してしまうおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、スナップフィット結合部を介して互いに固定される端子台およびカバーを含む端子台装置において、部品点数の増加やコストアップを抑制しつつ、端子台およびカバーの固定不良やガタつきを良好に抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の端子台装置は、少なくとも1つの端子を有する端子台と、前記端子を覆うように前記端子台に取り付けられるカバーとを含み、前記端子台および前記カバーが、少なくとも1つのスナップフィット結合部を介して互いに固定される端子台装置であって、前記端子台が、前記カバーの内面に向けて突出する壁部を含み、前記端子台および前記カバーが、前記壁部の上端面の一部が前記カバーの前記内面に当接せず、かつ前記上端面の前記一部以外が前記カバーの前記内面に当接するように形成されたものである。
【0007】
本開示の端子台装置において、端子台およびカバーは、端子台の壁部の上端面の一部がカバーの内面に当接せず、かつ上端面の当該一部以外がカバーの内面に当接するように形成されている。これにより、壁部における寸法、すなわち上端面の高さのバラつきにより、スナップフィット結合部における嵌合不良が発生するのを良好に抑制することが可能になる。また、本開示の端子台装置では、上端面(壁部)のカバーの内面に当接する部分が振動等により摩耗すると、それまでカバーの内面に当接してなかった上端面の一部を当該内面に当接させることができる。これにより、端子台とカバーとの接触面積を大きくして壁部の更なる摩耗を抑制することが可能になり、追加の弾性部材なしに、スナップフィット結合部を介して固定される端子台およびカバーのガタつきが大きくなるのを抑制することができる。この結果、スナップフィット結合部を介して互いに固定される端子台およびカバーを含む端子台装置において、部品点数の増加やコストアップを抑制しつつ、端子台およびカバーの固定不良やガタつきを良好に抑制可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の端子台装置を示す分解斜視図である。
本開示の端子台装置のカバーを示す平面図である。
(a)は、端子台とカバーとの固定不良を例示する断面図であり、(b)および(c)は、本開示の端子台装置を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
図1は、本開示の端子台装置1を示す分解斜視図である。同図に示す端子台装置1は、車両に搭載される電動機(モータジェネレータ)に取り付けられると共に、図示しない2本の電力ケーブルが電気的接続されるものである。端子台装置1は、端子台2と、2つのスナップフィット結合部SFを介して当該端子台2に固定されるカバー3とを含む。端子台2は、図1に示すように、電動機の適所に固定される本体20と、それぞれ本体20に固定された2つのスタッドボルトBおよび2つの端子Tとを含む。各スタッドボルトBは、各電力ケーブルの端部に取り付けられた端子の孔部に挿通され、各スタッドボルトBに図示しないナットを螺合することにより、各電力ケーブルが対応する端子Tに電気的に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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