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公開番号
2024179063
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023097570
出願日
2023-06-14
発明の名称
カーポート用基礎構造、ソーラーカーポート、カーポート用基礎構造の施工方法、及びピンファウンデーション工法用ガイドプレート
出願人
株式会社ラスコジャパン
,
中井工業株式会社
,
東洋エンジニアリング株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
E02D
27/32 20060101AFI20241219BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】工期短縮、及び根切り領域の縮小が可能で、且つ優れた引抜強度及び支持力を有するカーポート用基礎構造を提供する。
【解決手段】上端部を根切り底EDから突出させて打ち込まれる複数の杭400と、支柱200の端部に設けられた支柱ベースプレート210と、杭400が挿入されるガイド筒部110を有し、根切り底EDに配置されるガイドプレート100と、支柱ベースプレート210、ガイドプレート100を固定するための固定具300、硬化コンクリート500とを備え、ガイド筒部110は固定具300によりガイドプレート100に支柱ベースプレート210を介して固定される支柱200の中心線CLに対し、杭400の打ち込み方向HDが、ねじれの位置関係となり、且つ、遠ざかるように構成され、硬化コンクリート500は、幅HCW、奥行HCD、及び高さHCHが、それぞれ400mm以上740mm以下である、カーポート用基礎構造10。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上端部を根切り底から突出させて打ち込まれる複数の杭と、
支柱の端部に設けられた支柱ベースプレートと、
前記杭が挿入されるガイド筒部を有し、前記根切り底に配置されるガイドプレートと、
前記支柱ベースプレート及び前記ガイドプレートを固定するための固定具と、
前記根切り底の上側に硬化コンクリートと、を備え、
前記ガイド筒部は、前記固定具により前記ガイドプレートに前記支柱ベースプレートを介して固定される前記支柱の中心線に対し、前記根切り底へ打ち込まれる前記杭の打ち込み方向が、ねじれの位置関係となり、且つ、遠ざかるように構成される、
カーポート用基礎構造。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記ガイドプレートは、
偶数個の前記ガイド筒部を有し、
前記中心線がガイドプレートと交わる点を対象の中心とし、一対の前記ガイド筒部が、点対称に位置するように構成されている、
請求項1に記載のカーポート用基礎構造。
【請求項3】
前記ガイド筒部は、前記打ち込み方向が、前記根切り底に対し50°以上70°以下の角度となるように構成されている、請求項2に記載のカーポート用基礎構造。
【請求項4】
前記ガイド筒部は、全ての前記杭の前記打ち込み方向が、前記根切り底に対し同じ角度となるように構成されている、請求項3に記載のカーポート用基礎構造。
【請求項5】
前記ガイド筒部は、前記一対の前記ガイド筒部のそれぞれに挿入される前記杭の前記打ち込み方向が、前記対象の中心に対し、点対称となるように構成されている、請求項4に記載のカーポート用基礎構造。
【請求項6】
八つの前記杭を備える、請求項1に記載のカーポート用基礎構造。
【請求項7】
前記杭の長さが、1.5m以上4.5m以下である、請求項6に記載のカーポート用基礎構造。
【請求項8】
前記固定具は、前記支柱が設置される地面に対する角度を調整するための調整部を有する、請求項1に記載のカーポート用基礎構造。
【請求項9】
前記硬化コンクリートは、幅、奥行、及び高さが、それぞれ400mm以上740mm以下である、請求項1に記載のカーポート用基礎構造。
【請求項10】
前記硬化コンクリートは、
幅が420mm以上540mm以下、
奥行が420mm以上540mm以下
高さが450mm以上530mm以下
である、請求項9に記載のカーポート用基礎構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はカーポート用基礎構造、ソーラーカーポート、カーポート用基礎構造の施工方法、及びピンファウンデーション工法用ガイドプレートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
カーポートは建築物であるので、その基礎構造は建築基準法に定められた仕様規定を満足したものでなくてはならない。一般的には鉄筋コンクリートを用いるカーポート用基礎構造が知られている。鉄筋コンクリートを用いる基礎構造は、鉄筋の加工、型枠の組立、型枠の解体等の煩雑な作業が発生し、工期が長期化する。特許文献1、及び特許文献2には、工期の短縮を図るため、根切り底に打ち込まれた複数の杭を、長尺状のH型鋼に連結したものに、コンクリートを打設したソーラーカーポート用基礎構造が開示されている。
【0003】
杭基礎を用いた基礎工法の一つに、ピンファウンデーション工法がある。ピンファウンデーション工法では、杭である鋼管(ピン)を地面や根切り底に対して斜めに打ち込んでその支持力によって構造物を支える。特許文献3には、施工が容易で工期の短縮化を図ることができる、ピンファウンデーション工法を用いた建物用基礎の施工方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-044495号公報
特開2019-073876号公報
特開2019-210708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
脱炭素経営の広がりにより、コンビニエンスストア等の商業施設において、既存の駐車場へのソーラーカーポートの設置需要が高まっている。ソーラーカーポートを既存の駐車場に設置する場合、駐車場内に、根切りにより基礎構造が配置される対象領域(以下、単に「根切り領域」と称する場合がある)が掘削される。根切り領域が広範囲に及ぶ場合、施工期間中の駐車場の利用制限や、根切りによる区画線の消失等が、生じる場合がある。そのため、さらなる工期短縮、及び根切り領域の縮小が求められている。
【0006】
また、カーポートの屋根が風に煽られると、カーポートの基礎に対し、カーポートの支柱が引き抜かれる方向の力が加わる。そのため、カーポート用基礎は、安全性確保のため、支柱の引き抜きに対する強度(以下、単に「引抜強度」と称する場合がある)が求められる。
【0007】
既存の駐車場にソーラーカーポートを設置する場合、ソーラーカーポートの支柱は、区画線の近傍に配置されることが多い。特許文献1、及び特許文献2のソーラーカーポート用基礎構造は、長尺状のH型鋼を配置するための根切り領域が広範囲となる場合がある。そのため、区画線の再整備費用や、駐車場の利用制限の範囲が、増加する恐れがあった。
【0008】
特許文献3の施工方法は、工期短縮、及び根切り領域の縮小が可能である。また、特許文献3の施工方法で施工された建物用基礎は、構造物に対する高い支持力を有している。しかし、特許文献3の施工方法で施工された建物用基礎は、カーポート用基礎で要求される引抜強度を満たさない恐れがあった。
【0009】
そこで、本発明は、工期短縮、及び根切り領域の縮小が可能で、且つ優れた引抜強度及び支持力を有するカーポート用基礎構造、及びその施工方法を提供することを目的とする。また、本発明は、上記カーポート用基礎構造を備える、ソーラーカーポートを提供することを目的とする。さらに、本発明は、未硬化コンクリートが打設されるカーポート用基礎構造に用いられる、ピンファウンデーション工法用ガイドプレートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)本発明のカーポート用基礎構造は、
上端部を根切り底から突出させて打ち込まれる複数の杭と、
支柱の端部に設けられた支柱ベースプレートと、
上記杭が挿入されるガイド筒部を有し、上記根切り底に配置されるガイドプレートと、
上記支柱ベースプレート及び上記ガイドプレートを固定するための固定具と、
上記根切り底の上側に硬化コンクリートと、を備え、
上記ガイド筒部は、上記固定具により上記ガイドプレートに上記支柱ベースプレートを介して固定される上記支柱の中心線に対し、上記根切り底へ打ち込まれる上記杭の打ち込み方向が、ねじれの位置関係となり、且つ、遠ざかるように構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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