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公開番号
2024179045
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023097539
出願日
2023-06-14
発明の名称
紙製容器
出願人
レンゴー株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
5/52 20060101AFI20241219BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】販売促進を図るためのポップ表示部を備える紙製容器の封緘強度を向上する。
【解決手段】紙製容器10は、筒状の外周壁12と、外周壁12の底を塞ぐ底壁20と、前壁13内に設けられた広告表示用のポップ表示部30とを備える。ポップ表示部30は、折曲線31と一対の破断線32によって区画され、折曲線33によって更に折返部34と表示本体部35に区画されている。折曲線31は、幅方向の中間部分に差込孔31aを含み、表示本体部35には差込孔31aに差込可能な差込片36が連設されている。ポップ表示部30と対向する後壁14の上端縁には蓋壁40が連設され、蓋壁40には前壁13の内側に差し込まれる蓋差込片42が連設され、蓋差込片42には差込片36を差込可能なロック孔44が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
前壁、前記前壁の幅方向両側に連なる一対の側壁、及び前記一対の側壁に連なる後壁を有する筒状の外周壁と、
前記外周壁の底を塞ぐ底壁と、
前記前壁内に設けられた広告表示用のポップ表示部と
を備える紙製の容器であって、
前記ポップ表示部は、前記底壁に沿って延びる第1折曲線と、前記前壁の上端縁から下向きに延びて前記第1折曲線の両端にそれぞれ連なる一対の第1破断線とによって区画され、前記第1折曲線に沿って延びる第2折曲線によって更に、前記第1折曲線と前記第2折曲線の間に位置する折返部と、前記第2折曲線を介して前記折返部に連なる表示本体部とに区画されており、
前記第1折曲線は、前記幅方向の中間部分に差込孔を含み、
前記表示本体部には、前記第1折曲線及び第2折曲線に沿った前記折返部及び前記表示本体部の折り曲げによって前記差込孔に差込可能な差込片が連設されており、
前記ポップ表示部と対向する前記後壁の上端縁に、前記外周壁の上端開口を塞ぐ蓋壁が連設され、
前記蓋壁の前端には、前記前壁の内側に差し込まれる蓋差込片が連設され、
前記蓋差込片に、前記折返部及び前記表示本体部の非折曲状態で前記差込片を差込可能なロック孔が設けられている、紙製容器。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記蓋差込片には、前記一対の第1破断線にそれぞれ対応するように一対のスリットが設けられており、
前記スリットは、前記第1破断線の前記幅方向外側に位置する下端と、前記第1破断線の前記幅方向内側に位置する上端とを有し、前記第1破断線に対して交差している、請求項1に記載の紙製容器。
【請求項3】
前記外周壁には、前記前壁から前記一対の側壁をそれぞれ経由して前記後壁かけて延び、前記外周壁を前記底壁側と前記蓋壁側に分離するための第2破断線が設けられている、請求項1又は2に記載の紙製容器。
【請求項4】
前記前壁の下端から前記第1折曲線までの高さは、前記折返部の高さ及び前記表示本体部の高さよりも低く、
前記第2折曲線は、前記幅方向の中間部分に凹状の切断線を含み、
前記切断線によって前記表示本体部には、下向きに突出した脚部が形成されている、請求項1又は2に記載の紙製容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製容器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された紙製容器は、四角筒状の外周壁と、外周壁の底を塞ぐ底壁とを備え、外周壁を構成する前壁にポップ表示部が破断線によって区画して形成されている。また、特許文献1には、外周壁の上端開口を塞ぐ蓋壁を更に備える紙製容器も開示されている。前壁に対してポップ表示部を破断線に沿って破断し、ポップ表示部に連なる差込片を前壁の内面側に差し込む。これにより、ポップ表示部を前壁から前側に突出させた状態に配置できるため、収容した物品の販売促進効果を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4202686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓋壁を備えていない前者の紙製容器は、物品を収容した状態で封緘できないため、使用性が悪いが、このような不都合は、蓋壁を備える後者の紙製容器であれば生じない。しかし、特許文献1の後者の紙製容器では、蓋壁が反発力によって浮き上がり、封緘状態を維持できない場合があり得る。よって、特許文献1の紙製容器には、封緘状態に維持する封緘強度について改善の余地がある。
【0005】
本発明は、販売促進を図るためのポップ表示部を備える紙製容器の封緘強度の向上を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、前壁、前記前壁の幅方向両側に連なる一対の側壁、及び前記一対の側壁に連なる後壁を有する筒状の外周壁と、前記外周壁の底を塞ぐ底壁と、前記前壁内に設けられた広告表示用のポップ表示部とを備える紙製の容器であって、前記ポップ表示部は、前記底壁に沿って延びる第1折曲線と、前記前壁の上端縁から下向きに延びて前記第1折曲線の両端にそれぞれ連なる一対の第1破断線とによって区画され、前記第1折曲線に沿って延びる第2折曲線によって更に、前記第1折曲線と前記第2折曲線の間に位置する折返部と、前記第2折曲線を介して前記折返部に連なる表示本体部とに区画されており、前記第1折曲線は、前記幅方向の中間部分に差込孔を含み、前記表示本体部には、前記第1折曲線及び第2折曲線に沿った前記折返部及び前記表示本体部の折り曲げによって前記差込孔に差込可能な差込片が連設されており、前記ポップ表示部と対向する前記後壁の上端縁に、前記外周壁の上端開口を塞ぐ蓋壁が連設され、前記蓋壁の前端には、前記前壁の内側に差し込まれる蓋差込片が連設され、前記蓋差込片に、前記折返部及び前記表示本体部の非折曲状態で前記差込片を差込可能なロック孔が設けられている、紙製容器を提供する。
【0007】
この紙製容器では、前壁に対してポップ表示部を第1破断線に沿って破断した後、第1折曲線及び第2折曲線に沿って折返部及び表示本体部をそれぞれ折り曲げる。続いて、第1折曲線に含まれる差込孔に、表示本体部に連設された差込片を差し込むことによって、ポップ表示部を表示状態にすることができる。一方で、差込片は、折返部及び表示本体部の非折曲状態で、蓋壁が備える蓋差込片に設けられたロック孔に差込可能である。これにより、封緘状態では蓋壁が容易に開放しないようにロックできるため、紙製容器の封緘強度を向上できる。このように、差込片は、ポップ表示部を表示状態に維持するための機能と、蓋壁を封緘状態に維持するロック機能とを兼ね備えている。よって、紙製容器の罫線及び破断線の構造を複雑にすることなく、ポップ表示部の表示と蓋壁のロックを行うことができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、販売促進を図るためのポップ表示部を備える紙製容器の封緘強度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る紙製容器の使用状態の一例を示す斜視図。
第1実施形態の紙製容器の封緘状態を示す上方斜視図。
第1実施形態の紙製容器の封緘状態を示す下方斜視図。
第1実施形態の紙製容器のブランクを示す平面図。
図4のV部分の拡大図。
開封時の第1過程を示す斜視図。
開封時の第2過程を示す斜視図。
封緘時の過程を示す斜視図。
第2実施形態の紙製容器のブランクを示す図5と同様の図。
第3実施形態の紙製容器のブランクを示す平面図。
第4実施形態の紙製容器の封緘状態を示す下方斜視図。
第4実施形態の紙製容器のブランクを示す平面図。
第5実施形態の紙製容器のブランクを示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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