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公開番号2024178832
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023097280
出願日2023-06-13
発明の名称塗布装置及び塗布物質塗布済対象物の製造方法
出願人株式会社オリジン
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B05C 5/02 20060101AFI20241218BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】高精度で塗布幅を変更可能な塗布装置及び塗布物質塗布済対象物の製造方法を提供する。
【解決手段】塗布装置1は、ダイヘッド10と、モータ31及びスライダ33を有する往復移動装置30とを備える。ダイヘッド10は、固定ダイヘッド11と、固定ダイヘッド11に対して移動可能な可動ダイヘッド15とを有し、塗布物質Cが吐出される吐出口19が固定ダイヘッド11と可動ダイヘッド15との間に形成され、可動ダイヘッド15の移動により吐出口19の開口面積が可変である。可動ダイヘッド15は、モータ31により直線的に往復移動するスライダ33に取り付けられ、往復移動装置30の作動によって可動ダイヘッド15が直線的に往復移動する。塗布物質塗布済対象物の製造方法は、塗布対象物を受台に配置し、塗布対象物に塗布装置1から吐出された塗布物質Cを塗布し、塗布物質Cが塗布された塗布対象物を前記受台から取り出す。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
固定ダイヘッドと、前記固定ダイヘッドに対して移動可能な可動ダイヘッドと、を有するダイヘッドであって、塗布物質が吐出される吐出口が前記固定ダイヘッドと前記可動ダイヘッドとの間に形成され、前記可動ダイヘッドの移動により前記吐出口の開口面積を変えることができる、ダイヘッドと、
モータと、前記モータの作動により直線的に往復移動するスライダと、を有する往復移動装置と、を備え、
前記可動ダイヘッドが前記スライダに取り付けられていて、前記往復移動装置の作動によって前記可動ダイヘッドが直線的に往復移動する、
塗布装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記可動ダイヘッドを前記固定ダイヘッドに向けて押さえる押さえ部材を備える、
請求項1に記載の塗布装置。
【請求項3】
前記押さえ部材は、リニアガイドを有し、
前記リニアガイドのレールが前記可動ダイヘッドに固定されている、
請求項2に記載の塗布装置。
【請求項4】
前記固定ダイヘッド及び前記可動ダイヘッドは、相互に対向する面に嵌合構造を有する、
請求項1に記載の塗布装置。
【請求項5】
前記固定ダイヘッド及び前記可動ダイヘッドは、前記固定ダイヘッドと前記可動ダイヘッドとを仮固定する仮固定機構を有し、
前記固定ダイヘッド及び前記押さえ部材は、前記固定ダイヘッドと前記押さえ部材とを固定する本固定機構を有する、
請求項2に記載の塗布装置。
【請求項6】
前記ダイヘッドは、前記固定ダイヘッドと前記可動ダイヘッドとの間に設けられた樹脂製のシムを有する、
請求項1に記載の塗布装置。
【請求項7】
前記シムは、PEEK、ポリアセタール、超高分子量ポリエチレン、PBT、及びPPSからなる群から選択された少なくとも1つの材料で形成されている、
請求項6に記載の塗布装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の塗布装置によって吐出された塗布物質が塗布対象物に塗布された塗布物質塗布済対象物を製造する方法であって、
前記塗布物質が塗布される前記塗布対象物を受台に配置する工程と、
前記受台に配置された前記塗布対象物に、前記塗布装置から吐出された前記塗布物質を塗布する工程と、
前記塗布物質が塗布された前記塗布対象物を前記受台から取り出す工程と、を備える、
塗布物質塗布済対象物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は塗布装置及び塗布物質塗布済対象物の製造方法に関し、特に塗布幅を変更可能な塗布装置及び塗布物質塗布済対象物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、基板に対して、接着剤等の塗布物質を塗布するものとして、ダイヘッドを有する塗布装置がある。このような塗布装置は、矩形の塗膜を形成するように塗布物質を塗布するのが一般的であるが、円形等の曲線部を有する塗膜を形成するように塗布物質を塗布することができるように、塗布幅を変えることができるものがある。塗布幅可変の塗布装置として、固定ダイプレートと可動ダイプレートの接合面にスリット状ノズルを形成し、可動ダイプレートをスライド機構によってスライド移動させることで、スリット長を変化させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-97000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された塗布装置は、モータの回転を、複数の歯車を組み合わせた歯車列を介して、可動ダイプレートにつながるネジ軸に伝達しているため、歯車のバックラッシュ等に起因して、スリット長を意図した大きさに合わせ難い。
【0005】
本開示は上述の課題に鑑み、高精度で塗布幅を変更可能な塗布装置及び塗布物質塗布済対象物の製造方法を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様に係る塗布装置は、固定ダイヘッドと、前記固定ダイヘッドに対して移動可能な可動ダイヘッドと、を有するダイヘッドであって、塗布物質が吐出される吐出口が前記固定ダイヘッドと前記可動ダイヘッドとの間に形成され、前記可動ダイヘッドの移動により前記吐出口の開口面積を変えることができる、ダイヘッドと、モータと、前記モータの作動により直線的に往復移動するスライダと、を有する往復移動装置と、を備え、前記可動ダイヘッドが前記スライダに取り付けられていて、前記往復移動装置の作動によって前記可動ダイヘッドが直線的に往復移動する。
【0007】
このように構成すると、スライダの移動量が可動ダイヘッドの移動量に直接的に反映されるため、可動ダイヘッドを高精度で迅速に移動させることができる。
【0008】
また、本開示の第2の態様に係る塗布装置として、上記本開示の第1の態様に係る塗布装置において、前記可動ダイヘッドを前記固定ダイヘッドに向けて押さえる押さえ部材を備えていてもよい。
【0009】
このように構成すると、固定ダイヘッドと可動ダイヘッドとが意図せずに離れてしまうことを抑制することができる。
【0010】
また、本開示の第3の態様に係る塗布装置として、上記本開示の第1の態様に係る塗布装置において、前記押さえ部材は、リニアガイドを有し、前記リニアガイドのレールが前記可動ダイヘッドに固定されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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