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公開番号
2024178640
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023096929
出願日
2023-06-13
発明の名称
除去装置および除去方法
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
主分類
E04G
23/02 20060101AFI20241218BHJP(建築物)
要約
【課題】アスベスト等の被覆材を容易に除去できる除去装置等を提供する。
【解決手段】除去装置1は、金属折板3に付着した被覆材4を除去するためのものである。除去装置1は、上面が開放された下箱10と、上下面が開放された上箱20とにより構成される、下箱10と上箱20に挟んだ金属折板3を内部空間に通して配置するための箱状の本体2と、上箱20の上面に設けられた透明の面材30と、本体2の外部から内部空間に手を入れるための手袋31と、を有する。下箱10と上箱20の対向する一組の壁部は、金属折板3の断面形状に応じた形状を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
部材に付着した被覆材を除去するための除去装置であって、
上面が開放された下箱と、上下面が開放された上箱とにより構成される、前記下箱と前記上箱に挟んだ前記部材を内部空間に通して配置するための箱状の本体と、
前記上箱の上面に設けられた透明の面材と、
前記本体の外部から前記内部空間に手を入れるための手袋と、
を有し、
前記下箱と前記上箱の少なくとも一方において、対向する一組の壁部が、前記部材の断面形状に応じた形状を有することを特徴とする除去装置。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記被覆材の除去時に使用するノズルを挿通するための挿通部をさらに有することを特徴とする請求項1記載の除去装置。
【請求項3】
前記上箱と前記下箱の壁部の間に、空隙を有する弾性体が配置されたことを特徴とする請求項1記載の除去装置。
【請求項4】
前記弾性体はモヘヤであることを特徴とする請求項3記載の除去装置。
【請求項5】
前記上箱と前記下箱を着脱可能に連結する面ファスナーを有することを特徴とする請求項1記載の除去装置。
【請求項6】
請求項1記載の除去装置を用いて部材に付着した被覆材を除去する除去方法であって、
前記下箱と前記上箱により前記部材を上下に挟むことで、前記本体を貫通するように前記部材を配置する工程と、
前記手袋に手を挿入し、前記本体の内部空間で前記被覆材の除去作業を行うことを特徴とする除去方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アスベスト等の被覆材を除去するための除去装置等に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉄骨梁に付着したアスベスト等の被覆材を除去する方法として、梁の側面および下面を覆うように透明のカバーを配置し、カバーの内側で被覆材に固化材を散布して被覆材を固化させ、その固化範囲にカバーを当接させて別の範囲の被覆材を除去することが記載されている。
【0003】
また、グローブバッグと呼ばれる、手袋が一体となった養生シート付きの袋を用いたアスベスト除去方法も知られている(例えば、非特許文献1参照)。グローブバッグを用いた除去方法として一般的なものは、袋の端部を配管等の部材にテープ等で留め付けて当該部材を覆った上で、手袋に手を入れ、密閉された袋内で当該部材に付着したアスベスト等の除去を行うといったものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許5635306号
【非特許文献】
【0005】
「建築物等の解体等に係る石綿ばく露防止及び石綿飛散漏えい防止対策徹底マニュアル」、ぎょうせい、2021年5月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
アスベスト等の被覆材は、過去様々な箇所で断熱用途や保温用途に使用されていた。折板屋根はその箇所の一例であり、アスベストを含む被覆材が付着した金属製の折板屋根を解体して葺き替える際には、被覆材が付着した金属折板を局所的に切断する作業が必要になることもある。
【0007】
この場合、金属折板の切断時の被覆材の飛散を防止するため事前に被覆材を除去しておく必要があるが、この作業に特許文献1の方法をそのまま適用すると施工が面倒になる。また前記のグローブバッグを用いた方法も、そのまま適用するとシートの取付けや取外し等に手間が掛かる。特に金属折板のような断面形状に凹凸を有する部材であれば、その手間は大きくなる。
【0008】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、アスベスト等の被覆材を容易に除去できる除去装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した課題を解決するための第1の発明は、部材に付着した被覆材を除去するための除去装置であって、上面が開放された下箱と、上下面が開放された上箱とにより構成される、前記下箱と前記上箱に挟んだ前記部材を内部空間に通して配置するための箱状の本体と、前記上箱の上面に設けられた透明の面材と、前記本体の外部から前記内部空間に手を入れるための手袋と、を有し、前記下箱と前記上箱の少なくとも一方において、対向する一組の壁部が、前記部材の断面形状に応じた形状を有することを特徴とする除去装置である。
【0010】
本発明の除去装置を用いることで、被覆材の飛散等を防止しつつ被覆材を部材から除去するための閉じた内部空間を容易に形成でき、内部空間での被覆材の除去作業を手袋に手をいれて容易に行うことができる。また除去装置の本体は上箱と下箱から構成され、少なくともいずれかが部材の断面形状に応じた形状を有することで、グローブバッグの取り付け等に手間が掛かる、金属折板等の凹凸を有する部材であっても、閉じた内部空間を容易に形成できる。
(【0011】以降は省略されています)
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