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公開番号2024177874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096257
出願日2023-06-12
発明の名称エアゾール容器及びエアゾール容器用レバー
出願人ホーユー株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 83/20 20060101AFI20241217BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ステムの押下操作を軽い力で行うことができるエアゾール容器及びエアゾール容器用レバーを提供する。
【解決手段】エアゾール容器10は、ステム12が設けられた容器11と、ステム12を覆うように容器11と係合されたカバー13と、カバー13に回動自在に支持されてステム12を押下操作するプッシュ部14と、プッシュ部14と繋がっており、押下操作を助勢するレバー部20Aとを備え、レバー部20Aは、プッシュ部14から延設された杆部21と、杆部21の先端部に設けられた手押部22と、を有しており、エアゾール容器用レバー20は、レバー部20Aを備え、レバー部20Aの杆部21の一端部にプッシュ部14と着脱自在な係合部23が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ステムが設けられた容器と、
前記ステムを覆うように前記容器と係合されたカバーと、
前記カバーに回動自在に支持されて前記ステムを押下操作するプッシュ部と、
前記プッシュ部と繋がっており、前記押下操作を助勢するレバー部と、
を備え、
前記レバー部は、
前記プッシュ部から延設された杆部と、
前記杆部の先端部に設けられた手押部と、
を有している、ことを特徴とするエアゾール容器。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記杆部の基端部には、前記プッシュ部と着脱自在な係合部が設けられている、請求項1に記載のエアゾール容器。
【請求項3】
前記係合部は、前記プッシュ部に被着する構造を有している請求項2に記載のエアゾール容器。
【請求項4】
前記係合部は、前記プッシュ部に被着する際の弾性変形を可能とする切欠部を有している請求項3に記載のエアゾール容器。
【請求項5】
容器に設けられたステムと、前記ステムを押下操作するプッシュ部とを備えるエアゾール容器に用いられるエアゾール容器用レバーであって、
杆部を備え、
前記杆部の一端部には、前記プッシュ部と着脱自在な係合部が設けられ、
前記杆部の他端部には、手押部が設けられている、ことを特徴とするエアゾール容器用レバー。
【請求項6】
前記係合部は、前記プッシュ部に被着する構造を有している請求項5に記載のエアゾール容器用レバー。
【請求項7】
前記係合部は、前記プッシュ部に被着する際の弾性変形を可能とする切欠部を有している請求項6に記載のエアゾール容器用レバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアゾール容器及びエアゾール容器用レバーに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
通常、エアゾール容器は、液化ガスや圧縮ガスとともに内容物が充填された容器本体を備えており、容器本体に設けられたバルブのステムを押し下げることにより、バルブが開放され、内容物が外部へ噴射されるように構成されている。また、ステムの押下操作を行いやすくするため、エアゾール容器は、プッシュ部を備えており、そのプッシュ部は、ボタン形状等といった手指で押しやすい形状とされている。
特許文献1に記載された2剤吐出容器は、それぞれ異なる内容物が充填された第1及び第2エアゾール容器と、第1及び第2エアゾール容器のステムに係合する1つのノズルと、ノズルに当接してノズル及びステムを上方から押下可能なレバーと、を備えている。ノズルには、ステムを通して第1及び第2エアゾール容器から放出される内容物を混合して1つの吐出口から噴射する誘導路が形成されており、レバーを操作してノズル及びステムを押し下げることにより、2剤吐出容器は、第1及び第2エアゾール容器の各内容物を同時に噴射することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-198975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エアゾール容器において、バルブのステムは、スプリング等によって付勢されており、内容物を噴射する際、スプリング等による付勢力に抗してステムを押し下げる必要があることから、その押下操作は、手指の力を要するものとなる。そして、手指が濡れて滑りやすくなっていたり、手指の力が弱かったりする場合、ステムを十分に押し下げることができず、また、2剤吐出容器のように複数のステムを押し下げる必要がある場合、押下操作にさらなる力を要し、押下操作が困難なものになってしまう。このため、エアゾール容器のステムの押下操作について、これを軽い力で行うことができるようにすることが求められている。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有していた問題点を解決しようとするものであり、ステムの押下操作を軽い力で行うことができるエアゾール容器及びエアゾール容器用レバーを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
即ち、本発明には以下が含まれる。
[1]ステムが設けられた容器と、
前記ステムを覆うように前記容器と係合されたカバーと、
前記カバーに回動自在に支持されて前記ステムを押下操作するプッシュ部と、
前記プッシュ部と繋がっており、前記押下操作を助勢するレバー部と、
を備え、
前記レバー部は、
前記プッシュ部から延設された杆部と、
前記杆部の先端部に設けられた手押部と、
を有している、ことを特徴とするエアゾール容器。
[2]前記杆部の基端部には、前記プッシュ部と着脱自在な係合部が設けられている、[1]に記載のエアゾール容器。
[3]前記係合部は、前記プッシュ部に被着する構造を有している[2]に記載のエアゾール容器。
[4]前記係合部は、前記プッシュ部に被着する際の弾性変形を可能とする切欠部を有している[3]に記載のエアゾール容器。
[5]容器に設けられたステムと、前記ステムを押下操作するプッシュ部とを備えるエアゾール容器に用いられるエアゾール容器用レバーであって、
杆部を備え、
前記杆部の一端部には、前記プッシュ部と着脱自在な係合部が設けられ、
前記杆部の他端部には、手押部が設けられている、ことを特徴とするエアゾール容器用レバー。
[6]前記係合部は、前記プッシュ部に被着する構造を有している[5]に記載のエアゾール容器用レバー。
[7]前記係合部は、前記プッシュ部に被着する際の弾性変形を可能とする切欠部を有している[6]に記載のエアゾール容器用レバー。
【発明の効果】
【0007】
本発明のエアゾール容器は、プッシュ部と、そのプッシュ部に繋がったレバー部とで、テコ構造を構成することができ、テコ構造を利用することにより、プッシュ部によるステムの押下操作を軽い力で行うことができる。
また、本発明のエアゾール容器用レバーは、プッシュ部に対して着脱自在な係合部を有し、ステムを押下操作するプッシュ部を備えたエアゾール容器であれば、何れにも適用することができ、そのプッシュ部とともにテコ構造を構成することにより、プッシュ部によるステムの押下操作を軽い力で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明のエアゾール容器を示す斜視図である。
本発明のエアゾール容器を示す分解斜視図である。
本発明のエアゾール容器の一部を示す(a)は正面視における半断面図、(b)、(c)は側断面図である。
本発明のエアゾール容器用レバーを示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
本発明のエアゾール容器用レバーを示す(a)は右側面図、(b)は右側面視における断面図、(c)は左側面視における断面図である。
(a)~(c)は、エアゾール容器用レバーのプッシュ部への取り付けを説明する断面図である。
(a)、(b)は、エアゾール容器用レバーを用いた押下操作を説明する断面図である。
本発明のエアゾール容器の別形態を示す(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
また、以下の説明における方向については、エアゾール容器から内容物が噴射される方向を前方とし、その反対方向を後方とする。
【0010】
本発明のエアゾール容器10は、ステム12が設けられた容器11と、前記ステム12を覆うように前記容器11と係合されたカバー13と、前記カバー13に回動自在に支持されて前記ステム12を押下操作するプッシュ部14と、前記プッシュ部14と繋がっており、前記押下操作を助勢するレバー部20Aと、を備え、
前記レバー部20Aは、前記プッシュ部14から延設された杆部21と、前記杆部21の先端部に設けられた手押部22と、を有している、ことを特徴とする(図1、図2を参照)。
(【0011】以降は省略されています)

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