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公開番号2024180131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099602
出願日2023-06-16
発明の名称多剤式毛髪化粧料及びその使用方法
出願人ホーユー株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 8/86 20060101AFI20241219BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】毛髪のまとまりを得ながらも、意図しないハリ感の発生を抑え、洗い流し時の感触を良好にすることができる多剤式毛髪化粧料及びその使用方法を提供する。
【解決手段】本多剤式毛髪化粧料は、複数の異なる毛髪化粧料から構成された多剤式毛髪化粧料であって、毛髪化粧料として、式(1)で表される繰返単位を有する重合体(但し、前記式(1)中のnは、2又は3である)を含んだPAG含有化粧料を少なくとも1種備えることを特徴とする。本多剤式毛髪化粧料の使用方法は、前述の多剤式毛髪化粧料の使用方法であって、毛髪に対してPAG含有化粧料を適用する第1工程と、第1工程後に、毛髪に対してカチオン性成分含有化粧料を適用する第2工程と、を備えることを特徴とする。
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特許請求の範囲【請求項1】
複数の異なる毛髪化粧料から構成された多剤式毛髪化粧料であって、
前記毛髪化粧料として、下記式(1)で表される繰返単位を有する重合体を含んだPAG含有化粧料を少なくとも1種備えることを特徴とする多剤式毛髪化粧料。
TIFF
2024180131000007.tif
16
153
但し、前記式(1)中のnは、2又は3である。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記重合体が、ポリエチレングリコールである請求項1に記載の多剤式毛髪化粧料。
【請求項3】
前記PAG含有化粧料以外の毛髪化粧料として、カチオン性成分を含んだカチオン性成分含有化粧料を備える請求項1に記載の多剤式毛髪化粧料。
【請求項4】
前記カチオン性成分が、アミノ変性シリコーン、カチオン性界面活性剤からなる群から選択される請求項3に記載の多剤式毛髪化粧料。
【請求項5】
前記カチオン性成分含有化粧料は、前記PAG含有化粧料を適用した毛髪に対して適用するための毛髪化粧料である請求項3に記載の多剤式毛髪化粧料。
【請求項6】
前記重合体における前記繰返単位の重合度が、5000以上である請求項1に記載の多剤式毛髪化粧料。
【請求項7】
前記PAG含有化粧料は、重合度の異なる2種以上の前記重合体を含む請求項1に記載の多剤式毛髪化粧料。
【請求項8】
請求項1に記載の多剤式毛髪化粧料の使用方法であって、
毛髪に対して前記PAG含有化粧料を適用する第1工程と、
前記第1工程後に、前記毛髪に対して前記カチオン性成分含有化粧料を適用する第2工程と、を備えることを特徴とする多剤式毛髪化粧料の使用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多剤式毛髪化粧料及びその使用方法に関する。更に詳しくは、ポリアルキレングリコール構造を有する重合体を含んだ毛髪化粧料を備える多剤式毛髪化粧料及びその使用方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、毛髪に対するより高度なダメージケアへの要求が増している。毛髪ダメージは、例えば、洗髪によるダメージ、整髪によるダメージ、ヘアドライヤーによるダメージ、紫外線に曝されることによるダメージ、毛髪に対する脱色、染毛、脱染等の処理による化学処理によるダメージなど多岐にわたる。このようなダメージを受ける頻度は、昨今、増加傾向にあり、この傾向に伴いダメージケアに対する要求も高まっている。このように高度なトリートメント作用の発揮を目的として利用される多剤式毛髪化粧料に関する技術は、下記特許文献1に開示がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-88879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、毛先の纏まりと毛髪の保湿感を良好にできる多剤式毛髪処理剤の提供(特許文献1[0006])を目的として、高級アルコール(I)、カチオン界面活性剤(I)及びアミノ変性シリコーンが配合されたpH4.0以上6.5以下のクリーム状第1剤と、高級アルコール(II)、カチオン界面活性剤(II)及び高重合メチルポリシロキサンが配合されたpH4.0以上6.5以下のクリーム状第2剤とを備え、前記第1剤の塗布後に前記第2剤を塗布して使用されることを特徴とする多剤式毛髪処理剤(特許文献1[請求項1])を開示している。
【0005】
上記特許文献1に記載される通り、カチオン性成分を含んだ剤を用いることによって、毛髪のまとまりを向上させることができることが知られている。その一方で、カチオン性成分の配合は、毛髪に対して意図しないハリ感を生じてしまうことが分かってきた。また、カチオン性成分の配合は、洗い流し時の感触として吸着感が強く生じてしまうという問題があることも分かってきた。即ち、毛髪のまとまりを得ながらも、やわらかな仕上がりが求められる場合、意図しないハリ感は、要求と異なる結果となってしまう。また、洗い流し時の感触は、施術を行う者が利用する感覚を阻害する可能性があるという問題がある。即ち、施術者は洗い流し時の手の感触を頼りに多剤式毛髪化粧料による最終結果を予測しながら施術を進めるが、その際の感触が狂うと、仕上がり結果も意図した結果と異なってしまうという問題がある。このような観点から、洗い流し時の感触として、べたつき感や、吸着感を過度に強く生じない感触が求められるという実情がある。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、毛髪のまとまりを得ながらも、意図しないハリ感の発生を抑え、洗い流し時の感触を良好にすることができる多剤式毛髪化粧料及びその使用方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
即ち、本発明には、以下が含まれる。
[1]複数の異なる毛髪化粧料から構成された多剤式毛髪化粧料であって、
前記毛髪化粧料として、下記式(1)で表される繰返単位を有する重合体を含んだPAG含有化粧料を少なくとも1種備えることを特徴とする多剤式毛髪化粧料。
TIFF
2024180131000001.tif
16
153
但し、前記式(1)中のnは、2又は3である。
[2]前記重合体が、ポリエチレングリコールである上記[1]に記載の多剤式毛髪化粧料。
[3]前記PAG含有化粧料以外の毛髪化粧料として、カチオン性成分を含んだカチオン性成分含有化粧料を備える上記[1]又は上記[2]に記載の多剤式毛髪化粧料。
[4]前記カチオン性成分が、アミノ変性シリコーン、カチオン性界面活性剤からなる群から選択される上記[3]に記載の多剤式毛髪化粧料。
[5]前記カチオン性成分含有化粧料は、前記PAG含有化粧料を適用した毛髪に対して適用するための毛髪化粧料である上記[3]又は上記[4]に記載の多剤式毛髪化粧料。
[6]前記重合体における前記繰返単位の重合度が、5000以上である上記[1]乃至上記[5]のうちのいずれかに記載の多剤式毛髪化粧料。
[7]前記PAG含有化粧料は、重合度の異なる2種以上の前記重合体を含む上記[1]乃至上記[6]のうちのいずれかに記載の多剤式毛髪化粧料。
[8]上記[1]乃至上記[7]のうちのいずれかに記載の多剤式毛髪化粧料の使用方法であって、
毛髪に対して前記PAG含有化粧料を適用する第1工程と、
前記第1工程後に、前記毛髪に対して前記カチオン性成分含有化粧料を適用する第2工程と、を備えることを特徴とする多剤式毛髪化粧料の使用方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の多剤式毛髪化粧料によれば、毛髪のまとまりを得ながらも、意図しないハリ感の発生を抑え、洗い流し時の感触を良好にすることができる。
本発明の多剤式毛髪化粧料の使用方法によれば、毛髪のまとまりを得ながらも、意図しないハリ感の発生を抑え、洗い流し時の感触を良好にすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について具体的な実施形態に基づき説明する。但し、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態はあくまでも説明のために便宜的に示す例示に過ぎず、本発明は如何なる意味でもこれらに限定されるものではなく、目的、用途に応じて本発明を種々変更することができる。また、本明細書中で引用した全ての刊行物、特許及び特許出願をそのまま参考として本明細書中にとり入れるものとする。
【0010】
また、本明細書では、別途に明記しない限り、「%」は「質量%」を意味し、「部」は「質量部」を意味する。「~」で結ばれた数値範囲は、「~」の前後の数値を下限値及び上限値として含む数値範囲を意味する。数値範囲について複数の上限値及び/又は複数の下限値を示す場合、明示しない場合であっても少なくとも上限規定の最大値と下限規定の最小値とを組み合わせた数値範囲の規定が直接的に記載されているものとし、更に当該上限値のうち任意の上限値と当該下限値のうち任意の下限値とを組み合わせて得られる全ての数値範囲が本発明の実施形態に含まれるものとする。
更に、一部の化合物の名称に関して、日本化粧品工業連合会成分表示名称リストに準じた名称、又は、INCI(INCI:International Nomenclature of Cosmetic Ingredient:化粧品原料国際命名法)に準じた名称を用いる。
また、一部の化合物の名称に関して、ポリオキシアルキレン鎖について、ポリオキシエチレン鎖を「POE」、ポリオキシプロピレン鎖を「POP」と略記する場合がある。また、これらの略記に続くカッコ内の数字は、各々付加モル数を表す。更に、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸又はメタクリル酸を表す。
(【0011】以降は省略されています)

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