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公開番号
2024177807
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2023096149
出願日
2023-06-12
発明の名称
眼底撮影装置
出願人
株式会社ニデック
代理人
主分類
A61B
3/14 20060101AFI20241217BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 より良好な撮影画像を得る。
【解決手段】 眼底撮影装置は、撮影光学系を備え、眼底画像を取得する。撮影光学系は、スリット板と、スリット板に形成される開口を部分的に又は選択的に遮光するマスクと、が光軸に沿って重ねて配置されることで、スリット板とマスクとを介してスリット開口を形成するスリット形成部と、スリット形成部を回転させる駆動部であって、スリット形成部の回転方向を逆転可能な駆動部と、回転方向の正逆に応じてスリット板とマスクとの位置関係を変更することで、スリット形成部における遮光部とスリット開口との面積比を切換える切換機構と、切換機構によって変更されたスリット板とマスクとの位置関係を、スリット形成部の回転に連動して固定する固定機構と、を備える。
【選択図】 図10
特許請求の範囲
【請求項1】
被検眼の眼底に照明光を照射する照射光学系と、前記照明光の眼底からの戻り光を受光する撮像素子を含む受光光学系と、を備える撮影光学系を備え、前記撮像素子からの受光信号に基づいて眼底の正面画像である眼底画像を取得する眼底撮影装置であって、
前記撮影光学系は、
眼底上における撮影領域をスリット状に形成するためのスリット開口と遮光部とを備えるスリット形成部であって、スリット板と、前記スリット板に形成される開口を部分的に又は選択的に遮光するマスクと、が光軸に沿って重ねて配置されることで、前記スリット板と前記マスクとを介して前記スリット開口を形成するスリット形成部と、
前記スリット開口の長辺が前記照明光および前記戻り光のうち少なくとも何れかの光束を横切る方向に、前記スリット形成部を回転させる駆動部であって、前記スリット形成部の回転方向を逆転可能な駆動部と、
前記回転方向の正逆に応じて前記スリット板と前記マスクとの位置関係を変更することで、前記スリット形成部における前記遮光部と前記スリット開口との面積比を切換える切換機構と、
前記切換機構によって変更された前記スリット板と前記マスクとの位置関係を、前記スリット形成部の回転に連動して固定する固定機構と、
を備えることを特徴とする眼底撮影装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1の眼底撮影装置において、
前記切換機構は、前記回転方向の正逆が切換った際に、前記スリット板と前記マスクとに対する前記駆動部からの動力伝達を、前記スリット板と前記マスクとの間で所定移動量分遅らせる遅延発生機構であり、
前記固定機構は、前記回転方向の正回転と逆回転とに連動して、それぞれにおける前記所定移動量分の遅延を固定する機構であることを特徴とする眼底撮影装置。
【請求項3】
請求項2の眼底撮影装置において、
前記遅延発生機構は、
前記スリット板と前記マスクの一方の第1回転体に設けられたピンと、
前記スリット板と前記マスクの他方の第2回転体に設けられ、前記ピンが入る連結穴と、を備え、
前記駆動部が前記第1回転体と前記第2回転体の一方の回転体を回転させることで、他方の回転体に、前記ピンと前記連結穴との連結によって前記駆動部からの動力が伝達される構成であり、
前記連結穴は、前記回転方向の正逆に伴う前記所定移動量分に対応して前記ピンが移動可能な長さを有し、
前記固定機構は、
前記第1回転体の回転中心に対して半径方向に前記ピンを移動可能に保持するピン保持部と、
前記回転方向の正逆に伴う前記所定移動量分に対応して、前記ピンが前記第2回転体の半径方向の外側に移動可能に、前記連結穴に設けられた固定用穴と、を有し、
前記第1回転体の回転に伴う遠心力によって前記ピンが前記固定用穴に移動されることで、前記スリット板と前記マスクの位置関係が固定される構成であること特徴とする眼底撮影装置。
【請求項4】
請求項3の眼底撮影装置において、
前記固定機構は、前記ピンを前記第1回転体の回転中心方向に向かわせる引っ張り力を付与する引っ張り力付与部を有し、
前記引っ張り力は前記第1回転体の回転に伴って前記ピンに作用する遠心力より小さく設定されていること特徴とする眼底撮影装置。
【請求項5】
請求項3又は4の眼底撮影装置において、
前記ピン、前記連結穴及び前記固定機構は複数組み設けられ、その重心が前記スリット板及び前記マスクの回転中心に一致していることを特徴とする眼底撮影装置。
【請求項6】
請求項3~5の何れかの眼底撮影装置において、
前記連結穴は、前記所定移動量分の中間位置に、前記第1回転体及び前記第2回転体の回転停止時に、前記ピンが回転中心方向に移動される窪みを有することを特徴とする眼底撮影装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、眼底の正面画像を得るための眼底撮影装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
被検眼の眼底の正面画像を撮影する眼底撮影装置が、眼科分野において広く利用されている。眼底撮影装置としては、光路中に配置されるスリットを駆動することで、眼底上でスリット状の照明光を走査すると共に、眼底において照明されたスリット状の領域の像を、走査に従って2次元的な撮像面に逐次投影させることで、眼底の正面画像を得る装置が知られている。この種の眼底撮影装置においては、良好なカラー撮影と蛍光撮影等を可能にするために、スリット板とマスクとが光軸に沿って光軸に沿って重ねて配置されたスリット形成部を有し、スリット形成部の回転方向の正逆に応じてスリット板とマスクとの位置関係を変更することで、スリット形成部の遮光部とスリット開口との面積比を切換える装置が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022―42896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の眼底撮影装置においては、さらなる改良が望まれる。例えば、スリット形成部の回転ムラ(回転速度、加速度が不安定になる等)が生じる場合があり、この場合、スリット板とマスクとの位置関係が安定せず、回転途中で遮光部とスリット開口との面積比が変化してしまうことで、結果的に明るさが良好な撮影画像が得られないことが分かった。
【0005】
本開示は、従来技術に鑑み、より良好な撮影画像が得られる眼底撮影装置を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本開示の第1態様に係る眼底撮影装置は、被検眼の眼底に照明光を照射する照射光学系と、前記照明光の眼底からの戻り光を受光する撮像素子を含む受光光学系と、を備える撮影光学系を備え、前記撮像素子からの受光信号に基づいて眼底の正面画像である眼底画像を取得する眼底撮影装置であって、前記撮影光学系は、眼底上における撮影領域をスリット状に形成するためのスリット開口と遮光部とを備えるスリット形成部であって、スリット板と、前記スリット板に形成される開口を部分的に又は選択的に遮光するマスクと、が光軸に沿って重ねて配置されることで、前記スリット板と前記マスクとを介して前記スリット開口を形成するスリット形成部と、前記スリット開口の長辺が前記照明光および前記戻り光のうち少なくとも何れかの光束を横切る方向に、前記スリット形成部を回転させる駆動部であって、前記スリット形成部の回転方向を逆転可能な駆動部と、前記回転方向の正逆に応じて前記スリット板と前記マスクとの位置関係を変更することで、前記スリット形成部における前記遮光部と前記スリット開口との面積比を切換える切換機構と、前記切換機構によって変更された前記スリット板と前記マスクとの位置関係を、前記スリット形成部の回転に連動して固定する固定機構と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
眼底撮影装置の外観構成を示した図である。
撮影ユニットに収容される光学系を示した図である。
眼底撮影装置の制御系を示したブロック図である。
走査部として適用可能なオプティカルチョッパーを示した図である。
スリット形成部の一部であるスリット板を示した図である。
スリット形成部の一部であるマスクを示した図である。
マスクによるピンの保持部を説明する図であり、図6におけるA―A断面の拡大図である。
連結穴を説明する図であり、図5における連結穴付近の拡大図である。
スリット板の回転が停止されている場合に、連結穴とピンとの位置関係を示す図である
マスクと連結されたスリット板が時計回りに回転された状態を示す。
マスクと連結されたスリット板が反時計回りに回転された状態を示す。
連結穴及びピンを1組とした場合の固定機構を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[概要]
以下、典型的な実施形態の1つについて、図面を参照して説明する。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立又は関連して利用されうる。
【0009】
例えば、眼底撮影装置(例えば、撮影装置1)は、撮影光学系(例えば、撮影光学系10)を備える。例えば、撮影光学系は、照射光学系(例えば、照射光学系10a)と、受光光学系(例えば、受光光学系10b)と、備える。例えば、撮影光学系は、スリット形成部(例えば、スリット形成部15a,15b)と、駆動部(例えば、駆動部15c)と、切換機構(例えば、切換機構155)と、固定機構(例えば、固定機構157)と、を備える。
【0010】
<照射光学系、受光光学系>
例えば、照射光学系は、被検眼の眼底に照明光を照射する。例えば、受光光学系は、少なくとも撮像素子を有する。また、例えば、受光光学系は、照明光の眼底からの戻り光を、撮像素子によって受光する。例えば、眼底撮影装置は、撮像素子からの受光信号に基づいて眼底の正面画像である眼底画像を取得する。
(【0011】以降は省略されています)
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