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公開番号
2025006414
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107200
出願日
2023-06-29
発明の名称
眼鏡レンズ測定装置および眼鏡レンズ測定プログラム
出願人
株式会社ニデック
代理人
主分類
G02C
13/00 20060101AFI20250109BHJP(光学)
要約
【課題】 眼鏡レンズの瞳孔間距離を精度よく取得できる眼鏡レンズ測定装置および眼鏡レンズ測定プログラムを提供する。
【解決手段】眼鏡レンズの光学特性を測定する眼鏡レンズ測定装置であって、眼鏡フレームに枠入れされた眼鏡レンズの広域に測定光束を投光し、眼鏡レンズを通過した測定光束を受光することで、眼鏡レンズの光学特性を測定する光学特性測定手段と、眼鏡レンズのレンズカーブに関する角度情報および眼鏡フレームの反りに関する角度情報の少なくともいずれかを取得する角度情報取得手段と、眼鏡レンズにおける左レンズの光学特性と右レンズの光学特性とに基づいて、眼鏡レンズの第1瞳孔間距離を取得する瞳孔間距離取得手段と、眼鏡レンズの第1瞳孔間距離を角度情報に基づいて補正し、補正後の第2瞳孔間距離を取得する補正手段と、眼鏡レンズの第2瞳孔間距離を出力する出力手段と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
眼鏡レンズの光学特性を測定する眼鏡レンズ測定装置であって、
眼鏡フレームに枠入れされた前記眼鏡レンズの広域に測定光束を投光し、前記眼鏡レンズを通過した前記測定光束を受光することで、前記眼鏡レンズの光学特性を測定する光学特性測定手段と、
前記眼鏡レンズのレンズカーブに関する角度情報および前記眼鏡フレームの反りに関する角度情報の少なくともいずれかを取得する角度情報取得手段と、
前記眼鏡レンズにおける左レンズの光学特性と右レンズの光学特性とに基づいて、前記眼鏡レンズの第1瞳孔間距離を取得する瞳孔間距離取得手段と、
前記眼鏡レンズの前記第1瞳孔間距離を前記角度情報に基づいて補正し、補正後の第2瞳孔間距離を取得する補正手段と、
前記眼鏡レンズの前記第2瞳孔間距離を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする眼鏡レンズ測定装置。
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【請求項2】
請求項1の眼鏡レンズ測定装置において、
前記補正手段は、前記眼鏡レンズによって前記測定光束が屈折される屈折方向を、前記角度情報に基づいて補正することによって、前記第2瞳孔間距離を取得することを特徴とする眼鏡レンズ測定装置。
【請求項3】
請求項1または2の眼鏡レンズ測定装置において、
前記眼鏡レンズおよび前記眼鏡フレームの少なくともいずれかの前記角度情報を測定する角度情報測定手段を備え、
前記角度情報取得手段は、前記角度情報測定手段による測定結果に基づいて、前記角度情報を取得することを特徴とする眼鏡レンズ測定装置。
【請求項4】
請求項3の眼鏡レンズ測定装置において、
前記角度情報測定手段は、前記眼鏡レンズのレンズ面の少なくとも2点を支持する支持機構を備えることを特徴とする眼鏡レンズ測定装置。
【請求項5】
請求項4の眼鏡レンズ測定装置において、
前記角度情報測定手段は、前記レンズ面にかかわらず高さが固定された固定ピンと、前記レンズ面に沿って高さが変化する可動ピンと、を有する前記支持機構を備え、前記固定ピンに対する前記可動ピンの変位量に基づいて、前記レンズカーブに関する前記角度情報を測定することを特徴とする眼鏡レンズ測定装置。
【請求項6】
請求項5の眼鏡レンズ測定装置において、
前記固定ピンは前記レンズ面の中心領域を支持し、前記可動ピンは前記レンズ面の周辺領域を支持することを特徴とする眼鏡レンズ測定装置。
【請求項7】
請求項4の眼鏡レンズ測定装置において、
前記角度情報測定手段は、前記レンズ面の位置を固定する固定部と、前記レンズ面に沿って高さが変化する少なくとも2本の可動ピンと、を有する前記支持機構を備え、前記少なくとも2本の可動ピンの変位量に基づいて、前記レンズカーブに関する前記角度情報を測定することを特徴とする眼鏡レンズ測定装置。
【請求項8】
眼鏡レンズの光学特性を測定する眼鏡レンズ測定装置にて用いる眼鏡レンズ測定プログラムであって、
前記眼鏡レンズ測定装置のプロセッサに実行されることで、
眼鏡フレームに枠入れされた前記眼鏡レンズの広域に測定光束を投光し、前記眼鏡レンズを通過した前記測定光束を受光することで、前記眼鏡レンズの光学特性を測定する光学特性測定ステップと、
前記眼鏡レンズのレンズカーブに関する角度情報および前記眼鏡フレームの反りに関する角度情報の少なくともいずれかを取得する角度情報取得ステップと、
前記眼鏡レンズにおける左レンズの光学特性と右レンズの光学特性とに基づいて、前記眼鏡レンズの第1瞳孔間距離を取得する瞳孔間距離取得ステップと、
前記眼鏡レンズの前記第1瞳孔間距離を前記角度情報に基づいて補正し、補正後の第2瞳孔間距離を取得する補正ステップと、
前記眼鏡レンズの前記第2瞳孔間距離を出力する出力ステップと、
を前記眼鏡レンズ測定装置に実行させることを特徴とする眼鏡レンズ測定プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、眼鏡レンズの光学特性を測定する眼鏡レンズ測定装置および眼鏡レンズ測定プログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
眼鏡レンズ測定装置として、レンズメータが知られている。レンズメータは、眼鏡レンズに測定光束を投光し、眼鏡レンズを透過した測定光束を受光することによって、眼鏡レンズの光学特性を測定することができる(引用文献1参照)。なお、レンズメータには、眼鏡レンズをノーズピースに載置し、眼鏡レンズおよびノーズピース径を通過した測定光束を用いるものと、眼鏡レンズの広範を通過した測定光束を用いるもの(いわゆるレンズチェッカー)と、が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-241694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のレンズメータにおいては、眼鏡レンズの左右の光学特性に基づいて、瞳孔間距離を求めることがある。しかし、例えば、レンズメータとレンズチェッカーとでは、両者の測定原理の違いによって、眼鏡レンズが同一であっても光学特性の測定結果が異なる場合があり、このために、瞳孔間距離を精度よく算出できない可能性があった。
【0005】
本開示は、上記従来技術に鑑み、眼鏡レンズの瞳孔間距離を精度よく取得できる眼鏡レンズ測定装置および眼鏡レンズ測定プログラムを提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示は、以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1)本開示の第1態様に係る眼鏡レンズ測定装置は、眼鏡レンズの光学特性を測定する眼鏡レンズ測定装置であって、眼鏡フレームに枠入れされた前記眼鏡レンズの広域に測定光束を投光し、前記眼鏡レンズを通過した前記測定光束を受光することで、前記眼鏡レンズの光学特性を測定する光学特性測定手段と、前記眼鏡レンズのレンズカーブに関する角度情報および前記眼鏡フレームの反りに関する角度情報の少なくともいずれかを取得する角度情報取得手段と、前記眼鏡レンズにおける左レンズの光学特性と右レンズの光学特性とに基づいて、前記眼鏡レンズの第1瞳孔間距離を取得する瞳孔間距離取得手段と、前記眼鏡レンズの前記第1瞳孔間距離を前記角度情報に基づいて補正し、補正後の第2瞳孔間距離を取得する補正手段と、前記眼鏡レンズの前記第2瞳孔間距離を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
(2)本開示の第2態様に係る眼鏡レンズ測定プログラムは、眼鏡レンズの光学特性を測定する眼鏡レンズ測定装置にて用いる眼鏡レンズ測定プログラムであって、前記眼鏡レンズ測定装置のプロセッサに実行されることで、眼鏡フレームに枠入れされた前記眼鏡レンズの広域に測定光束を投光し、前記眼鏡レンズを通過した前記測定光束を受光することで、前記眼鏡レンズの光学特性を測定する光学特性測定ステップと、前記眼鏡レンズのレンズカーブに関する角度情報および前記眼鏡フレームの反りに関する角度情報の少なくともいずれかを取得する角度情報取得ステップと、前記眼鏡レンズにおける左レンズの光学特性と右レンズの光学特性とに基づいて、前記眼鏡レンズの第1瞳孔間距離を取得する瞳孔間距離取得ステップと、前記眼鏡レンズの前記第1瞳孔間距離を前記角度情報に基づいて補正し、補正後の第2瞳孔間距離を取得する補正ステップと、前記眼鏡レンズの前記第2瞳孔間距離を出力する出力ステップと、を前記眼鏡レンズ測定装置に実行させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
眼鏡レンズ測定装置の外観図である。
支持ユニット、角度情報測定ユニット、および光学特性測定ユニットの概略図である。
角度情報測定ユニットの詳細を説明する図である。
第1透過型ディスプレイに第1指標パターンを表示させることで得られる撮像画像の一例である。
第2透過型ディスプレイに第2指標パターンを表示させることで得られる撮像画像の一例である。
眼鏡レンズ測定装置の制御系を示す図である。
光源から照射される測定光束を示す模式図である。
左レンズの光学中心位置の屈折力と前面カーブ値の関係を示す図である。
左レンズの仮のモデルと真のモデルを模式的に示す図である。
レンズの第2瞳孔間距離を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<概要>
本開示の実施形態に係る眼鏡レンズ測定装置の概要について説明する。以下の<>にて分類された項目は、独立または関連して利用されうる。
【0009】
本実施形態の眼鏡レンズ測定装置は、眼鏡レンズの光学特性を測定する。例えば、眼鏡レンズ測定装置は、眼鏡フレームに枠入れされた眼鏡レンズの光学特性を測定してもよい。例えば、眼鏡レンズの光学特性は、眼鏡レンズの屈折力、プリズム量、等の少なくともいずれかであってもよい。一例として、眼鏡レンズの屈折力は、球面屈折力、円柱屈折力、乱視軸角度、等の少なくともいずれかであってもよい。なお、球面屈折力と円柱屈折力に基づいて、等価球面屈折力が求められてもよい。
【0010】
本実施形態の眼鏡レンズ測定装置は、光学特性測定手段(例えば、測定光学系20、制御部70)を備えてもよい。例えば、光学特性測定手段は、眼鏡フレームに枠入れされた眼鏡レンズの広域に測定光束を投光し、眼鏡レンズを通過した測定光束を受光することで、眼鏡レンズの光学特性を測定してもよい。例えば、光学特性測定手段は、眼鏡フレームに枠入れされた眼鏡レンズの広域に測定光束を平行光束として投光してもよい。また、例えば、光学特性測定手段は、眼鏡レンズに測定光束の一部である測定光が入射した少なくとも1つの測定点の光学特性を測定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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