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公開番号2024177703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023095985
出願日2023-06-12
発明の名称処理システム
出願人旭化成メディカル株式会社,株式会社メテク
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61M 1/00 20060101AFI20241217BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】一端が開放端に近しい流路と接続される圧力測定部の接続チェックを容易に実行可能な血液及び/又は体腔液の処理システムを提供する。
【解決手段】濾過器11と、ポンプとバルブを含む加圧部と、流路接続部と濾過器11の排液出口とバルブとを接続する第0流路と、バルブと流路接続部とを接続する第1流路と、流路接続部と第1圧力測定用の第1接続口とを接続する第2流路と、流路接続部と排液部とを接続する第3流路と、第1圧力測定用の第1接続口への第2流路の接続チェックを行うチェック部と、第1圧力測定用の第1接続口に接続された第2流路の路内圧力を測定する第1圧力測定部と、加圧部を制御する制御部とを備え、バルブを閉じた状態で第0流路に充填された液体を加圧した後にバルブを開くように加圧部を制御し、第1圧力測定部により測定されたバルブが開いたことにより加圧された第2流路の路内圧力に基づいて、接続チェックを行う。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
血液及び/又は体腔液を処理する処理システムであって、
濾過器と、
ポンプとバルブを含む加圧部と、
流路接続部と、
前記濾過器の排液出口と前記バルブとを接続する第0流路と、
前記バルブと前記流路接続部とを接続する第1流路と、
前記流路接続部と第1圧力測定用の第1接続口とを接続する第2流路と、
前記流路接続部と前記排液出口から流出する排液を貯留する排液部とを接続する第3流路と、
前記第1圧力測定用の第1接続口と前記第2流路との接続チェックを行うチェック部と、
前記第1圧力測定用の第1接続口に接続された前記第2流路の路内圧力を測定する第1圧力測定部と、
前記加圧部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記バルブを閉じた状態で前記第0流路に充填された液体を加圧した後に前記バルブを開くように前記加圧部を制御し、
前記チェック部は、前記第1圧力測定部により測定された前記バルブが開いたことにより加圧された前記第2流路の路内圧力に基づいて、前記接続チェックを行う、
処理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1圧力測定部は、前記バルブが閉塞状態から開放状態となるタイミングに基づいて、前記第2流路の路内圧力を測定する、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項3】
前記第3流路に、密閉系の前記排液部が接続される、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項4】
前記接続チェックにおいて、
前記チェック部は、前記第1圧力測定部が測定する前記第2流路の路内圧力が規定値以上となる場合に、前記第1圧力測定用の前記第1接続口に前記第2流路が接続されていると判定する、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項5】
前記チェック部は、前記第1圧力測定部が測定する前記第2流路の前記加圧前後の路内圧力に基づいて、前記接続チェックを行う、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項6】
前記接続チェックにおいて、
前記チェック部は、前記第1圧力測定部が測定する前記第2流路の前記加圧前後の路内圧力の差が規定値以上となる場合に、前記第1圧力測定用の前記第1接続口に前記第2流路が接続されていると判定する、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項7】
前記接続チェックにおいて、
前記チェック部は、前記第1圧力測定部が測定する前記第2流路の路内圧力の測定、及び/又は、前記第1圧力測定部が測定する前記第2流路の前記加圧前後の路内圧力の差の測定を、複数回行い、複数回の測定結果に応じて、前記第1圧力測定用の前記第1接続口に前記第2流路が接続されていると判定する、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項8】
前記接続チェックの際に、
前記チェック部は、前記加圧部による加圧圧力を変えて、前記第1圧力測定用の前記第1接続口に前記第2流路が接続されているか否かの確認を複数回行い、
前記接続チェックにおいて、
前記チェック部は、前記複数回の確認結果に応じて、前記第1圧力測定用の前記第1接続口に前記第2流路が接続されていると判定する、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項9】
前記第2流路と前記第3流路との少なくとも1部においては、流路断面積、流路長、流路壁厚さ、及び構成材料の少なくとも一つが異なる、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項10】
前記第2流路の一部に気体が密閉される、
請求項1に記載の処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、血液及び/又は体腔液を処理する処理システムに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
体腔液の1つである腹水における治療法として、患者から腹水を取り出し、当該腹水から細菌やがん細胞などの病因物質を除去し、アルブミンなどの有用成分を残した状態で濃縮し、当該濃縮液を体内に戻す腹水ろ過濃縮再静注法(Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy)がある。
【0003】
かかる治療法には、一般的に体腔液処理システムが用いられている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-13492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような体腔液処理システムやその他の血液処理システムにおいては、処理のたびに、各液体の流路となるチューブや各液体を貯留するためのバッグ、濃縮器や濾過器の交換を行う。処理システム本体に接続する部品や取り付け箇所が多く、交換作業は複雑である。特に、圧力測定部への流路の接続不良があると、処理システム本体が正しくチューブ内圧力を監視することができない。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、圧力測定部への流路の接続チェックを実行可能な処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
〔1〕
血液及び/又は体腔液を処理する処理システムであって、
濾過器と、
ポンプとバルブを含む加圧部と、
流路接続部と、
前記濾過器の排液出口と前記バルブとを接続する第0流路と、
前記バルブと前記流路接続部とを接続する第1流路と、
前記流路接続部と第1圧力測定用の第1接続口とを接続する第2流路と、
前記流路接続部と前記排液出口から流出する排液を貯留する排液部とを接続する第3流路と、
前記第1圧力測定用の第1接続口と前記第2流路との接続チェックを行うチェック部と、
前記第1圧力測定用の第1接続口に接続された前記第2流路の路内圧力を測定する第1圧力測定部と、
前記加圧部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記バルブを閉じた状態で前記第0流路に充填された液体を加圧した後に前記バルブを開くように前記加圧部を制御し、
前記チェック部は、前記第1圧力測定部により測定された前記バルブが開いたことにより加圧された前記第2流路の路内圧力に基づいて、前記接続チェックを行う、
処理システム。
〔2〕
前記第1圧力測定部は、前記バルブが閉塞状態から開放状態となるタイミングに基づいて、前記第2流路の路内圧力を測定する、
〔1〕に記載の処理システム。
〔3〕
前記第3流路に、密閉系の前記排液部が接続される、
〔1〕又は〔2〕に記載の処理システム。
〔4〕
前記接続チェックにおいて、
前記チェック部は、前記第1圧力測定部が測定する前記第2流路の路内圧力が規定値以上となる場合に、前記第1圧力測定用の前記第1接続口に前記第2流路が接続されていると判定する、
〔1〕~〔3〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔5〕
前記チェック部は、前記第1圧力測定部が測定する前記第2流路の前記加圧前後の路内圧力に基づいて、前記接続チェックを行う、
〔1〕~〔4〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔6〕
前記接続チェックにおいて、
前記チェック部は、前記第1圧力測定部が測定する前記第2流路の前記加圧前後の路内圧力の差が規定値以上となる場合に、前記第1圧力測定用の前記第1接続口に前記第2流路が接続されていると判定する、
〔1〕~〔5〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔7〕
前記接続チェックにおいて、
前記チェック部は、前記第1圧力測定部が測定する前記第2流路の路内圧力の測定、及び/又は、前記第1圧力測定部が測定する前記第2流路の前記加圧前後の路内圧力の差の測定を、複数回行い、複数回の測定結果に応じて、前記第1圧力測定用の前記第1接続口に前記第2流路が接続されていると判定する、
〔1〕~〔6〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔8〕
前記接続チェックの際に、
前記チェック部は、前記加圧部による加圧圧力を変えて、前記第1圧力測定用の前記第1接続口に前記第2流路が接続されているか否かの確認を複数回行い、
前記接続チェックにおいて、
前記チェック部は、前記複数回の確認結果に応じて、前記第1圧力測定用の前記第1接続口に前記第2流路が接続されていると判定する、
〔1〕~〔7〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔9〕
前記第2流路と前記第3流路との少なくとも1部においては、流路断面積、流路長、流路壁厚さ、及び構成材料の少なくとも一つが異なる、
〔1〕~〔8〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔10〕
前記第2流路の一部に気体が密閉される、
〔1〕~〔9〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔11〕
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、圧力測定部への流路の接続チェックを実行可能な処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の処理システムの一態様を表す概略図である。
本実施形態の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の情報処理装置の機能ブロック構成の一例を示す図である。
本実施形態の処理システムの他の態様を表す概略図である。
第0流路の路内圧力の変化を表す概略図である。
第2流路の路内圧力の変化を表す概略図である。
接続チェックのフローチャートの一例を示す。
接続チェックのフローチャートの他の例を示す。
処理バッグの一態様を示す正面図である。
処理済バッグの一態様を示す正面図である。
排液部の一態様を示す正面図である。
腹水採取ラインの一態様の概略図を示す。
流路14の一態様の概略図を示す。
流路45の一態様を示す図である。
図1Aにおける第0流路から下流部分の構成例を示す図である。
図1Dにおける第0流路から下流部分の構成例を示す図である。
図1Aにおける第4流路から下流部分の構成例を示す図である。
図1Dにおける第4流路から下流部分の構成例を示す図である。
処理システムの流路回路の部分拡大図
処理システムの流路回路の部分拡大図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右などの位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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