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公開番号2024177681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023095941
出願日2023-06-12
発明の名称エアゾール製品
出願人ホーユー株式会社
代理人弁理士法人雄渾
主分類A61K 8/86 20060101AFI20241217BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の課題は、低密度組成物及び高密度組成物を混合して使用するエアゾール製品において、毛髪への塗布時の馴染みや均一な塗布性に優れるエアゾール製品を提供することである。
【解決手段】上記課題を解決するために、低密度組成物及び高密度組成物を混合して使用するエアゾール製品であって、前記低密度組成物及び/又は前記高密度組成物は、(A)非イオン性界面活性剤及び(B)両性界面活性剤を含み、前記低密度組成物は、25℃における密度が0.01g/mL以上0.30g/mL以下であり、前記高密度組成物は、25℃における密度が0.30g/mL超1.5g/mL以下であることを特徴とする、エアゾール製品を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
低密度組成物及び高密度組成物を混合して使用するエアゾール製品であって、
前記低密度組成物及び/又は前記高密度組成物は、(A)非イオン性界面活性剤及び(B)両性界面活性剤を含み、
前記低密度組成物は、25℃における密度が0.01g/mL以上0.30g/mL以下であり、
前記高密度組成物は、25℃における密度が0.30g/mL超1.5g/mL以下であることを特徴とする、エアゾール製品。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記低密度組成物は、泡剤であり、前記高密度組成物は、クリーム剤であることを特徴とする、請求項1に記載のエアゾール製品。
【請求項3】
前記低密度組成物及び/又は前記高密度組成物は、(C)高級アルコールを含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のエアゾール製品。
【請求項4】
前記低密度組成物及び/又は前記高密度組成物は、(D)油性成分を含有し、
前記(D)油性成分(但し、前記(C)成分を除く。)の含有量が2.5質量%以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のエアゾール製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、低密度組成物及び高密度組成物を混合して使用するエアゾール製品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、2種類の吐出物を混合して使用するエアゾール製品が知られている。吐出物の性状としては、クリーム剤や、泡剤などがある。クリーム剤は、毛髪への密着性が高く、垂れ落ちにくいという利点がある一方、泡剤と比較すると毛髪への塗布性が劣り、均一に塗布しにくい傾向がある。また、泡剤は、毛髪への塗布性に優れるという利点がある一方、クリーム剤と比較すると毛髪への密着性が劣る傾向がある。これらの双方の利点を得るために、2種類の吐出物をクリーム剤と泡剤とするエアゾール製品が検討されている。
例えば、特許文献1では、2種のエアゾール組成物を吐出する2液型エアゾール製品であって、一方の吐出物が他方の吐出物により包囲された二重吐出物を形成し、包囲された内側吐出物が外側吐出物よりも密度が小さい2液型エアゾール製品が開示されている。また、特許文献2では、発泡性組成物が充填される第1容器と、粘性原液が充填される第2容器とを備えている容器本体と、前記第1容器内の発泡性組成物を取り出すための第1通路と、前記第2容器内の粘性原液を取り出すための第2通路とが形成され、容器本体に取り付けられるバルブ機構と、前記バルブ機構に取り付けられ、前記粘性原液が前記発泡性組成物の少なくとも一部を覆うように吐出するための吐出機構を有する吐出部材とを備える、2液吐出用エアゾール製品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-163658号公報
特開2017-001692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1、2に開示されている従来のエアゾール製品では、低密度組成物と高密度組成物とを混合することにより、高密度組成物の毛髪への密着性と、低密度組成物の毛髪への塗布性を合わせ持ったエアゾール製品を得ることができるものの、毛髪との馴染みが悪く、塗布時の操作性が悪いという問題がある。なお、本発明における「毛髪との馴染み」とは、頭髪全体への浸透しやすさのことである。さらには、従来のエアゾール製品では、塗布量にむらがあり、均一な塗布性においても不十分であるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の課題は、低密度組成物及び高密度組成物を混合して使用するエアゾール製品において、毛髪への塗布時の馴染みや均一な塗布性(以下、「均一塗布性」ともいう。)に優れるエアゾール製品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、低密度組成物及び高密度組成物を混合して使用するエアゾール製品において、低密度組成物及び/又は高密度組成物に、(A)非イオン性界面活性剤及び(B)両性界面活性剤を含むことにより、毛髪への馴染みや均一塗布性に優れるエアゾール製品が得られることを見出し、本発明を完成させた。
【0007】
上記課題を解決するための本発明のエアゾール製品は、低密度組成物及び高密度組成物を混合して使用するエアゾール製品であって、前記低密度組成物及び/又は前記高密度組成物は、(A)非イオン性界面活性剤及び(B)両性界面活性剤を含み、前記低密度組成物は、25℃における密度が0.01g/mL以上0.30g/mL以下であり、前記高密度組成物は、25℃における密度が0.30g/mL超1.5g/mL以下であることを特徴とするものである。
本発明のエアゾール製品によれば、毛髪への馴染みや均一塗布性に優れるエアゾール製品を提供することができる。
【0008】
また、本発明のエアゾール製品の一実施態様としては、低密度組成物は、泡剤であり、高密度組成物は、クリーム剤であることを特徴とするものである。
この特徴によれば、クリーム剤の有する毛髪への密着性と、泡剤の有する毛髪への塗布性を合わせ持ったエアゾール製品を提供することができる。
【0009】
また、本発明のエアゾール製品の一実施態様としては、低密度組成物及び/又は高密度組成物は、(C)高級アルコールを含有することを特徴とするものである。
この特徴によれば、均一塗布性において、特に優れるエアゾール製品を提供することができる。
【0010】
また、本発明のエアゾール製品の一実施態様としては、低密度組成物及び/又は高密度組成物は、(D)油性成分を含有し、低密度組成物及び高密度組成物を混合物における前記(D)油性成分(但し、(C)成分を除く。)の含有量が2.5質量%以上であることを特徴とするものである。
この特徴によれば、均一塗布性において、特に優れるエアゾール製品を提供することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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