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公開番号2024177596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-20
出願番号2021171609
出願日2021-10-20
発明の名称顔料水分散剤、顔料を水に分散させる方法、及び水性塗料
出願人株式会社ADEKA
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C09C 3/10 20060101AFI20241213BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】耐水性、耐候性などに優れた水性塗料を提供しうる顔料水分散剤を提供すること。
【解決手段】本発明は、(A)下記一般式(1)で表わされる反応性不飽和化合物の少なくとも1種と、(B)(A)成分以外の反応性不飽和化合物から選ばれる少なくとも1種とを、重合して得られる共重合体を含有する顔料水分散剤、顔料を水に分散させる方法、及び水性塗料である。
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(式中、R1は炭素原子数8~20の炭化水素基を表わし、A1及びA2はそれぞれ独立して炭素原子数2~4のアルキレン基を表わし、Lは、重合する際の反応性基であり、pは1~10の数を表わし、Xは水素原子又はイオン性親水基を表わし、mは15~50の数を表わし、nは0~100の数を表わす。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)下記一般式(1)で表わされる反応性不飽和化合物の少なくとも1種と、(B)(A)成分以外の反応性不飽和化合物から選ばれる少なくとも1種とを重合して得られる共重合体を含有する顔料水分散剤。
JPEG
2024177596000017.jpg
32
160
(式中、R

は炭素原子数8~20の炭化水素基を表わし、A

及びA

はそれぞれ独立して炭素原子数2~4のアルキレン基を表わし、Lは下記一般式(2)で表わされる基を表わし、pは1~10の数を表わし、Xは水素原子又はイオン性親水基を表わし、mは15~50の数を表わし、nは0~100の数を表わす。)
JPEG
2024177596000018.jpg
26
71
(式中、R

及びR

はそれぞれ独立して水素原子又はメチル基を表わし、sは0~12の数を表わす。)
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
(B)成分である反応性不飽和化合物が、アクリル酸、メタアクリル酸、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル及びスチレンからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の顔料水分散剤。
【請求項3】
(A)成分及び(B)成分の総質量に対して、(A)成分の含有量が、0.1~5質量%である、請求項1又は2に記載の顔料水分散剤。
【請求項4】
前記共重合体が、ポリマーエマルションの形態である、請求項1~3の何れか一項に記載の顔料水分散剤。
【請求項5】
前記顔料水分散剤が、無機顔料を水に分散させるために用いられる、請求項1~4の何れか一項に記載の顔料水分散剤。
【請求項6】
(A)下記一般式(1)で表わされる反応性不飽和化合物の少なくとも1種と、(B)(A)成分以外の反応性不飽和化合物の少なくとも1種とを重合して得られる共重合体を用いて顔料を水に分散させる方法。
JPEG
2024177596000019.jpg
34
160
(式中、R

は炭素原子数8~20の炭化水素基を表わし、A

及びA

はそれぞれ独立して炭素原子数2~4のアルキレン基を表わし、Lは下記一般式(2)で表わされる基を表わし、pは1~10の数を表わし、Xは水素原子又はイオン性親水基を表わし、mは15~50の数を表わし、nは0~100の数を表わす。)
JPEG
2024177596000020.jpg
26
72
(式中、R

及びR

は、それぞれ独立して水素原子又はメチル基を表わし、sは0~12の数を表わす。)
【請求項7】
請求項1~4の何れか一項に記載の顔料水分散剤と、顔料と、水とを含む、水性塗料。
【請求項8】
前記顔料が無機顔料である、請求項7に記載の水性塗料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顔料水分散剤に関し、詳しくは、特定の反応性不飽和化合物を重合して得られる共重合体を含有する顔料水分散剤、該顔料水分散剤を用いて顔料を水に分散させる方法、及び該顔料水分散剤を含む水性塗料に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
塗料は、建築物、自動車、鉄道等の車両、船舶、構造物、電気機械、金属製品、ガーデニング用品、家具、皮革、模型等、多様な用途で使用されており、近年は、環境問題の影響等によって、油性塗料から水性塗料に切り替わる傾向が高まりつつある。
【0003】
水性塗料は、水不溶性の顔料を水中に分散して製造されるため、分散不良により、塗料の保存安定性が不十分となったり、粗大粒子の発生により塗膜を形成した場合に、耐水性及び耐候性などが低下したりするという欠点があった。
【0004】
粗大粒子の発生を低減でき、顔料等の経時的な沈降を防止可能な水性顔料分散液としては、例えば少なくともアニオン性基を有する樹脂、顔料、及び塩基性化合物を含む混合物を閉鎖系の混練装置で混練し、固体若しくは半固体状の混練物を用いた水性顔料分散液が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、これまでに知られた顔料を水に分散させる方法を用いた場合には、顔料の分散液により形成された塗膜の耐水性及び耐候性が十分ではなかった。
【0006】
また、特許文献2などには、特定の反応性界面活性剤(反応性不飽和化合物)が提案されているが、これを用いて顔料を水に分散させる方法に関しては示唆されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2003-226832号公報
特開2006-75808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明が解決しようとする課題は、耐水性及び耐候性に優れた水性塗料を提供しうる顔料水分散体を提供するための、顔料水分散剤を提供すること、さらに、顔料を水に分散させる方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで本発明者等は鋭意検討し、親水性基を有する特定の反応性不飽和化合物とその他の反応性不飽和化合物より得られる共重合体を含む顔料水分散剤を用いて顔料を水に分散させた顔料水分散体が、塗膜の耐水性及び耐候性などの性能に優れた水性塗料を提供しうることを見出し、本発明に到達した。
【0010】
即ち、本発明は、(A)下記一般式(1)で表わされる反応性不飽和化合物の少なくとも1種と、(B)(A)成分以外の反応性不飽和化合物から選ばれる少なくとも1種とを重合して得られる共重合体を含有する顔料水分散剤を提供するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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