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公開番号2024176820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095640
出願日2023-06-09
発明の名称コネクタおよび雌端子
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/11 20060101AFI20241212BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ハウジングの内部における雌端子の変位を抑制できるコネクタおよび雌端子を提供する。
【解決手段】コネクタC1は、雌端子31とハウジング30とを備える。雌端子31は、第1筒状部を有する第1周壁40と、第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁50と、第1筒状部と第2筒状部とにより構成される筒状接続部とを有する。雌端子31は、第1筒状部の第1内面と第2筒状部の第2内面との離隔距離を制限する巻き押え部90と、第2周壁50の外面から突出する凸部55とを有する。巻き押え部90は、第1周壁40から第2周壁50の端縁を内部に抱え込みつつ折り返されるとともに、第2周壁50の外面に接触されている。巻き押え部90と凸部55とは、Z軸に沿った同一直線上に並んで設けられている。ハウジング30は、巻き押え部90と凸部55とが内部に挿入される溝状の収容部123を有する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
雌端子と、前記雌端子を保持するハウジングと、を備え、
前記雌端子は、
第1筒状部を有する第1周壁と、
前記第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁と、
前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、
前記第1筒状部の第1内面と前記第2筒状部の第2内面との離隔距離を制限する巻き押え部と、
前記第2周壁の外面から突出する凸部と、を有し、
前記巻き押え部は、前記第1周壁と一体に形成されており、
前記巻き押え部は、前記第1周壁から前記第2周壁の端縁を内部に抱え込みつつ折り返されるとともに、前記第2周壁の外面に接触されており、
前記巻き押え部と前記凸部とは、第1軸に沿った同一直線上に並んで設けられており、
前記ハウジングは、前記巻き押え部と前記凸部とが内部に挿入される溝状の収容部を有する、コネクタ。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1周壁は、第1方向に沿って延びる帯状に形成されており、
前記第2周壁は、前記第1方向に沿って延びる帯状に形成されており、
前記第1内面は、前記第1方向と交差する第2方向に向く面であり、
前記第2内面は、前記第2方向の反対方向である第2反対方向に向く面であり、
前記第2周壁の外面は、前記第2方向に向く面であり、
前記筒状接続部の軸方向は、前記第1方向および前記第2方向の両方と交差する第3方向に沿って延びており、
前記巻き押え部は、前記第1周壁の前記第3方向の端面から前記第2周壁の前記第3方向の端面を内部に抱え込みつつ折り返されており、
前記凸部は、前記第3方向から見た平面視において、前記巻き押え部と重なるように設けられており、
前記凸部は、前記第2周壁の外面から前記第2方向に向かって突出している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第2周壁の外面からの前記凸部の第1突出量は、前記第2周壁の外面からの前記巻き押え部の第2突出量と等しい、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記雌端子を内部に収容するハウジング本体と、前記ハウジング本体に取り付けられるリテーナと、を有し、
前記リテーナは、前記ハウジング本体の内部に挿入されるとともに前記雌端子の移動を規制する規制部を有し、
前記規制部は、前記収容部を有する、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記規制部は、前記第1方向において前記凸部と係合する係合壁を有する、請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記雌端子は、前記第1周壁と前記第2周壁とを連結する連結部を更に有し、
前記連結部は、前記第1周壁と一体に形成されるとともに、前記第2周壁と一体に形成されている、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記連結部は、前記第1周壁のうち前記第3方向の反対方向である第3反対方向の端面から前記第2周壁のうち前記第3反対方向の端面に向かって前記第2方向に延びるように形成されており、
前記連結部は、前記第3方向から見た平面視において、前記巻き押え部と重なるように設けられている、請求項6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記雌端子は、前記第1周壁の前記第1方向の端部に設けられた保護部を更に有し、
前記保護部は、前記第1周壁と一体に形成されており、
前記保護部は、前記第1周壁の前記第1方向の端部から前記第2周壁の前記第1方向の端部を内部に配置しつつ折り返されるように形成されており、
前記保護部は、前記第2方向において前記第2周壁の前記第1方向の端部と対向して設けられた保護壁を有し、
前記保護壁は、前記第2周壁の前記第1方向の端部と離隔して設けられている、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記巻き押え部は、前記第1周壁のうち前記第1方向の反対方向である第1反対方向の端部に設けられており、
前記凸部は、前記第2周壁のうち前記第1反対方向の端部に設けられており、
前記筒状接続部は、前記第1方向において、前記巻き押え部と前記保護部との中間位置に設けられている、請求項8に記載のコネクタ。
【請求項10】
第1筒状部を有する第1周壁と、
前記第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁と、
前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、
前記第1筒状部の第1内面と前記第2筒状部の第2内面との離隔距離を制限する巻き押え部と、
前記第2周壁の外面から突出する凸部と、を備え、
前記巻き押え部は、前記第1周壁と一体に形成されており、
前記巻き押え部は、前記第1周壁から前記第2周壁の端縁を内部に抱え込みつつ折り返されるとともに、前記第2周壁の外面に接触されており、
前記巻き押え部と前記凸部とは、第1軸に沿った同一直線上に並んで設けられている、雌端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタおよび雌端子に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されるコネクタとしては、ハウジングと、ハウジングに保持された雌端子とを備えるものが知られている。雌端子の筒状接続部には、雄端子の柱状接続部が挿入されるとともに、柱状接続部が電気的に接続される。この種の雌端子は、コイルばね等の付勢部材による付勢力を利用して、雄端子の柱状接続部に対する接触圧力を安定して確保している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-28903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記コネクタにおいては、ハウジングの内部における雌端子の変位を抑制することが望まれている。
本開示の目的は、ハウジングの内部における雌端子の変位を抑制できるコネクタおよび雌端子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のコネクタは、雌端子と、前記雌端子を保持するハウジングと、を備え、前記雌端子は、第1筒状部を有する第1周壁と、前記第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁と、前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、前記第1筒状部の第1内面と前記第2筒状部の第2内面との離隔距離を制限する巻き押え部と、前記第2周壁の外面から突出する凸部と、を有し、前記巻き押え部は、前記第1周壁と一体に形成されており、前記巻き押え部は、前記第1周壁から前記第2周壁の端縁を内部に抱え込みつつ折り返されるとともに、前記第2周壁の外面に接触されており、前記巻き押え部と前記凸部とは、第1軸に沿った同一直線上に並んで設けられており、前記ハウジングは、前記巻き押え部と前記凸部とが内部に挿入される溝状の収容部を有する。
【発明の効果】
【0006】
本開示のコネクタおよび雌端子によれば、ハウジングの内部における雌端子の変位を抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す斜視図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図3は、一実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図4は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す斜視図である。
図5は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す平面図である。
図6は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す平面図である。
図7は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図5および図6における7-7線断面図)である。
図8は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図5および図6における8-8線断面図)である。
図9は、一実施形態の雌端子を示す断面図(図5および図6における9-9線断面図)である。
図10は、一実施形態の雌端子を示す断面図(図9における10-10線断面図)である。
図11は、一実施形態の雌端子を示す断面斜視図である。
図12は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す分解斜視図である。
図13は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す平面図である。
図14は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図13における14-14線断面図)である。
図15は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図14における15-15線断面図)である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタは、雌端子と、前記雌端子を保持するハウジングと、を備え、前記雌端子は、第1筒状部を有する第1周壁と、前記第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁と、前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、前記第1筒状部の第1内面と前記第2筒状部の第2内面との離隔距離を制限する巻き押え部と、前記第2周壁の外面から突出する凸部と、を有し、前記巻き押え部は、前記第1周壁と一体に形成されており、前記巻き押え部は、前記第1周壁から前記第2周壁の端縁を内部に抱え込みつつ折り返されるとともに、前記第2周壁の外面に接触されており、前記巻き押え部と前記凸部とは、第1軸に沿った同一直線上に並んで設けられており、前記ハウジングは、前記巻き押え部と前記凸部とが内部に挿入される溝状の収容部を有する。
【0009】
この構成によれば、ハウジングが有する収容部の内部に、雌端子の巻き押え部と凸部とが挿入される。ここで、巻き押え部は、第1周壁から折り返されて第2周壁の外面に接触されている。このため、巻き押え部は、第2周壁の外面よりも外方に突出している。このような巻き押え部が収容部の内部に収容されると、雌端子のうち巻き押え部が形成されていない部分と収容部の内面との間に大きな隙間が生じる場合がある。このような隙間が生じると、収容部の内部において雌端子が変位しやすくなるという問題が発生する。これに対し、上記構成では、第2周壁の外面から突出する凸部を、巻き押え部と同一直線上に並んで設けるようにした。この凸部を設けたことにより、雌端子のうち巻き押え部が形成されていない部分と収容部の内面との間の隙間を小さくすることができる。これによって、収容部の内部において雌端子が変位することを好適に抑制できる。ひいては、ハウジングの内部における雌端子の変位を好適に抑制できる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記第1周壁は、第1方向に沿って延びる帯状に形成されており、前記第2周壁は、前記第1方向に沿って延びる帯状に形成されており、前記第1内面は、前記第1方向と交差する第2方向に向く面であり、前記第2内面は、前記第2方向の反対方向である第2反対方向に向く面であり、前記第2周壁の外面は、前記第2方向に向く面であり、前記筒状接続部の軸方向は、前記第1方向および前記第2方向の両方と交差する第3方向に沿って延びており、前記巻き押え部は、前記第1周壁の前記第3方向の端面から前記第2周壁の前記第3方向の端面を内部に抱え込みつつ折り返されており、前記凸部は、前記第3方向から見た平面視において、前記巻き押え部と重なるように設けられており、前記凸部は、前記第2周壁の外面から前記第2方向に向かって突出していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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