TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024176406
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094911
出願日
2023-06-08
発明の名称
生育状態推定装置、植物管理システム、生育状態推定方法、及びプログラム
出願人
横河電機株式会社
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
A01G
7/00 20060101AFI20241212BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】作業者の熟練度などによらずに植物の生育状態を把握できることが望まれている。
【解決手段】生育状態推定装置は、植物の葉の張りに関する複数の指標を取得する取得部を備えてよい。生育状態推定装置は、前記植物の葉の張りに関する複数の指標と植物の生育状態との関係を示す関係情報と、前記取得部により取得された前記複数の指標とに基づいて、前記植物の生育状態を推定する推定部を備えてよい。前記複数の指標は、葉の硬さ、葉の厚み、葉脈の密度、茎の太さ、葉の色、葉脈の色、葉形、葉の大きさ、葉序、及び葉の着生角度のうちの少なくとも2つを含でよい。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
植物の葉の張りに関する複数の指標を取得する取得部と、
前記植物の葉の張りに関する複数の指標と植物の生育状態との関係を示す関係情報と、前記取得部により取得された前記複数の指標とに基づいて、前記植物の生育状態を推定する推定部と
を備える生育状態推定装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記推定部は、前記複数の指標を説明変数として、前記植物の生育状態を目的変数とする学習済み予測モデルに基づいて、前記植物の生育状態を推定する、請求項1に記載の生育状態推定装置。
【請求項3】
前記複数の指標は、葉の硬さ、葉の厚み、葉脈の密度、茎の太さ、葉の色、葉脈の色、葉形、葉の大きさ、葉序、及び葉の着生角度のうちの少なくとも2つを含む、請求項1に記載の生育状態推定装置。
【請求項4】
前記取得部は、
硬度計による測定結果に基づく葉の硬さを取得し、
厚み計測器による測定結果に基づく葉の厚みを取得し、
厚み計測器による測定結果または撮像装置により撮像された前記植物の画像の画像解析の結果に基づく茎の太さを取得し、または
撮像装置により撮像された前記植物の画像の画像解析の結果に基づく葉脈の密度、葉の色、葉脈の色、葉形、葉の大きさ、葉序、及び葉の着生角度の少なくとも1つを取得する、請求項3に記載の生育状態推定装置。
【請求項5】
請求項1から4の何れか1つに記載の生育状態推定装置と、
前記推定部による前記植物の生育状態の推定結果に応じた予め定められた条件に従って、前記植物が栽培されている植物工場内の環境を制御する環境制御設備を制御する環境制御部と
を備える植物管理システム。
【請求項6】
前記予め定められた条件は、前記植物の生育状態と、培地の含水量、電気伝導度、水素イオン指数、前記植物の周囲の温度、湿度、前記植物に照射される光量、及び二酸化炭素濃度の少なくとも1つとの関係を示し、
前記環境制御部は、前記予め定められた条件に従って、前記環境制御設備を制御することで、培地の含水量、電気伝導度、水素イオン指数、前記植物の周囲の温度、湿度、前記植物に照射される光量、及び二酸化炭素濃度の少なくとも1つを調整する、請求項5に記載の植物管理システム。
【請求項7】
前記複数の指標は、葉の硬さ、葉の厚み、葉脈の密度、茎の太さ、葉の色、葉脈の色、葉形、葉の大きさ、葉序、及び葉の着生角度のうちの少なくとも2つを含み、
前記取得部は、
硬度計による測定結果に基づく葉の硬さを取得し、
厚み計測器による測定結果に基づく葉の厚みを取得し、
厚み計測器による測定結果または撮像装置により撮像された前記植物の画像の画像解析の結果に基づく茎の太さを取得し、または
前記植物の画像の画像解析の結果に基づく葉脈の密度、葉の色、葉脈の色、葉形、葉の大きさ、葉序、及び葉の着生角度の少なくとも1つを取得し、
前記植物管理システムは、
前記硬度計、前記厚み計測器、及び前記撮像装置の少なくとも1つを保持するアームを備える移動体を前記植物工場内で移動させて、前記硬度計、前記厚み計測器、及び前記撮像装置の少なくとも1つに前記植物の前記複数の指標に関する測定を実行させる移動体制御部をさらに備える、請求項5に記載の植物管理システム。
【請求項8】
前記環境制御設備は、前記植物に肥料成分を含む養液を供給する養液供給設備を含み、
前記環境制御部は、前記推定部により推定された前記植物の生育状態が、予め定められた生育状態となるように、前記養液供給設備により前記植物に供給される養液の肥料濃度を調整する、請求項5に記載の植物管理システム。
【請求項9】
前記環境制御設備は、前記植物が栽培されている培地に水分を供給する潅水設備を含み、
前記環境制御部は、前記推定部により推定された前記植物の生育状態が、予め定められた生育状態となるように、前記潅水設備による前記培地への潅水量を調整する、請求項5に記載の植物管理システム。
【請求項10】
前記環境制御設備は、前記植物に人工光を照射する光源を有する光源設備を含み、
前記環境制御部は、前記推定部により推定された前記植物の生育状態が、予め定められた生育状態となるように、前記光源設備により前記植物へ照射される光量及び照射時間を調整する、請求項5に記載の植物管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生育状態推定装置、植物管理システム、生育状態推定方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、摘果前の画像データと摘果後の画像データから学習データを生成し、未知の摘果前の農作物を示す未知画像データを入力して、学習した学習モデルにより摘果対象物を推定することが記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2022-114418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
作業者の熟練度などによらずに植物の生育状態を把握できることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一態様に係る生育状態推定装置は、植物の葉の張りに関する複数の指標を取得する取得部を備えてよい。前記生育状態推定装置は、前記植物の葉の張りに関する複数の指標と植物の生育状態との関係を示す関係情報と、前記取得部により取得された前記複数の指標とに基づいて、前記植物の生育状態を推定する推定部を備えてよい。
【0005】
前記生育状態推定装置において、前記推定部は、前記複数の指標を説明変数として、前記植物の生育状態を目的変数とする学習済み予測モデルに基づいて、前記植物の生育状態を推定してよい。
【0006】
いずれかの前記生育状態推定装置において、前記複数の指標は、葉の硬さ、葉の厚み、葉脈の密度、茎の太さ、葉の色、葉脈の色、葉形、葉の大きさ、葉序、及び葉の着生角度のうちの少なくとも2つを含でよい。
【0007】
いずれかの前記生育状態推定装置において、前記取得部は、硬度計による測定結果に基づく葉の硬さを取得してよい。前記取得部は、厚み計測器による測定結果に基づく葉の厚みを取得してよい。前記取得部は、厚み計測器による測定結果または撮像装置により撮像された前記植物の画像の画像解析の結果に基づく茎の太さを取得してよい。または、前記取得部は、撮像装置により撮像された前記植物の画像の画像解析の結果に基づく葉脈の密度、葉の色、葉脈の色、葉形、葉の大きさ、葉序、及び葉の着生角度の少なくとも1つを取得してよい。
【0008】
本発明の一態様に係る植物管理システムは、いずれかの前記生育状態推定装置と、前記推定部による前記植物の生育状態の推定結果に応じた予め定められた条件に従って、前記植物が栽培されている植物工場内の環境を制御する環境制御設備を制御する環境制御部とを備えてよい。
【0009】
前記植物管理システムにおいて、前記予め定められた条件は、前記植物の生育状態と、培地の含水量、電気伝導度、水素イオン指数、前記植物の周囲の温度、湿度、前記植物に照射される光量、及び二酸化炭素濃度の少なくとも1つとの関係を示してよい。前記環境制御部は、前記予め定められた条件に従って、前記環境制御設備を制御することで、培地の含水量、電気伝導度、水素イオン指数、前記植物の周囲の温度、湿度、前記植物に照射される光量、及び二酸化炭素濃度の少なくとも1つを調整してよい。
【0010】
いずれかの前記植物管理システムにおいて、前記複数の指標は、葉の硬さ、葉の厚み、葉脈の密度、茎の太さ、葉の色、葉脈の色、葉形、葉の大きさ、葉序、及び葉の着生角度のうちの少なくとも2つを含でよい。前記取得部は、硬度計による測定結果に基づく葉の硬さを取得してよい。前記取得部は、厚み計測器による測定結果に基づく葉の厚みを取得してよい。前記取得部は、厚み計測器による測定結果または撮像装置により撮像された前記植物の画像の画像解析の結果に基づく茎の太さを取得してよい。または、前記取得部は、撮像装置により撮像された前記植物の画像の画像解析の結果に基づく葉脈の密度、葉の色、葉脈の色、葉形、葉の大きさ、葉序、及び葉の着生角度の少なくとも1つを取得してよい。前記植物管理システムは、前記硬度計、前記厚み計測器、及び前記撮像装置の少なくとも1つを保持するアームを備える移動体を前記植物工場内で移動させて、前記硬度計、前記厚み計測器、及び前記撮像装置の少なくとも1つに前記植物の前記複数の指標に関する測定を実行させる移動体制御部をさらに備えてよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
横河電機株式会社
情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム
3日前
横河電機株式会社
生育状態推定装置、植物管理システム、生育状態推定方法、及びプログラム
3日前
横河電機株式会社
マルチセル型電解槽の状態を監視する方法、装置、及びコンピュータプログラム
5日前
個人
草抜き機
10日前
個人
柄杓じょうろ
1か月前
個人
動物撃退装置
10日前
個人
ペット用リード
1か月前
井関農機株式会社
作業機
1か月前
個人
動物用トイレ
24日前
株式会社シマノ
釣竿
24日前
個人
植物の栽培管理システム
1か月前
個人
集積ゴミ用保護網
17日前
個人
蔬菜栽培器
10日前
個人
回転式草刈刃
10日前
個人
養殖システム
1か月前
株式会社ウエ・ルコ
ダニ捕獲器
1か月前
株式会社共和
果実回し具
1か月前
東都興業株式会社
支持部材
24日前
個人
タケノコの多収栽培法
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
10日前
株式会社大貴
動物用トイレ
1か月前
株式会社広瀬
植物の育成方法
3日前
株式会社土と野菜
芝生マット
16日前
井関農機株式会社
営農管理システム
16日前
松山株式会社
農作業機
17日前
松山株式会社
農作業機
18日前
株式会社クボタ
水分量測定装置
16日前
株式会社クボタ
水分量測定装置
16日前
伊東電機株式会社
植物栽培装置
1か月前
個人
魚介類養殖システム
1か月前
株式会社シマノ
魚釣用電動リール
10日前
株式会社ミラミラ
愛犬被服用型紙
10日前
マコー株式会社
水生生物育成装置
1か月前
中国電力株式会社
蜂の巣除去装置
18日前
東京都公立大学法人
摘み取り装置
3日前
続きを見る
他の特許を見る