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公開番号
2024176402
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094907
出願日
2023-06-08
発明の名称
ガス発生器
出願人
日本化薬株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B60R
21/264 20060101AFI20241212BHJP(車両一般)
要約
【課題】樹脂成形部からなる保持部を備えるガス発生器において、保持部の成形に用いられる型の耐久性の向上を図る。
【解決手段】ガス発生器1は、ハウジングと点火器40と保持部30と雄型コネクタ130とを備える。点火器40を保持する保持部30は、ハウジングの底板部の外面に固着した外側被覆部を含む樹脂成形部からなる。外側被覆部は、凹状部35を含む雌型コネクタ34を有する。雄型コネクタ130は、凹状部35に差し込まれる部分の周面に係止突起136を含む。凹状部35は、内周面に係止凹部35a1を含み、内底面が平面状である。雌型コネクタ34の外部に露出する露出表面でありかつ凹状部35を取り囲むように位置する軸方向端面34aに、雄型コネクタ130の凹状部35への差し込み方向と直交する方向における雄型コネクタ130の向きを規制する向き規制用突起37が設けられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
天板部および底板部と、ガス噴出口が設けられた筒状の周壁部とを含み、ガス発生剤が収容された燃焼室を内部に有するハウジングと、
前記ガス発生剤を燃焼させるための点火薬が装填された点火部、および、当該点火部に接続された端子ピンを有する点火器と、
前記底板部に設けられ、前記点火器を保持する保持部と、
前記点火器に接続される雄型コネクタとを備え、
前記底板部は、前記天板部側に向けて突設されるとともに、前記天板部側の端部に棚板部が設けられてなる突状筒部を有し、
前記棚板部には、開口部が設けられ、
前記点火器は、前記点火部が前記棚板部よりも前記天板部側に位置しかつ前記端子ピンが前記開口部に挿通された状態で前記保持部によって保持されることにより、前記底板部に対して組付けられ、
前記保持部は、前記開口部を閉塞するとともに、前記底板部の内面および外面の各々の少なくとも一部を覆う樹脂成形部からなり、
前記樹脂成形部は、前記点火部に固着するとともに、前記開口部に隣接する部分の前記底板部の前記内面に固着した内側被覆部と、前記突状筒部を規定する部分の前記底板部の前記外面に固着した外側被覆部とを含み、
前記外側被覆部は、前記突状筒部の軸方向に沿って外部に向けて露出する凹状部を含む雌型コネクタを有し、
前記雄型コネクタは、前記凹状部に対して差し込み可能であり、
前記雄型コネクタの前記凹状部に差し込まれる部分の周面には、係止突起が設けられ、
前記凹状部の内周面には、前記係止突起を係止可能な係止凹部が設けられ、
前記凹状部の内底面は、平面状であり、
前記雌型コネクタのうちの外部に向けて露出する露出表面であってかつ前記凹状部を取り囲むように位置する軸方向端面に、前記雄型コネクタの前記凹状部への差し込み方向と直交する方向における前記雄型コネクタの向きを規制するための向き規制用突起が設けられている、ガス発生器。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記雄型コネクタは、当該雄型コネクタが前記凹状部に差し込まれた状態において前記雌型コネクタの前記軸方向端面の一部に対して対向する対向部を有し、
前記端子ピンは、一対のピンである第1ピンおよび第2ピンからなり、
前記雄型コネクタは、前記一対のピンの各々を受け入れ可能な一対の第1端子刃および第2端子刃からなり、
前記第1端子刃に前記第1ピンが対応しかつ前記第2端子刃に前記第2ピンが対応した向きで前記雄型コネクタが前記凹状部に差し込まれる場合に、前記向き規制用突起が前記対向部に干渉しないことにより、前記雄型コネクタの前記凹状部に対する差し込みが可能になり、
前記第1端子刃に前記第2ピンが対応しかつ前記第2端子刃に前記第1ピンが対応した向きで前記雄型コネクタが前記凹状部に差し込まれる場合に、前記向き規制用突起が前記対向部に干渉することにより、前記雄型コネクタの前記凹状部に対する差し込みが不能となる、請求項1に記載のガス発生器。
【請求項3】
前記雌型コネクタの前記軸方向端面のうち、前記向き規制用突起が設けられた部分と異なる位置に一対の回転防止用突起が設けられ、
前記第1端子刃に前記第1ピンが対応しかつ前記第2端子刃に前記第2ピンが対応した向きで前記雄型コネクタが前記凹状部に差し込まれる際に、前記一対の回転防止用突起が前記対向部を挟み込むように位置することで前記雄型コネクタの回転を防止する、請求項2に記載のガス発生器。
【請求項4】
前記雄型コネクタが前記凹状部に差し込まれた状態において、前記雌型コネクタと前記雄型コネクタとによって挟み込まれることで圧縮し、これにより前記雌型コネクタと前記雄型コネクタとの間に生じる隙間を埋めることで前記凹状部の内部の空間を外部に対して液密に封止する弾性部材からなるシール部が、前記雄型コネクタに設けられている、請求項1から3のいずれかに記載のガス発生器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等に装備される乗員保護装置としてのエアバッグ装置に組み込まれるガス発生器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の乗員の保護の観点から、乗員保護装置であるエアバッグ装置が普及している。エアバッグ装置は、車両等衝突時に生じる衝撃から乗員を保護する目的で装備されるものであり、車両等衝突時に瞬時にエアバッグを膨張および展開させることにより、エアバッグがクッションとなって乗員の体を受け止めるものである。
【0003】
ガス発生器は、このエアバッグ装置に組み込まれ、車両等衝突時にコントロールユニットからの通電によって点火器を着火し、点火器において生じる火炎によりガス発生剤を燃焼させて多量のガスを瞬時に発生させ、これによりエアバッグを膨張および展開させる機器である。点火器としては、ガス発生器が有する樹脂成形部としての保持部によって保持されるものがある。
【0004】
コントロールユニットからの点火器への通電は、たとえば、点火器とコントロールユニットとを結線するためのハーネスの雄型コネクタが、保持部に設けられた有底略円筒状の雌型コネクタの部位に差し込まれることで点火器の端子ピンに接続されることによって実現される。このような通電方法が採用された文献としては、たとえば特開2017-185907号公報(特許文献1)等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-185907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ガス発生器においては、雄型コネクタの周面に設けられた係止突起を、雌型コネクタの内周面に設けられた係止凹部に係止させるいわゆるスナップフィットにより、差し込まれた雄型コネクタを雌型コネクタにて保持する組付構造が採用される場合がある。
【0007】
このようにアンダーカットとしての係止凹部が設けられた雌型コネクタを備える保持部を射出成形によって製造する場合には、射出成形された保持部を型から取り出す際に、型に設けられた可動部をアンダーカットから移動させることが必要になる。
【0008】
ここで、雌型コネクタの内周面以外の部分にも他の形状が付与された場合、たとえば、雌型コネクタの内底面に突部が設けられた場合には、型の構成上、可動部の一部が他の部分に比して薄肉化されてしまうことになる。そのため、これに対して何らの手当ても行なわない場合には、型の強度を十分に担保できないという問題が生じてしまうことになる。
【0009】
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、樹脂成形部からなる保持部を備えてなるガス発生器において、保持部の成形に用いられる型の耐久性の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に基づくガス発生器は、ハウジングと、点火器と、保持部と、雄型コネクタとを備えている。上記ハウジングは、天板部および底板部と、ガス噴出口が設けられた筒状の周壁部とを含み、ガス発生剤が収容された燃焼室を内部に有している。上記点火器は、上記ガス発生剤を燃焼させるための点火薬が装填された点火部、および、当該点火部に接続された端子ピンを有している。上記保持部は、上記底板部に設けられ、上記点火器を保持する。上記雄型コネクタは、上記点火器に接続される。上記底板部は、上記天板部側に向けて突設されるとともに、上記天板部側の端部に棚板部が設けられてなる突状筒部を有している。上記棚板部には、開口部が設けられている。上記点火器は、上記点火部が上記棚板部よりも上記天板部側に位置しかつ上記端子ピンが上記開口部に挿通された状態で上記保持部によって保持されることにより、上記底板部に対して組付けられている。上記保持部は、上記開口部を閉塞するとともに、上記底板部の内面および外面の各々の少なくとも一部を覆う樹脂成形部からなる。上記樹脂成形部は、上記点火部に固着するとともに、上記開口部に隣接する部分の上記底板部の上記内面に固着した内側被覆部と、上記突状筒部を規定する部分の上記底板部の上記外面に固着した外側被覆部とを含んでいる。上記外側被覆部は、上記突状筒部の軸方向に沿って外部に向けて露出する凹状部を含む雌型コネクタを有している。上記雄型コネクタは、上記凹状部に対して差し込み可能である。上記雄型コネクタの上記凹状部に差し込まれる部分の周面には、係止突起が設けられている。上記凹状部の内周面には、上記係止突起を係止可能な係止凹部が設けられている。上記凹状部の内底面は、平面状である。上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記雌型コネクタのうちの外部に向けて露出する露出表面であってかつ上記凹状部を取り囲むように位置する軸方向端面に、上記雄型コネクタの上記凹状部への差し込み方向と直交する方向における上記雄型コネクタの向きを規制するための向き規制用突起が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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